陸上部で200mを専門にしながら硬式テニスも行っていると、「走れるのにテニスではすぐ疲れる」というギャップを感じることがあります。これは珍しいことではなく、競技ごとに必要な体力の種類が異なるために起こる現象です。本記事ではその違いと、テニスに必要な体力の伸ばし方を整理します。
陸上とテニスの体力はそもそも別物
陸上の長距離や中距離では、一定のペースを維持する「有酸素能力」が中心になります。
一方でテニスは、短いダッシュ・停止・方向転換を繰り返す「間欠的な運動」で構成されています。
そのため、5kmが走れる体力と、1時間以上ラリーを続ける体力は同じではありません。
テニスで疲れやすくなる主な理由
テニスでは常に動きが止まる・再加速するを繰り返すため、筋肉への負担が大きくなります。
また、判断・反応・スプリントが連続するため、心肺だけでなく神経系の疲労も蓄積します。
さらに試合形式に近いラリーでは、緊張による消耗も加わり疲れやすくなります。
テニス特有の体力(テニス持久力)とは
テニスで重要なのは単純な走力ではなく、「繰り返し全力を出す能力」です。
短距離ダッシュを何百回も行いながら、毎回同じ強度で動けることが求められます。
そのため、瞬発力と回復力のバランスが重要になります。
テニス向けのおすすめトレーニング
まず効果的なのは、短距離ダッシュと休憩を繰り返すインターバル走です。
例えば20〜30mダッシュを10〜20本行い、テニスの動きに近い負荷を作ります。
加えてサイドステップやシャトルランを組み合わせると、実戦に近い体力が身につきます。
技術と体力は同時に伸ばすのが効率的
テニスの体力は、単に走り込みだけでは伸びにくく、ラリー練習とセットで鍛えることが重要です。
実際のプレーに近い状況で動くことで、必要な筋肉と心肺機能が効率よく強化されます。
陸上の基礎体力は強みとして活かしつつ、テニス特化の動きを追加していくのが理想です。
まとめ
陸上とテニスでは必要とされる体力の種類が異なるため、単純な持久力だけでは対応できません。
テニスでは瞬発力・反復力・回復力が重要であり、専用のトレーニングが必要です。
陸上の強みを活かしつつ、テニス特有の動きを鍛えることで試合での持久力は大きく改善します。

コメント