サッカー観戦をしていると、『どう見てもオフサイドでは?』と思う場面でゴールが認められることがあります。特にフリーキックやセットプレーでは選手が密集するため、テレビ映像だけでは判断が難しいケースも少なくありません。この記事では、ヨーロッパリーグなどの国際試合でも見られるオフサイド判定の考え方を、フリーキックからの得点シーンを例に分かりやすく解説します。
オフサイドは「前にいるだけ」では反則にならない
サッカーのルールで誤解されやすいのが、相手ゴール前にいるだけではオフサイドにならないという点です。
オフサイドが成立するためには、味方がボールをプレーした瞬間にオフサイドポジションにいるだけでなく、その後のプレーに関与する必要があります。
- ボールを受ける
- 相手選手のプレーを妨害する
- GKの視界を妨げる
- オフサイド位置からこぼれ球をプレーする
これらに該当しなければ、前方にいても反則にはなりません。
フリーキック時は「最後から2人目の守備側選手」が基準
オフサイドラインは必ずしもDFの最終ラインとは限りません。
判定基準は『ボールと最後から2人目の守備側競技者の両方より相手ゴールラインに近い位置にいるかどうか』です。
例えばGKが前に出ている場合は、ゴールキーパー以外の選手がオフサイドラインになることがあります。
| 判定要素 | 内容 |
|---|---|
| 基準時点 | 味方がボールを蹴った瞬間 |
| 基準選手 | 最後から2人目の守備側選手 |
| 必要条件 | プレーへの関与 |
ゴールが認められる代表的なケース
セットプレーで『オフサイドに見えるのに得点が認められた』場合、実際には次のようなケースが考えられます。
最も多いのは、オフサイドポジションにいた選手がボールに触れておらず、プレーにも影響していないケースです。
また、守備側選手が意図的にボールをプレーした結果としてボールが流れた場合、オフサイドがリセットされることもあります。
VAR導入後は数センチ単位で確認される
欧州大会ではVARが導入されているため、得点シーンは映像で詳細に確認されます。
テレビ映像ではオフサイドに見えても、VARのライン判定ではオンサイドだったというケースは珍しくありません。
特に斜め方向のカメラ映像は遠近感による錯覚が発生しやすく、実際のラインと見た目が一致しないことがあります。
フリーキックの得点シーンを見る際のポイント
オフサイドを判断する際は、ボールが蹴られた瞬間で映像を止めることが重要です。
その後の位置ではなく、『キックされた瞬間に誰がどこにいたか』が判定基準になります。
さらに、得点者だけでなく周囲の選手がGKやDFのプレーを妨害していないかも確認する必要があります。
まとめ
フリーキックからの得点でオフサイドに見えても、実際にはプレーへの関与がなかったり、オンサイドの位置から飛び出していたりすることでゴールが認められるケースがあります。オフサイド判定は『位置』だけでなく『プレーへの関与』『最後から2人目の守備側選手』『ボールが蹴られた瞬間』という複数の条件で決まります。国際大会ではVARによる確認も行われるため、映像だけではオフサイドに見えても正しく得点が認められている場合が少なくありません。


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