ARC’TERYX(アークテリクス)の「Mantis 26 Backpack(マンティス26)」は、26Lの容量を備え、日常使いからハイキングまで幅広く使いやすいバックパックです。一方、登山やハイキングで使う場合に気になるのが、トレッキングポールをバッグの外側に固定できるのかという点です。
マンティス26にはサイドポケットがありますが、本格的な登山用バックパックとは装備の設計が異なります。そのため、トレッキングポールを持ち運ぶ場合は「入るかどうか」だけではなく、歩行中に安定して固定できるかまで考える必要があります。
マンティス26には専用のトレッキングポールホルダーがある?
マンティス26は、アークテリクスのラインナップの中でも日常生活から旅行、軽いハイキングなどまで幅広く対応するデイパックです。サイドにはボトルなどを収納できるポケットが配置されています。
ただし、一般的な登山用バックパックに見られるような、トレッキングポールの先端を受けるループと上部の固定ストラップを組み合わせた専用ホルダーを前提としたモデルではありません。そのため、登山用ザックと同じ感覚でポールを固定できると考えない方が安全です。
モデルは年度によって細部の仕様が変更される可能性があります。購入前には、使用するマンティス26の現物とアークテリクス公式の商品情報で最新仕様を確認しておくことが重要です。
サイドポケットにトレッキングポールを入れる方法
折り畳んだトレッキングポールが十分短ければ、マンティス26のサイドポケットへ下端を入れて持ち運ぶ方法は考えられます。ただし、サイドポケットへ差し込んだだけでは、確実に固定されたことにはなりません。
例えば、収納時でも長さが60cm前後になるポールでは、かなりの部分がバックパック上部から飛び出します。歩行中にバックパックが揺れるとポールも動き、枝や周囲の物に引っ掛かったり、サイドポケットから抜けたりする可能性があります。
一方、折り畳むと30~40cm程度になるZ型のポールであれば、伸縮式の長いポールより収納しやすくなります。それでも実際の収納性はポールの太さや収納寸法によって変わるため、購入前に寸法を確認するのがおすすめです。
固定するなら上下2点を意識する
バックパック外側にトレッキングポールを取り付ける場合、重要なのは1カ所だけで支えるのではなく、できるだけ2点以上で動きを抑えることです。下側をサイドポケットに入れられても、上側が自由に動く状態では安定しません。
マンティス26でどうしても外付けしたい場合は、使用しているバックパックの形状を確認したうえで、市販のバックパック用ストラップやコードなどを利用して上部も固定する方法があります。ただし、本体のパーツに無理な荷重をかけたり、ファスナーやショルダーストラップの機能を妨げたりしないよう注意が必要です。
例えば、ポール下部をサイドポケットへ収納し、上部を適切な位置で着脱式ストラップによって動かないよう保持できれば、単にポケットへ差し込むより安定します。ただし、これはマンティス26本来の専用ポール固定機能ではないため、実際に歩く前に抜け落ちないことを十分確認してください。
ポールの先端にも注意が必要
トレッキングポールを外付けするときには、石突きの向きにも注意します。露出した石突きが周囲の人や物に接触する状態は避け、必要に応じてラバーキャップなどを装着します。
電車やバスなどで登山口へ移動するときは特に注意が必要です。バックパックから長いポールが飛び出していると、混雑した場所で人や設備に接触する可能性があります。公共交通機関では、可能ならポールを短く収納しておく方が扱いやすくなります。
また、ポールを片側だけに取り付けると重量バランスもわずかに偏ります。軽量なポールなら大きな問題にならないこともありますが、長時間歩く場合には左右の荷重バランスにも配慮すると快適です。
本格的な登山で頻繁にポールを収納するなら登山用ザックが便利
マンティス26は非常に汎用性の高いバックパックですが、トレッキングポールを頻繁に出し入れする使い方を最優先に設計された登山専用モデルではありません。街でも使えて、たまにハイキングへ行くという用途と、本格的な登山用途では求められる機能が異なります。
例えば、登りではポールを使い、岩場では収納し、下りで再び取り出すような登山では、専用のポールアタッチメントがあるバックパックの方が便利です。バックパックを背負った状態で素早く着脱できる製品もあります。
反対に、日常利用が中心で、ハイキングのときだけポールを持っていく程度なら、マンティス26をベースに収納方法を工夫する選択肢もあります。使用頻度によって「工夫して使う」か「専用品を選ぶ」かを判断するとよいでしょう。
購入前に確認したい3つの寸法
マンティス26とトレッキングポールを組み合わせたい場合には、「バックパックに付けられるか」という抽象的な確認より、実寸を比較する方が確実です。
| 確認するもの | チェックポイント |
|---|---|
| トレッキングポール | 収納時の全長と太さ |
| マンティス26 | サイドポケットの深さと入口の広さ |
| 固定位置 | ポール上部を安定させられる場所があるか |
特に重要なのがポールの収納時全長です。同じトレッキングポールでも、伸縮式とZ型では収納サイズが大きく異なります。マンティス26との組み合わせを重視するなら、コンパクトになるポールほど収納方法の選択肢が増えます。
実店舗で確認できるのであれば、バックパックと使用予定のポールを実際に合わせてみるのが確実です。サイドポケットへ入るだけでなく、歩いたときに揺れないか、ポールが頭や腕に干渉しないかまで確認すると失敗を減らせます。
まとめ:マンティス26では「入る」と「安全に固定できる」を分けて考える
アークテリクスのマンティス26にはサイドポケットがあるため、収納サイズによってはトレッキングポールの下部を入れて持ち運ぶことはできます。しかし、登山用ザックの専用トレッキングポールホルダーと同等の固定方法として考えるのは適切ではありません。
短く収納できるポールならサイドポケットを利用しつつ、必要に応じて適切なストラップなどで上部も保持する方法が考えられます。長いポールの場合は飛び出しや揺れが大きくなるため、より慎重な固定が必要です。
街使いと軽いハイキングを兼用したいならマンティス26の汎用性は魅力ですが、ポールの頻繁な着脱を伴う登山が中心なら、専用固定機構を備えた登山向けバックパックも比較すると選びやすくなります。最終的には、使用するポールの収納寸法とバックパックの現物を合わせ、安定して固定できることを確認してから使用するのが安全です。


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