かつて一大ブームを巻き起こしたスキーやスノーボードですが、1990年代以降ゲレンデから足が遠のいたという方も少なくありません。現在のスキー場には、果たして10代・20代の若者はいるのでしょうか。この記事では、近年のスキー・スノーボード事情や、実際にどのような層が楽しんでいるのかを分かりやすく整理します。
現在のスキー場に若者はいるのか
結論から言うと、スキー場には今でも10代・20代の若者は一定数います。ただし、1990年代のように「若者が大多数」という状況ではなく、年齢層はかなり幅広くなっています。
特に目立つのは、大学生グループや20代前半の友人同士、カップルです。SNS映えを意識した写真撮影や、旅行の一環としてゲレンデを訪れる若者が増えており、スノーボードを中心に若年層の支持は続いています。
今スキー・スノボを楽しんでいる主な年齢層
現在のスキー場では、20代から40代が中心層となりつつ、ファミリー層や50代以上のベテランスキーヤーも多く見られます。かつてスキー・スノボを楽しんでいた世代が、子どもを連れて再びゲレンデに戻ってきているケースも増えています。
また、10代については部活動や学校行事、修学旅行の一環としてスキー場を訪れるケースが多く、個人で頻繁に通う層はやや少なめという印象です。
お金と時間が必要というイメージは今も正しいか
スキー・スノーボードは、リフト券、交通費、宿泊費、レンタル代などがかかるため、「お金と時間に余裕がある人の趣味」というイメージは現在も一定程度当てはまります。
一方で、日帰り可能な近郊スキー場や、学割・若者向けパック、レンタル込みプランなども充実しており、工夫次第で以前よりも手軽に楽しめる環境は整っています。特に若者向けには、夜行バス+リフト券セットなどの低価格プランが人気です。
スキー・スノボが再評価されている理由
近年、スキー・スノーボードは「旅行×体験型スポーツ」として再評価されています。雪景色の中で非日常を味わえる点や、温泉・グルメと組み合わせた楽しみ方が、若者にも新鮮に映っています。
さらに、SNSや動画配信サービスを通じて、海外リゾートやパークライディングの映像が広まり、「一度はやってみたい」と感じる若年層が増えていることも要因の一つです。
昔との違い:ブームから定着へ
1990年代は大規模なブームによってスキー場が若者で溢れていましたが、現在はブームというより「定着した趣味」へと変化しています。そのため、派手さは減ったものの、本当に雪山を楽しみたい人が集まる落ち着いた雰囲気になっています。
この変化により、初心者から上級者まで、それぞれのスタイルで楽しめる環境が整い、年齢を問わず長く続けられるレジャーとして根付いています。
まとめ:今のスキー場は多世代が楽しむ場所
現在のスキー・スノーボードは、10代・20代の若者も確かに存在しますが、中心は20代後半から40代、そしてファミリー層へと広がっています。お金や時間がある程度必要な点は変わりませんが、工夫次第で若者でも十分に楽しめる環境が整っています。
かつてのブームを知る世代が再び戻り、若者が新鮮な体験として楽しむ今のスキー場は、世代を超えて楽しめるレジャーとして進化しています。久しぶりに雪山を訪れてみると、当時とは違った魅力を感じられるかもしれません。


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