総合格闘技(MMA)ではレスリングやブラジリアン柔術出身の選手が注目されがちですが、実はテコンドーをベースにした選手も存在します。
特に近年は、打撃技術の進化によってテコンドー特有の蹴り技や距離感がMMAでも評価されるようになってきました。
この記事では、テコンドー出身の総合格闘技選手や、テコンドーがMMAでどう活かされているのかをわかりやすく解説します。
テコンドー出身の総合格闘技選手は実際に存在する
結論から言うと、テコンドー経験を持つ総合格闘家は世界中に存在します。
ただし、MMAでは打撃だけでなく寝技や組み技も必要になるため、テコンドー一本で戦っているわけではありません。
多くの選手は、テコンドーをベースにしながらレスリングや柔術を後から習得しています。
代表的なテコンドー系MMAファイター
| 選手名 | 特徴 | 主な舞台 |
|---|---|---|
| アンソニー・ペティス | 華麗な蹴り技 | UFC |
| ヤイール・ロドリゲス | 変則キックが得意 | UFC |
| ベン・ヘンダーソン | テコンドー黒帯 | UFC・Bellator |
| ワンダーボーイ・トンプソン | 蹴り主体の距離戦 | UFC |
特にアンソニー・ペティスの“ケージ蹴り”はMMA史でも有名な技として知られています。
なぜテコンドーはMMAで珍しいと言われるのか
テコンドーは本来、ポイント制ルールで戦う競技です。
そのため、MMAとは距離感や攻防の考え方がかなり異なります。
MMAとの違い
- 組み技への対応が必要
- タックル防御が必要
- 寝技対策が必要
- 近距離の打ち合いが多い
テコンドーは遠距離からの蹴りが強みですが、MMAでは蹴りを掴まれて倒されるリスクがあります。
そのため、純粋なテコンドースタイルだけではトップレベルで勝ち続けるのは難しいと言われています。
それでもテコンドーの技術が評価される理由
一方で、現代MMAではテコンドー由来の技術がかなり注目されています。
特に独特の角度から出る蹴りやフェイントは、通常のキックボクシング系選手とは違うリズムを作れるからです。
テコンドー系選手の強み
| 強み | 内容 |
|---|---|
| 回転蹴り | 予測しづらい |
| 距離感 | 間合い管理が独特 |
| スピード | 足技が非常に速い |
| 変則攻撃 | 相手が慣れていない |
最近のUFCでも、テコンドー系の変則キックがKOにつながる場面は珍しくありません。
日本の総合格闘技界にもテコンドー経験者はいる?
日本のMMA界でも、テコンドー経験者は一定数います。
ただし、日本では空手や柔道ベースの選手が多いため、海外ほど“テコンドー色”が強い選手は目立ちにくい傾向があります。
それでも、打撃の一部としてテコンドー技術を取り入れている選手は少なくありません。
テコンドーは総合格闘技に向いているのか
結論として、テコンドー単体ではMMAに不十分ですが、優秀なベースにはなり得ます。
特に近年は「打撃の個性」が重要視されるため、他選手にない蹴り技を持っていることは大きな武器になります。
実際、トップ団体でもテコンドー出身選手が活躍しており、“MMAでは使えない”という時代ではなくなっています。
テコンドー出身選手が苦労しやすいポイント
一方で、MMAへ転向したテコンドー選手が苦労しやすい点もあります。
よくある課題
- タックル防御
- ケージ際の攻防
- パンチ主体の打ち合い
- 寝技での防御
そのため、MMAへ本格転向する場合はレスリングや柔術の習得がほぼ必須になります。
逆に言えば、その弱点を克服できれば非常に個性的なファイターになれる可能性があります。
まとめ
テコンドー出身の総合格闘技選手は実際に存在し、UFCなど世界最高峰でも活躍しています。
特に独特の蹴り技や距離感はMMAでも強力な武器になっており、近年はテコンドースタイルへの評価も高まっています。
ただし、総合格闘技ではレスリングや寝技対応も必要なため、複数競技を組み合わせることが成功の鍵になります。
今後もテコンドーをベースにした個性的なMMAファイターは増えていくかもしれません。


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