総合格闘技(MMA)の選手は、打撃・組み技・スタミナ・瞬発力など多くの能力を同時に求められます。そのため筋トレジムでは、単純な筋肥大だけでなく、実戦で使える身体能力を高める種目が重視されています。この記事では、総合格闘技選手が実際に行う代表的な筋トレ種目や、その目的についてわかりやすく解説します。
総合格闘技選手の筋トレが一般的なボディメイクと違う理由
一般的な筋トレでは「見た目の筋肉」を重視することが多いですが、総合格闘技では「動ける筋肉」が重要です。
例えばベンチプレスだけ強くても、タックル耐性や打撃の回転力が不足していれば試合では活かしにくくなります。そのため、MMA選手は全身連動や瞬発力を鍛えるトレーニングを多く取り入れています。
特に下半身・体幹・背中の強化は重要視される傾向があります。
代表的な筋トレ種目① スクワット
スクワットは総合格闘技選手の定番種目です。下半身の筋力を鍛え、タックルや踏み込み、打撃時の安定感を向上させます。
特にバーベルスクワットは、脚だけでなく体幹も同時に鍛えられるため、多くの選手が高重量で実施しています。
| 期待できる効果 | 実戦でのメリット |
|---|---|
| 下半身強化 | タックルの威力向上 |
| 体幹安定 | 打撃時のバランス改善 |
| 瞬発力向上 | 踏み込み速度アップ |
初心者の場合は、自重スクワットや軽重量から始める選手も少なくありません。
代表的な筋トレ種目② デッドリフト
デッドリフトは背中・脚・握力を同時に鍛えられる種目です。組み技や寝技で重要な「引く力」を強化できます。
特にクラッチや首相撲、グラウンドでのコントロールでは背面の筋力が非常に重要になります。
総合格闘技選手は通常のデッドリフトだけでなく、ルーマニアンデッドリフトや片脚デッドリフトを取り入れる場合もあります。
代表的な筋トレ種目③ ベンチプレスとプッシュ系種目
ベンチプレスは胸や肩、腕を鍛える代表的な種目です。打撃の押し込みや組み合いで役立ちます。
ただし、MMAでは単純な最大重量だけでなく、素早く力を出す能力が重要なため、軽めの重量で爆発的に挙げるトレーニングも行われます。
また、腕立て伏せやダンベルプレスを組み合わせ、肩関節への負担を分散する選手も多いです。
代表的な筋トレ種目④ 懸垂・ローイング
懸垂(チンニング)やローイング系は、背中と握力を鍛える重要種目です。
相手を引き寄せる動作や、組み付きでの支配力向上に直結します。
- ワイド懸垂
- パラレルグリップ懸垂
- バーベルローイング
- ケーブルロー
実際にMMA選手は高回数の懸垂を行うことも多く、持久力強化にも活用されています。
瞬発力を鍛えるトレーニングも重要
総合格闘技では筋力だけでなく、瞬発力や反応速度も重要です。そのためジャンプ系トレーニングやメディシンボール投げも頻繁に行われます。
例えばボックスジャンプは、タックルや飛び込み動作の瞬発力向上に役立ちます。
さらにケトルベルスイングは、股関節主導の爆発力を鍛えられるため、MMA選手に人気があります。
体幹トレーニングはMMAで特に重要
総合格闘技では、殴られても姿勢を維持する能力や、全身を連動させる能力が求められます。
そのため、プランク・アブローラー・ロシアンツイストなどの体幹種目はほぼ必須です。
強い打撃を打つ選手ほど、体幹トレーニングを重視する傾向があります。
まとめ
総合格闘技選手の筋トレは、単なる筋肥大ではなく「実戦で動ける身体作り」が目的です。
スクワット、デッドリフト、懸垂、ベンチプレスなどの基本種目に加え、瞬発力や体幹を鍛えるトレーニングも組み合わせて総合的に強化していきます。
これからMMA向けの筋トレを始めたい場合は、まず全身をバランス良く鍛え、フォームを重視しながら継続することが重要です。


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