テニススクールに通っていると、練習の最後にダブルス形式を行う機会は多い一方で、シングルスの試合形式が少ないことに疑問を感じる人もいます。実はこれはスクール運営や技術習得の効率を考えた理由があり、単純にシングルスを重視していないわけではありません。
テニススクールでダブルス練習が多い主な理由
最も大きな理由は、限られたレッスン時間とコート面積の中で、多くの生徒が効率よくボールを打てるからです。シングルスの場合は1面に2人しか入れませんが、ダブルスなら4人が同時にプレーできます。
例えば8人のクラスで1面を使用する場合、シングルス形式だと順番待ちの時間が長くなります。一方でダブルス形式なら全員がコートに入りやすく、実戦経験を積む時間を増やせます。
特に初心者から中級者向けのスクールでは、運動量を確保しながら楽しんで続けてもらうことも重要なため、ダブルス形式が採用されやすくなります。
ダブルス練習でもシングルスに必要な能力は身につく
ダブルス練習で身につく技術は、シングルスとは別物と思われがちですが、実際には共通する部分が多くあります。
ストロークの安定性、ボレー、サーブ、リターン、相手の動きを読む力などは、ダブルスでもシングルスでも重要な基本技術です。
例えばダブルスで相手の空いた場所へボールを打つ練習をすることは、シングルスで相手を左右に動かす戦術にもつながります。また、ネットプレーや速い展開への対応力も鍛えられます。
シングルス練習が少ない理由は難易度にもある
シングルスはダブルスよりも必要な体力や技術レベルが高くなります。コート全体を1人で守るため、フットワーク、持久力、配球の判断力がより求められます。
初心者がいきなりシングルスを行うと、ラリーが続かず試合にならないケースもあります。そのため、多くのスクールでは基礎練習やダブルス形式でテニスの楽しさを感じながら上達できる流れを作っています。
一方で上級者クラスでは、シングルス形式の練習やシングルス向けの戦術練習を取り入れているスクールもあります。レベルが上がるほど個人戦への対応も重要になるためです。
シングルスを上達させたい場合の練習方法
シングルスを強くなりたい場合は、スクールの練習だけでなく自主練習や個人レッスンを取り入れると効果的です。
具体的には、クロスラリーで相手を動かす練習、深いボールを打ってから攻めるパターン練習、サーブからの3球目攻撃などを意識するとシングルス向けの力が身につきます。
また、スクールでダブルスをしている時も、ただポイントを取るだけではなく「なぜこの場所に打ったのか」「次にどこへ動くべきか」を考えることで、シングルスにも役立つ判断力を養えます。
スクールによって練習方針は異なる
すべてのテニススクールがダブルス中心というわけではありません。競技志向のスクールや上級者向けクラスでは、シングルスの戦術練習を多く取り入れている場合もあります。
もしシングルスの試合に出たい、シングルス専門で強くなりたいという目的がある場合は、シングルス練習会や上級クラスへの参加を検討するのも良い方法です。
大切なのは、ダブルス練習が多いことを「シングルスを軽視している」と考えるのではなく、基礎技術を効率よく身につけるための方法として活用することです。
まとめ
テニススクールでダブルス練習が多いのは、限られたコートと時間で多くの生徒が効率よく練習できるためです。
ダブルスで身につくショットの安定性や判断力はシングルスにも活かせます。ただし、シングルス特有の動きや戦術を磨くには、別途シングルス形式の練習を取り入れることが重要です。
自分の目的に合わせて、スクール練習と自主練習を組み合わせることで、ダブルスもシングルスも上達しやすくなります。


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