大学アメリカンフットボール部の練習というと、激しいコンタクト練習や筋力トレーニングをイメージする人が多いですが、実際には試合で必要な能力を高めるために、さまざまな種類の練習が組み込まれています。ランニングや持久力系のトレーニングを行うのか、普段どのようなメニューに取り組んでいるのかを詳しく解説します。
大学アメフトの練習は大きく分けて4つの要素で構成される
大学アメフトの練習は、単純に体力を鍛えるだけではなく、技術、戦術、フィジカル、チーム連携を総合的に伸ばすことを目的に行われます。
一般的な練習では、ウォーミングアップ、ポジション別練習、チーム練習、フィジカルトレーニングなどを組み合わせて実施します。ポジションによって求められる能力が大きく異なるため、全員が同じメニューをこなすわけではありません。
例えば、クォーターバックなら投球技術や判断力、ラインならパワーやブロック技術、レシーバーならスピードやルート取りなど、それぞれ専門的な練習が必要になります。
ランニングや持久力トレーニングは大学アメフトでも行われる
大学アメフトでもランニングや持久力系のトレーニングは行われます。ただし、長距離走のような持久力だけを目的とした練習が中心になるわけではありません。
アメフトは1プレーごとの爆発的な動きと、短い休憩を挟みながら何度も繰り返す能力が重要なスポーツです。そのため、一般的な長距離競技とは違った形で体力を鍛えます。
具体的には、短距離ダッシュ、シャトルラン、インターバルトレーニング、方向転換を含むランメニューなどが取り入れられます。
スリーメンなどの走力系メニューも目的を持って行われる
バスケットボールなどで行われるイメージが強いスリーメン形式の練習も、アメフトでは形を変えて取り入れられることがあります。特にフットワークや連続した動きを鍛える目的で、複数人で連携するランメニューが行われます。
ただ走るだけではなく、アメフトでは「正しい姿勢で走る」「相手を追う」「素早く方向転換する」といった実戦に近い動きが重視されます。
例えばディフェンス選手の場合、試合中には一瞬で相手を追いかけたり、プレー方向を変えたりする必要があります。そのため、単純な5km走よりも、短い距離を高強度で繰り返すトレーニングの方が競技力向上につながりやすいのです。
アメフト特有のフィジカルトレーニング
大学アメフトでは、筋力トレーニングも非常に重要です。相手選手との接触が多い競技のため、強い身体を作ることが勝敗に直結します。
代表的なものとして、スクワット、ベンチプレス、デッドリフトなどのウエイトトレーニングがあります。また、ポジションによって必要な筋肉や体格も異なります。
例えばオフェンスラインの選手は大きな体格と押し込む力が求められますが、レシーバーはスピードや俊敏性が重要になります。そのため、同じチーム内でもトレーニング内容は変わります。
シーズン中とオフシーズンで練習内容は変わる
大学アメフトでは、年間を通して同じ練習をしているわけではありません。シーズン前は体作りや基礎技術の向上、シーズン中は試合に向けた戦術練習が中心になります。
オフシーズンには筋力アップや体力強化を重点的に行い、シーズン中に最高のパフォーマンスを発揮できるよう準備します。
例えば春の時期には新入生が基礎体力作りとして多くのランメニューに取り組むこともあります。一方で試合期になると、疲労を残さないように実戦形式の練習や戦術確認の割合が増えていきます。
まとめ:大学アメフトは走力・筋力・技術を総合的に鍛える競技
大学アメフトの練習では、ランニングや持久力トレーニングもしっかり行われています。ただし、マラソンのような長距離走ではなく、試合で必要となる瞬発力や繰り返し動く能力を高めるメニューが中心です。
スリーメンのような連続して動く練習やダッシュ系メニュー、ウエイトトレーニング、ポジション練習などを組み合わせることで、選手はアメフトに必要な身体能力を身につけています。
大学アメフトは単に体が大きいだけでは活躍できず、スピード、判断力、技術、持久力を総合的に磨くことが求められる非常に奥深いスポーツです。


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