剣道の上段は、迫力があり独特の戦い方ができる構えとして知られています。一方で「身長が低いと不利なのではないか」「高校生から上段を始めても大丈夫なのか」と悩む人も少なくありません。この記事では、身長165cm程度の剣士が上段を選ぶ場合の考え方や、向いているタイプ、注意点について解説します。
剣道の上段は身長だけで決まるものではない
上段というと、長身の選手が相手を上から攻める構えというイメージがあります。しかし、実際には身長だけで上段の向き不向きが決まるわけではありません。
上段で重要なのは、相手への圧力、間合いの管理、打突の正確性、そして精神的な強さです。身長が高くなくても、上段特有の攻め方を身につけることで強みを作ることはできます。
例えば、相手から見ると上段選手は常に大きな打突の可能性を持っているため、身長差よりも「いつ打ってくるかわからない怖さ」を感じさせることができます。
165cmの選手が上段を使うメリット
身長165cmの場合、一般的な高校剣道では極端に高身長というわけではありません。しかし、それが上段において必ず不利になるとは限りません。
小柄な選手が上段を使う場合、相手との距離感を工夫しやすく、相手の予想を外す戦い方ができます。また、中段の選手が慣れていない攻め方をされることで、心理的なプレッシャーを与えられる場合があります。
特に、相手の動きを見る力や一瞬の判断力に優れた選手であれば、身長差を補うことができます。
中段が苦手な人は上段に向いている可能性がある
剣道では中段が基本の構えですが、全員が同じ戦い方に向いているわけではありません。
中段では相手との細かな駆け引きや、間合いの調整、小さな技の使い分けが重要になります。そのため、面を中心に思い切って攻めるタイプの選手の場合、上段の方が自分の長所を活かせることがあります。
例えば、細かい技よりも「相手の隙を見て一気に打ち込むことが得意」「迷わず攻めることができる」という選手は、上段の考え方と相性が良い場合があります。
上段を始める前に知っておきたい難しさ
ただし、上段は簡単に強くなれる構えではありません。中段以上に基本動作の習得や体力、精神力が求められます。
上段では左手の使い方、振り下ろしの正確性、相手との間合いの取り方など、独自に練習する必要があります。また、相手からすると上段は攻めやすい部分もあるため、防御や対応力も必要になります。
例えば、構えを上げただけで満足してしまうと、相手に間合いを詰められたり、逆に自分から攻めるタイミングを失ったりすることがあります。
高校剣道で上段を使うなら指導者への相談が重要
高校剣道では、学校や指導者によって上段への考え方が異なります。そのため、独断で変更するより、顧問や経験者に相談しながら取り組むことが大切です。
上段は正しい指導を受けることで大きな武器になりますが、間違った形で練習すると悪い癖がつきやすい構えでもあります。
例えば、最初は中段で基本的な足さばきや間合いを身につけた上で、上段の練習を取り入れる方法もあります。
上段で活躍するために意識したいポイント
上段選手に必要なのは、ただ大きく振る力ではありません。相手を動かす攻め、正確な打突、そして相手に読まれない工夫が重要です。
特に高校生の場合は、体格よりも日々の稽古量や技術の積み重ねが大きな差になります。
身長165cmでも、自分の特徴を理解し、上段の強みを伸ばせば十分に戦える可能性があります。
まとめ|身長165cmでも剣道の上段は十分に選択肢になる
剣道の上段は、身長が高い選手だけの構えではありません。165cm程度の選手でも、攻撃力や判断力、精神的な強さを磨けば武器にすることができます。
ただし、上段は独特の技術が必要なため、正しい指導のもとで練習することが大切です。
中段の細かな技よりも、思い切った攻めや大きな面打ちが得意な選手にとって、上段は自分の個性を活かせる可能性のある構えと言えるでしょう。


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