アウトドア調理で人気のマルチグリドルは、炭火との相性が良いとされる一方で「炭火で調理すると炭火の風味は付くのか」「網の直火と何が違うのか」といった疑問を持つ人も少なくありません。本記事では、調理器具としての特性と熱の伝わり方の違いから、実際の仕上がりにどのような差が出るのかを整理します。
結論:マルチグリドル単体では「炭火の香りは強く付きにくい」
マルチグリドルを炭火の上で使用しても、食材に直接炎や煙が強く当たるわけではないため、いわゆる“炭火焼きの香り”は網焼きほど強くは付きません。
ただし、熱源が炭火である以上、遠赤外線によるじんわりとした火入れは可能で、食材の旨味を引き出す効果は十分に期待できます。
炭火の香りが付きにくい理由
炭火の風味は、煙や脂の焼ける香りが食材に直接触れることで生まれます。
しかしマルチグリドルは鉄板構造のため、食材が煙に直接触れにくく、煙の付着が限定的になります。
そのため、香ばしさよりも「均一な火入れ」と「ジューシーさ」が強調されやすい調理になります。
網焼きとの違い
網焼きは脂が炭に落ちることで煙が発生し、その煙が食材に付着することで強い炭火香が生まれます。
一方マルチグリドルは脂が落ちにくく、煙の発生量そのものが少ないため香りは穏やかです。
この違いが「炭火っぽさの強弱」に直結します。
マルチグリドルを炭火で使うメリット
炭火の上でマルチグリドルを使う最大のメリットは、火加減の安定性と調理のしやすさです。
鉄板全体に均一に熱が回るため、ステーキや野菜などをムラなく焼き上げることができます。
また焦げ付きにくく、初心者でも扱いやすい点も魅力です。
炭火の風味を強く出したい場合の工夫
より炭火の香りを強くしたい場合は、調理の終盤で食材を網に移して直火に当てる方法が有効です。
また、スモークチップを併用することで、間接的に燻製風の香りを加えることも可能です。
これによりマルチグリドルの利便性と炭火の風味を両立できます。
まとめ
マルチグリドルを炭火で使用しても、網焼きのような強い炭火の香りは付きにくい構造になっています。
ただし均一な火入れや調理のしやすさといったメリットは大きく、用途によっては非常に優れた選択肢です。
炭火の風味を強く出したい場合は、網焼きとの併用や工夫を取り入れることで満足度の高い仕上がりになります。


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