テニスラケットのガット選びは、ショットの飛び方やスピン量、コントロール性能に大きく影響します。特にスイングスピードが速く、ボールが飛びすぎてアウトになりやすい選手は、ガットの種類や張る強さを調整することでプレーが安定しやすくなります。
この記事では、高校生でテニス歴1年半ほどの選手を想定し、フォアハンドがウエスタングリップ、バックハンドが両手打ちで、スピンを増やしたい場合におすすめのガットやテンションの考え方を解説します。
アウトが多い選手がガット選びで意識するポイント
ボールが飛びすぎてアウトになる原因は、技術だけではなくラケットやガットの性能も関係しています。特に反発力が高すぎるガットを使っている場合、スイングスピードが速い選手ほどボールを抑えきれないことがあります。
スイングが速いタイプの選手には、反発力よりもコントロール性能やスピン性能を重視したガットが向いています。
例えば、強く振り切ってボールに回転をかけるタイプなら、ポリエステル系ガットを使用するとボールが落ちやすくなり、アウトを減らせる可能性があります。
スピンをかけたい選手におすすめのガット種類
スピン性能を求める場合、一般的にはポリエステルガットがおすすめです。ポリエステルはナイロンより硬めで、ボールを潰して回転をかける感覚を得やすい特徴があります。
高校生でスイングスピードが速い選手なら、以下のようなポリエステル系ガットが候補になります。
| ガット種類 | 特徴 |
|---|---|
| バボラ RPMブラスト | 強いスピン性能とコントロール性能が特徴 |
| ルキシロン アルパワー | 打球感が良く攻撃的なプレー向き |
| ヨネックス ポリツアープロ | 柔らかめで扱いやすいポリエステル |
| ソリンコ ハイパーG | スピンとコントロール重視の選手向き |
ただし、ポリエステルは硬い素材なので、張り上げテンションが高すぎると肘や手首への負担が増える場合があります。
おすすめのテンション(ポンド数)の目安
高校生でスイングスピードが速く、アウトが多い場合は、まず50〜55ポンド程度から試すのがおすすめです。
一般的にテンションを高くするとボールの飛びが抑えられ、コントロールしやすくなります。一方で、低くすると反発力が上がり、楽に飛ばせるようになります。
例えば現在45〜48ポンド程度で張っていてアウトが多い場合は、52ポンド前後まで上げることでボールを抑えやすくなる可能性があります。
スピン重視なら硬さとテンションのバランスが重要
スピンを増やしたいからといって、単純に硬いガットを高テンションで張れば良いわけではありません。硬すぎるセッティングでは、ボールを飛ばすために無理な力が入り、フォームが崩れることがあります。
特にテニス歴1年半程度の場合は、技術の成長途中でもあるため、打感の良さや疲労の少なさも考慮する必要があります。
例えば、RPMブラストを52ポンドで試して硬く感じる場合は、50ポンドに下げたり、少し柔らかいポリエステルに変更したりすると扱いやすくなります。
ガット交換時に確認したいポイント
新しいガットを選ぶ時は、現在使っているガットの種類やテンションを確認することも大切です。同じラケットでもガットによって打球感は大きく変わります。
また、部活動で毎日のように練習する選手はガットの性能低下も早いため、切れるまで使うだけではなく、打感が悪くなった時点で交換を検討すると良いです。
自分に合うセッティングを見つけるには、一度に大きく変更せず、テンションを2〜3ポンドずつ調整して比較する方法がおすすめです。
まとめ|スイングが速くアウトが多い選手はスピン系ポリがおすすめ
スイングスピードが速く、ボールが飛びすぎてアウトになる高校生選手の場合、コントロールとスピン性能に優れたポリエステルガットが適しています。
まずはRPMブラストやポリツアープロ、ハイパーGなどを50〜55ポンド程度で試し、自分の感覚に合わせて調整すると良いでしょう。
最適なガットやテンションはプレースタイルによって変わります。強く振り切れる長所を活かしながら、安定したスピンショットを打てるセッティングを探していくことが上達につながります。

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