筋トレBIG3(ベンチプレス・スクワット・デッドリフト)では、単純な挙上重量だけを見ると体重が重い人ほど有利になります。そのため「体重70kgでベンチプレス90kgを挙げる人」と「体重100kgで120kgを挙げる人」では、どちらが本当にすごいのか疑問に感じる人も多いです。
実際の筋力評価では、絶対重量だけではなく体重との比率や競技レベル、トレーニング歴などを総合的に見ることが重要です。この記事では、BIG3の重量を比較するときの考え方や、体重別での強さの判断基準について詳しく解説します。
BIG3の挙上重量は絶対重量だけでは比較できない
ベンチプレス120kgという数字だけを見ると、90kgよりも重いため「120kgを挙げた人の方が強い」と感じます。しかし、筋力の評価では単純な重量だけでは公平な比較になりません。
体重100kgの人は70kgの人より筋肉量や骨格が大きい可能性があり、重い重量を扱いやすい傾向があります。一方で、体重70kgで90kgを挙げる人は、自分の体重以上の重量を扱っているため、高い相対的な筋力を持っていると言えます。
例えば同じベンチプレス100kgでも、体重50kgの人が挙げる場合と体重120kgの人が挙げる場合では、意味合いが大きく変わります。
体重比で見る筋力評価とは
筋トレでは「挙上重量÷体重」で考える体重比が、筋力の指標としてよく使われます。
例えば、体重70kgの人がベンチプレス90kgを挙げた場合は、90÷70で約1.29倍になります。一方、体重100kgの人が120kgを挙げた場合は、120÷100で1.2倍です。
この数字だけで判断すると、体重70kgで90kgを挙げる人の方が、自分の体格に対して高い筋力を発揮していることになります。
ではベンチプレス90kgと120kgではどちらがすごいのか
どちらがすごいかは、何を基準にするかによって変わります。単純な最大重量を競うのであれば、120kgを挙げる人の方が上です。
しかし、自分の体格に対する強さを見るなら、70kgで90kgを挙げる人も非常に優秀です。特に体重70kg前後でベンチプレス90kgは、一般的なトレーニング経験者の中でも十分に高いレベルと言えます。
例えばパワーリフティングでは、体重ごとに階級が分けられているため、単純な重量ではなく体重に対する記録や得点で競技者の強さを比較します。
BIG3では種目によって評価基準も変わる
ベンチプレスだけでなく、スクワットやデッドリフトでも体重による影響があります。ただし、種目によって体格の有利不利は異なります。
デッドリフトでは手足の長さや骨格、スクワットでは脚の長さや股関節の形なども影響します。そのため、単純な体重比だけでは完全な比較はできません。
例えば身長190cmで体重100kgの人と、身長165cmで体重70kgの人では、同じ重量を挙げても身体的条件が大きく異なります。
筋力を比較するときに見るべきポイント
BIG3の強さを判断するときは、以下のような要素を合わせて見るとより正確です。
- 挙上重量(何kgを持ち上げたか)
- 体重比(自分の体重の何倍を扱えるか)
- フォームの正確さ
- トレーニング歴
- 競技ルールに沿った記録かどうか
例えば、反動を使ったベンチプレス120kgより、正しいフォームで止めを入れて挙げた90kgの方が高い技術を必要とする場合もあります。
まとめ|BIG3の強さは重量だけではなく体格とのバランスで決まる
筋トレBIG3の挙上重量を比較するとき、単純なkg数だけを見ると体重が大きい人が有利になります。しかし、本当の筋力を見るには体重比や身体条件も考える必要があります。
体重70kgでベンチプレス90kgを挙げる人と、体重100kgで120kgを挙げる人は、どちらも高い能力を持っています。絶対重量では後者、体格に対する強さでは前者が評価される場合があります。
筋トレにおける「すごさ」は一つの数字だけでは決まりません。自分の体格や目標に合わせて記録を伸ばしていくことが、BIG3を楽しむ上で最も大切です。


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