バドミントンで複数のラケットを使用していると、同じガットを同じテンションで張っているにもかかわらず、片方だけガットがズレやすいと感じることがあります。こうした違いは張り方だけでなく、ラケットや使用状況など複数の要因が関係しているため、一概にストリンガーの技術だけが原因とは言えません。この記事では、ガットがズレる主な原因と確認ポイントを詳しく解説します。
ガットがズレるのは張り方だけが原因ではない
ガットのズレが目立つと「張った人が下手だったのでは?」と考えがちですが、実際にはそれ以外の要因も大きく影響します。
例えば同じ種類のガットでも製造ロットの違いや保管状態によって表面の摩擦係数が変化することがあります。
また、張りたてのガットは表面コーティングが新しいため、打球時に動きやすく感じるケースもあります。
ラケットの種類やフレーム形状でも差が出る
同じテンションで張っていても、ラケットによって打球感やガットの動き方は変わります。
| 要因 | 影響 |
|---|---|
| フレーム形状 | ガットの長さや張力分布が変化する |
| グロメットの状態 | ガットの滑りやすさに影響する |
| ヘッドサイズ | 面圧の感じ方が変わる |
| ラケットの経年劣化 | フレーム剛性の変化につながる |
そのため、メーカーやモデルが異なれば同条件でもガットのズレ方に違いが出ることがあります。
ストリンガーの技術差が影響する場合もある
もちろん張り方による差が全くないわけではありません。
ガットを張る際のテンション管理やストリングの整列、仕上げ工程などによって、打感やズレやすさに違いが生じることがあります。
ただし、ガットがズレるという現象だけでストリンガーの技術不足と判断するのは難しいです。
特に経験豊富なショップで張った場合は、まず他の要因を疑った方が自然でしょう。
使用頻度や打球スタイルも関係する
ガットのズレ方はプレーヤーの打ち方によっても大きく変わります。
スマッシュやドライブを多用する人はストリング同士の摩擦が増えるため、ズレが目立ちやすくなります。
また、2本のラケットを均等に使っているつもりでも、実際には片方の使用頻度が高くなっていることも珍しくありません。
気になる場合に確認したいポイント
ガットのズレが気になる場合は次の項目を確認してみましょう。
- 本当に同じ品番のガットか
- 同じテンションで張られているか
- ラケットのモデルが同一か
- グロメットが摩耗していないか
- 使用時間に差がないか
これらを比較することで原因をある程度絞り込めます。
まとめ
同じガットと同じテンションで張っていても、ガットのズレやすさは張り方だけでなく、ラケットの構造、グロメットの状態、使用頻度、打球スタイルなどさまざまな要因で変化します。そのため、2週間前に張ったラケットの方がズレやすいからといって、必ずしも店員やストリンガーの技術不足とは限りません。まずはラケットの状態や使用状況も含めて総合的に確認することをおすすめします。


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