ウィンブルドンを観戦していると、コート上に美しい縞模様のような濃淡が見えることがあります。一見すると芝の種類が違うようにも見えますが、実際には別の理由によるものです。本記事では、その芝コートの見た目の違いが生まれる仕組みについて整理します。
ウィンブルドンの芝はすべて同じ種類
ウィンブルドンのセンターコートや各コートで使用されている芝は、基本的に同一の品種(多年生ライグラス)が使用されています。
そのため、芝の種類の違いによって濃淡が生まれているわけではありません。
全て同じ条件で管理された天然芝コートです。
縞模様の正体は「芝の向き」
芝の濃淡に見える最大の理由は、芝が倒れる方向の違いです。
観客席側から見て手前に倒れている芝は濃く見え、逆方向に倒れている芝は明るく見えます。
この光の反射の違いによって、スイカの皮のような縞模様が生まれます。
グラウンドキーパーによるローリングと刈り込み
芝の向きは、整備の際に行われるローラー掛けや芝刈りの方向によって意図的に作られます。
一定方向に芝を寝かせることで、ボールの見やすさや美観が向上します。
この作業は試合前に必ず行われる重要なメンテナンスです。
プレーへの影響はあるのか
見た目の違いはありますが、プレーそのものへの大きな影響はほとんどありません。
ただし芝の向きによってボールの転がりが微妙に変わるため、選手は感覚的に利用しています。
特にサーブ後のリターンやスライス系のショットでは影響を意識する選手もいます。
ゴルフの芝との違い
ゴルフコースでも芝の刈り込み方向による「順目・逆目」がありますが、ウィンブルドンも基本原理は同じです。
ただしゴルフは芝の種類が複数使われることがあるのに対し、ウィンブルドンは統一されています。
そのため、見た目の規則性がより強く出る特徴があります。
まとめ
ウィンブルドンの芝の濃淡は芝の種類の違いではなく、芝の向きと光の反射によって生まれる視覚効果です。
グラウンドキーパーによる丁寧な整備によって美しい縞模様が作られています。
試合観戦時には、この芝のパターンにも注目するとより楽しめます。


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