大相撲には本場所ごとに活躍した力士を表彰する「三賞」があります。殊勲賞、敢闘賞、技能賞の3種類があり、優勝争いを盛り上げた力士や卓越した技術を見せた力士に贈られます。では、この三賞を合計した受賞回数が最も多い力士は誰なのでしょうか。
三賞とは何か
三賞は1955年から制定された表彰制度で、幕内力士を対象に選考されます。
| 賞名 | 概要 |
|---|---|
| 殊勲賞 | 横綱や大関を破るなど特に顕著な功績を残した力士に贈られる |
| 敢闘賞 | 積極的な取り口や活躍が評価された力士に贈られる |
| 技能賞 | 優れた技術や多彩な相撲内容が評価された力士に贈られる |
一つの場所で複数の賞を同時受賞することもあり、三賞は力士の実力や人気を示す指標の一つとして知られています。
三賞受賞回数が最も多い力士
歴代で三賞の総受賞回数が最も多い力士として知られているのが安芸乃島です。
安芸乃島は殊勲賞、敢闘賞、技能賞を合わせて19回受賞しており、長年にわたり三賞受賞回数の歴代最多記録保持者として知られてきました。
特に横綱キラーとして活躍したことで殊勲賞を数多く受賞したことが記録更新の大きな要因となりました。
なぜ安芸乃島は三賞を多く受賞できたのか
安芸乃島は大関や横綱に対しても積極的に挑み、数多くの金星を獲得しました。
また、三役と平幕を行き来する期間が長かったため、三賞の選考対象になりやすかったことも受賞回数を伸ばした理由の一つです。
横綱として長期間君臨した力士は三賞の対象外となるため、実力と立場のバランスが三賞受賞数に大きく影響します。
歴代の三賞常連力士たち
安芸乃島以外にも、多くの三賞を受賞した名力士が存在します。
- 高見山
- 栃東
- 豪栄道
- 琴欧洲
- 豊ノ島
これらの力士は上位陣を脅かす存在として活躍し、複数回にわたって三賞を受賞しました。
特に平幕や関脇、小結で好成績を残した力士は三賞の常連になりやすい傾向があります。
三賞受賞回数と強さは同じではない
三賞の受賞回数が多いことは優れた実績ですが、必ずしも横綱や大関としての成功と一致するわけではありません。
例えば横綱は三賞の選考対象外となるため、優勝回数が非常に多い横綱でも三賞受賞数は少なくなります。
そのため三賞ランキングは「幕内上位で長く活躍した実力者」の歴史を知るうえで興味深い記録といえるでしょう。
まとめ
大相撲の三賞受賞回数を合計した歴代最多記録として広く知られているのは安芸乃島の19回です。殊勲賞、敢闘賞、技能賞をバランスよく獲得し、上位陣を苦しめた実力者として相撲史に名を残しています。三賞は優勝回数とは異なる角度から力士の活躍を評価する制度であり、歴代力士の個性や魅力を知るうえでも重要な記録となっています。


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