高校野球で中堅校に所属し、「背番号はもらえているけどスタメンには届かない」という状況は、多くの選手が経験します。特に細身の選手は、バッティングのパワー不足を課題に感じやすいです。
しかし、172cm59kgという体格でも、正しい食事・筋力強化・スイング改善を続ければ、打球速度や飛距離は十分伸ばせます。
この記事では、細身の高校球児がスタメン争いで一歩抜け出すために必要な「増量」と「打撃力向上」の考え方をわかりやすく解説します。
172cm59kgは本当に『話にならない』体格なのか?
結論から言うと、細身ではありますが、野球選手として終わっている数字では全くありません。
高校野球では、170cm台前半で60kg前後の選手も普通にいます。ただし、強豪校のレギュラークラスになると70kg近い選手も増えてくるため、パワー面で差を感じやすいのは事実です。
重要なのは「体重を増やすこと」より、「筋肉量を増やしながら打球速度を上げること」です。
太れない選手がまず見直すべきこと
「頑張って食べているのに太れない」という選手は非常に多いです。
ですが、実際には“消費カロリーに食事量が追いついていない”ケースがかなりあります。
高校球児は消費量が想像以上に多い
練習量が多い野球部では、1日に3000〜4000kcal近く消費することもあります。
つまり、普通の食事では「現状維持」で終わりやすく、増量には追加の栄養が必要です。
食事回数を増やす
一気に大量に食べるのが苦手なら、以下のように分けるのがおすすめです。
- 朝食
- 補食(おにぎり・バナナ)
- 昼食
- 練習前補食
- 夕食
- 寝る前の軽食
特に寝る前の牛乳・ヨーグルト・プロテイン・おにぎりなどは増量に役立ちます。
打撃のパワー不足は『筋力』だけではない
細身の選手でも飛ばす人はいます。
その違いは「体の使い方」にあります。
下半身主導で打てているか
腕だけで振ると、体重が軽い選手は特に打球が弱くなります。
一方で、下半身→腰→肩→腕と連動できる選手は、体重以上の打球が飛びます。
プロでも細身だった頃のイチロー選手や近藤健介選手などは、体重だけで飛ばしていたわけではありません。
スイングスピードを上げる
単純な筋肥大だけでなく、スイング速度を上げることも重要です。
- 軽いバットで速く振る
- ティーで連続スイング
- 下半身トレーニング
- 体幹強化
これらは比較的すぐ打球速度へ反映されやすいです。
おすすめの増量メニュー
高校球児で細身なら、まずは半年〜1年で5〜8kg増を目標にすると現実的です。
| タイミング | おすすめ |
|---|---|
| 朝 | ご飯大盛り+卵+牛乳 |
| 練習前 | おにぎり2個 |
| 練習後 | プロテイン+バナナ |
| 夜 | 肉・魚を多めに |
| 寝る前 | ヨーグルト・牛乳 |
特に練習後30分以内の栄養補給は、筋肉の回復にかなり重要です。
筋トレは何を優先するべき?
高校野球で打球を強くしたいなら、見た目重視の筋トレより「野球動作に直結する筋力」が大切です。
優先度が高い部位
- 下半身
- 体幹
- 背中
スクワットやランジなどは、打撃にも走力にも直結します。
逆に、腕だけ鍛えても打球はそこまで変わりません。
スタメン争いで監督が見ているポイント
実は、監督は「体格」だけで判断しているわけではありません。
特に中堅校では以下がかなり重要です。
- 声
- 走塁
- 守備
- 試合態度
- 練習姿勢
つまり、打撃がまだ発展途中でも、「使いたくなる選手」になればチャンスは増えます。
背番号16ということは、既に戦力として期待されている可能性も高いです。
細身の選手が伸びるケースは多い
高校2年〜3年で一気に体が大きくなる選手は珍しくありません。
特に真面目に食事と筋トレを続けられる選手は、半年後に別人のような打球を打つこともあります。
「太れない体質だから無理」と決めつけず、まずは継続することがかなり大切です。
まとめ
172cm59kgという体格は、確かに高校野球では細身ですが、スタメンを狙えない数字ではありません。
重要なのは、無理に脂肪だけ増やすことではなく、「食事回数を増やす」「筋力をつける」「体の連動を改善する」ことです。
また、監督は打撃だけでなく、守備・走塁・姿勢なども見ています。今の悔しさを継続力に変えられる選手は、後から大きく伸びるケースも多いです。
まずは半年単位で体重と打球速度の変化を記録しながら、自分の成長を積み重ねていきましょう。

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