ラクロスの1on1では、相手DFが待って守るタイプではなく、自分から距離を詰めてクロスで強くプレッシャーをかけてくる場合があります。特に身長はあるものの体重やフィジカルで不利を感じる選手は、押し込まれる展開になると焦ってしまいがちです。
しかし、イケイケで前に出てくるDFは、攻める側から見ると逆にチャンスを作りやすい相手でもあります。相手の勢いを利用しながら、フットワークや間合い、体の使い方を意識することで有利に突破できるようになります。
前に出てくるDFほど距離のコントロールが重要
積極的にプッシュしてくるDFに対して、真正面から押し返そうとすると体重差で不利になります。特に相手がクロスでプレッシャーをかけてくる場合、力勝負をするよりも相手との距離を管理することが大切です。
DFが詰めてきた瞬間は、相手との距離が近くなりすぎる前に一度スピードを落としたり、横方向へ逃げる動きを入れたりすると効果的です。相手は前へ出る勢いを使っているため、急な方向転換に対応しづらくなります。
例えば、DFがクロスを出して押してきた時に、そのまま下がるだけでは相手のペースになります。一歩横へずらしてDFの肩を外し、空いたスペースへ入り込む意識を持つと突破しやすくなります。
クロスで押してくるDFにはスピード変化で対応する
前に出てくるDFは、相手の動きを止めるために勢いよく間合いを詰めています。そのため、一定のスピードで走り続けると相手にタイミングを合わせられてしまいます。
有効なのは、急加速と減速を組み合わせることです。一度ゆっくり見せてから一気に加速したり、逆に速く仕掛けてから止まったりすることで、DFの足を止めることができます。
ラクロスでは単純な最高速度よりも、相手の重心を動かすことが重要です。DFが前のめりになった瞬間に方向を変えることで、体格差がある相手にも勝負できます。
体重で不利な選手が意識したい体の使い方
身長がある選手の場合、リーチを活かすことでDFとの接触を避けながらプレーできます。無理に体をぶつけて勝とうとするより、相手のクロスが届きにくい位置を作ることが大切です。
特に意識したいのは、DFに正面を向かせないことです。相手に肩を合わせられると押し込まれやすいため、半身の姿勢を作って自分が動ける方向を残しておきます。
例えば、左に抜きたい場合でも最初から左だけを見るのではなく、一度右へ体を見せてから左へ切り返すことで、DFの足と体の向きを崩すことができます。
プッシュDFに有効な1on1の具体的な動き
積極的なDFには、単純な縦抜きよりもフェイントやロール、スプリットなどの方向転換系の技術が有効です。
スプリットドッジは、DFが強く詰めてくる場面で特に使いやすい技術です。相手のクロス側へわざと仕掛けてから逆方向へ抜けることで、DFの勢いを利用できます。
ロールドッジも、相手が体を寄せてきた時に有効です。ただし、ただ回転するだけではボールを失いやすいため、DFとの接触を避けるためのスペース作りとして使うことが重要です。
実戦では、DFが強く来るほど焦らず「相手がどちら側に重心を置いているか」を見ることが突破への近道になります。
やってはいけない対処法
前に出てくるDFに対して、後ろへ下がり続けるプレーはおすすめできません。下がるほどDFとの距離が縮まり、最終的には壁際やサイドライン際へ追い込まれてしまいます。
また、力で押し返そうとして体をぶつけ続けるのも危険です。フィジカル差がある相手の場合、消耗するだけでなくボールコントロールも崩れやすくなります。
大切なのは、DFの勢いを止めるのではなく、その勢いを利用して相手のバランスを崩すことです。
まとめ
ラクロスでDFが自分から詰めてプッシュしてくる場合、正面から力勝負をする必要はありません。距離の管理、スピード変化、方向転換を使うことで、体重差がある相手にも対応できます。
特に身長がある選手は、リーチや体の向きを活かすことで大きな武器になります。相手の勢いを利用して抜く意識を持つことで、積極的なDFほど攻略しやすくなります。
1on1では「相手を押し返す」よりも「相手を動かして抜く」ことを意識して練習すると、強いプレスにも落ち着いて対応できるようになります。


コメント