高校ラグビーの試合中にラインアウトの直前・直後で選手が動き出せるタイミングについて疑問を感じる人は多いでしょう。例えば山の手対松山聖陵の試合で、ラインアウトに参加していない8番がボール獲得前に走り込んでいたように見える場面を目にすると、ルール上どうなっているのか気になるものです。
ラインアウトとはどんな場面か
ラインアウトは、ボールがタッチライン(サイドライン)を割った際にプレーを再開するためのセットプレーです。各チームの選手が一定の位置に並び、スローイングでボールが投入され、その後ボールをめぐって競り合います。[参照]
この間、ラインアウトに参加していない選手はオフサイドライン(タッチライン後方10m)より前に出てはならず、プレー再開後に前進する必要があります。[参照]
いつラインアウトが“終了”するのか
ラグビーのルールでは、ラインアウトが終了するのはボールが投げ入れられて競技が通常の状態に入ったときです。具体的には、ボールがキャッチされたり、ラックやモールが形成されてプレーが進んだときなどが該当します。[参照]
そのため、ボールを投げ入れる前やキャッチされるまでの間に参加していない選手が前に出て走り込むのはオフサイドとなる可能性がありますが、実際の試合では素早い動き出しや密集形成に向けてタイミングを計ることが見られます。[参照]
ラインアウト後の動き出しのルール
World Rugbyのルールでは、ボールがラインアウトで投げ込まれた後、ラインアウトに参加していない選手はオフサイドライン(通常はラインアウトのタッチ地点から10m後方)より前に出ることができます。また、ボールが投げ入れられた後であれば、ラインアウトの列から離れることが認められる状況もあります。[参照]
実際には、背番号8のようにラインアウト列の外から走り込むプレーは、ボールが投げ入れられた瞬間からタイミングを合わせて前進している可能性があり、聖陵対山の手戦などで見られた動きもルール上大きな問題ではないと考えられます。
プレー観戦で知っておきたい注意点
観戦中に、ボールが投げ入れられる前に選手が前に出ているように見えても、実際はボールが入る直前のタイミングでルール上許容されている範囲内で動いている場合もあります。オフサイドラインや参加条件を理解すると、観戦の際に誤解しにくくなります。
注目したいポイントとして、ラインアウトが解消される正確なタイミングや、オフサイドラインの設定を把握することは、戦術的な動きと違反の判断を見分ける上で役立ちます。
まとめ
ラインアウトで参加していない選手がすぐに走り出すシーンは、ルール上ではボールが投げ入れられてオフサイドラインの制約が解けてから前進することが原則です。ただし、ボール投入の直前や投げ入れ直後のタイミングでは移動が認められる範囲があり、実際のプレーでは戦術的に素早い動き出しが見られます。ルールの細かなタイミングを把握することで、観戦での疑問が解消しやすくなります。


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