レイドジャパン2WAYはエラストマーと通常素材どっちがいい?浮力・アクション・リグ別に使い分けを解説

釣り

レイドジャパンの人気ワーム「2WAY」には、従来のオリジナル2WAYと、高浮力・高強度のエラストマー素材を採用した「2WAYエラストマー」があります。形状は似ていますが、素材特性が違うため、水中姿勢やアクション、得意なリグまでかなり変わります。

どちらか一方が完全な上位互換というわけではありません。結論からいえば、水面・中層で浮力を生かしたいならエラストマー、沈ませながらナチュラルに食わせたいならオリジナル2WAYという使い分けが基本になります。

レイドジャパン側の商品説明でも、2WAYエラストマーはオリジナルとは性質が異なる新しい2WAYシリーズとして案内されており、両者を使い分けることでアプローチの幅を広げることが想定されています。[参照:2WAYエラストマー商品説明]

2WAYエラストマーとオリジナル2WAYの最大の違いは浮力

2WAYエラストマー最大の特徴は、非常に高い浮力です。メーカーの商品説明では、ノーシンカーで水面に浮かせられるほか、ダウンショットではシンカーがボトムにあってもワーム部分を底から浮かせ、中層に定位させる使い方ができるとされています。

これはオリジナル2WAYとのかなり大きな違いです。通常素材の2WAYでは重力とリグの重さによって沈む方向へ動きやすいのに対し、エラストマーは自分から浮き上がろうとします。

したがって、同じ2WAY、同じフック、同じシンカーを使用しても水中でまったく同じ動きにはなりません。素材を変えるだけで別タイプのルアーに近い使い分けが可能になります。

エラストマーのメリット1|水面に浮かせる釣りができる

エラストマーを選ぶ大きな理由の一つが、ノーシンカーで水面へ浮かせられることです。

例えば夏場にバスが虫を意識している状況で、オーバーハングの下へキャストし、水面で2WAYを細かくシェイクするような使い方ができます。2WAY特有の多数の細いパーツが細かく動くため、虫や水生生物のような存在感を出しやすくなります。

沈めたくない状況では、オリジナルよりエラストマーの方が明確に使いやすいでしょう。

エラストマーのメリット2|ダウンショットでワームを浮かせられる

2WAYと相性の良い代表的なリグがダウンショットです。エラストマーの場合、シンカーをボトムへ置いた状態でもワーム自身の浮力によって上方向へ姿勢を作れます。

例えばリーダーを20~30cm取ったダウンショットなら、底に寝かせるのではなく、少し浮いた位置で2WAYを動かすことができます。ボトムへべったり張り付いているベイトではなく、中層を漂う小型生物のように見せたい場合に有効です。

メーカー説明でも、ダウンショットでボトムを切った状態の中層定位が、エラストマー化によって可能になった特徴として挙げられています。[参照:釣具のポイント]

エラストマーのメリット3|アクションがクイックになる

2WAYエラストマーでは、単純に浮くだけでなく素材そのものの反発力もアクションへ影響します。

商品説明では、低硬度のエラストマーを採用することで2WAY特有の細かな「ワシャワシャ」とした動きを残しつつ、素材の反発力と浮力によってオリジナルよりメリハリのある動きが出るとされています。[参照:キャスティングオンラインストア]

ロッドティップを細かく動かした場合にも、パーツが戻ろうとする力が働くため、短い移動距離で素早く生命感を出す釣りに向いています。

エラストマーのメリット4|耐久性が高い

2WAYは細いパーツが多数付いている形状なので、通常のソフトワームでは使用を続けるうちに脚が千切れたり、フックを刺した部分が裂けたりすることがあります。

エラストマーは引っ張りに対して強い素材で、2WAYエラストマーについても細い脚が千切れにくく、針持ちが向上していることが説明されています。[参照:2WAYエラストマー]

バイトが多い釣りや、小型バス・ギルなどにつつかれやすい状況では、一つのワームを長く使えるメリットがあります。

では通常素材のオリジナル2WAYは何がいい?

エラストマーにメリットが多いと、「もう普通の2WAYはいらないのでは」と感じるかもしれません。しかし実際にはそうではありません。

オリジナル2WAYはエラストマーのような強い浮力や反発力を持たないため、シンカーや自重に素直についていく動きが作りやすくなります。底へ沈めたい釣りや、浮き上がりを抑えて自然に漂わせたい状況では、この性質がメリットになります。

レイドジャパン側もエラストマーをオリジナル2WAYの置き換えではなく、「性質の異なる新たな2WAY」と位置付けています。

オリジナル2WAYはナチュラルな動きを出しやすい

エラストマーは反発力があるため、入力に対して比較的はっきりした動きになります。一方、通常素材のオリジナルは、より柔らかく水になじむような動きを作りやすいのが特徴です。

例えばプレッシャーの高いクリアウォーターで、ボトム付近をほとんど移動させずに細かくシェイクする場合、オリジナルの自然な揺れが効果的なケースがあります。

魚が派手な動きを嫌っているときや、アクション後にその場へ静かに置いて食わせたいときには、オリジナルの方が扱いやすいことがあります。

ボトムを釣るならオリジナルが扱いやすい場合がある

ボトムへしっかりワームを置いて釣りたい場合は、浮力の強いエラストマーが必ずしも有利ではありません。

例えばダウンショットでも、ワームを底から浮かせたい場合にはエラストマーが便利ですが、ボトム付近へ自然に沈ませてエビや小型生物のように見せたいならオリジナルの方がイメージに合わせやすくなります。

同じリグでも「底から浮かせたいのか」「底へなじませたいのか」で素材を選ぶと分かりやすいでしょう。

エラストマーが常に釣れるわけではない

高浮力、高耐久、クイックなアクションという特徴だけを見るとエラストマーの方が優れているように思えます。しかしルアーフィッシングでは、特徴が強いことと釣果が多いことは必ずしも同じではありません。

2026年に公開されたルアーマガプラスの比較企画でも、2WAYエラストマーと通常2WAYをヘビーダウンショットで比較し、エラストマーについては水中姿勢を考慮する必要があるという趣旨の指摘がされています。[参照:ルアーマガプラス]

つまり浮力があるから必ず有利なのではなく、その浮力によって作られる姿勢が魚の状態と合っているかが重要です。

ダウンショットならどちらがおすすめ?

ダウンショットでは、どちらも使う価値があります。

狙いたい状態 おすすめ
ワームを底から浮かせたい エラストマー
中層で水平に近く漂わせたい エラストマー
メリハリのあるシェイク エラストマー
ボトムへ自然になじませたい オリジナル
弱くナチュラルに動かしたい オリジナル
浮力を抑えたい オリジナル

「2WAYといえばダウンショットだからエラストマー」と固定するのではなく、水中でワームをどの位置に置きたいかを考える方が選びやすくなります。

ノーシンカーならエラストマーの個性が生きる

ノーシンカーで水面を釣る場合には、エラストマーの高浮力をそのまま利用できます。

オーバーハング、浮きゴミ際、岸際、虫が落ちてきそうな場所などへキャストし、移動距離を抑えて細かくシェイクする釣りはエラストマーの得意分野です。

水面へ出たバイトを目で確認できるため、サイトフィッシングが好きな人にも面白い使い方です。

サイトフィッシングでは両方持っておきたい

見えているバスを狙うサイトフィッシングでは、魚の反応を見ながらルアーを交換できます。そのため2WAYの素材違いを特に使い分けやすい釣りです。

例えばエラストマーを水面や中層で動かして反応するなら、そのまま浮力を利用します。追ってくるものの直前で見切る場合は、オリジナルへ交換して沈ませたり、動きを弱くしたりする方法があります。

逆にオリジナルへ反応しない魚へ、エラストマーの反発力を利用した強いリアクションを入れるという使い方もできます。

カバー周りでは耐久性の高いエラストマーが便利

枝やレイダウン、水草などへ何度もキャストする釣りでは、ワームがズレたり破損したりしやすくなります。

エラストマーは引張強度が高いため、通常素材よりフック周辺が裂けにくいことが大きなメリットです。同じワームを何度もキャストしたいときには使いやすくなります。

ただしエラストマーは非常に伸びるため、一般的なワームとはフックの刺し心地も異なります。フックサイズやセッティングについては実際に装着してバランスを確認するとよいでしょう。

エラストマーには保管上の注意がある

エラストマー系ワームを使用するときには、保管方法にも注意が必要です。

一般的にエラストマー系ソフトルアーは、通常のソフトワーム素材と長時間接触させると、素材同士の相性によって変形や溶着などの問題が起こる場合があります。そのため、購入時のパッケージに入れたまま保管し、通常素材のワームと同じケースへ直接混ぜない方法が安全です。

また車内など非常に高温になる場所へ長時間放置することも避けた方がよいでしょう。使用前には製品パッケージに記載されている保管上の注意も確認してください。

オリジナルとエラストマーの違いを一覧で比較

比較ポイント 2WAYエラストマー オリジナル2WAY
浮力 非常に高い エラストマーより低い
水面使用 得意 用途が異なる
ダウンショット姿勢 浮かせやすい ボトムになじませやすい
アクション 反発のあるクイックな動き 比較的ナチュラル
耐久性 非常に高い エラストマーより低い
細い脚の強度 千切れにくい 使用状況によって傷みやすい
保管 他素材と分けるのが安全 一般的なワームと同様
おすすめ用途 水面・中層・浮かせるDS ボトム・自然な食わせ

初心者が最初の1パックを選ぶなら?

初めて2WAYを購入する場合は、どのリグで使いたいのかによって選ぶのがおすすめです。

ダウンショットを中心に一般的な2WAYの釣りを覚えたいなら、まずオリジナルを使い、水中での基本的な動きを理解する方法があります。一方、「新しい2WAYエラストマーの特徴を生かした釣りをしてみたい」「表層や浮かせるダウンショットをやりたい」という場合はエラストマーから始めても問題ありません。

特に一つのワームを長持ちさせたい人にとっては、耐久性の高いエラストマーは魅力的です。

迷うなら同じカラーで両方用意すると違いが分かりやすい

予算に余裕があれば、オリジナルとエラストマーを1パックずつ持っておくのが最も分かりやすい方法です。

同じようなカラーを用意し、同じ場所で同じダウンショットリグへ付け替えてみると、フォール速度、水中姿勢、シェイクしたときの動き、止めたときの姿勢などの違いを確認できます。

魚の反応も比較できるため、「このフィールドではどちらが使いやすいか」を自分の経験として蓄積できます。

エラストマーが向いている状況

2WAYエラストマーは、特に次のような状況で特徴を生かしやすくなります。

  • 水面で虫のように使いたい
  • ダウンショットでボトムから浮かせたい
  • 中層にワームを定位させたい
  • 細かく強いリアクションを出したい
  • ワームの耐久性を重視したい
  • 細い脚が千切れるのを減らしたい

特に「沈めたくない」「浮かせたい」という条件では、エラストマーを選ぶ意味が明確です。

オリジナル2WAYが向いている状況

オリジナル2WAYは、次のような状況で使いやすいでしょう。

  • ボトムへ自然になじませたい
  • 浮力を抑えたい
  • 弱いシェイクで食わせたい
  • フォールも含めて自然に見せたい
  • 魚が強いアクションを嫌っている
  • 従来の2WAYの使用感が好き

プレッシャーが高い状況では、派手に動くものより弱く自然に動くものへ反応するケースもあるため、オリジナルを残しておく価値があります。

「どちらが釣れるか」ではなく魚にどう見せたいかで決める

2WAYの素材選びで最も重要なのは、「エラストマーの方が新しいから釣れる」「オリジナルの方が昔から実績があるから釣れる」と決めつけないことです。

バスから見れば、同じようなシルエットでも水中姿勢と動きが違えば別のルアーに近い存在になります。

浮かせて反発のある動きを出すならエラストマー、沈ませて水になじむ動きを出すならオリジナルという基準で考えると、使い分けがかなり簡単になります。

まとめ|2WAYはエラストマーと通常素材を使い分けるのが正解

レイドジャパンの2WAYについて、エラストマーとオリジナルのどちらが良いかは、釣り方によって変わります。メーカー自身もエラストマーをオリジナルの上位版ではなく、性質の異なる新しい2WAYシリーズとして説明しています。[参照:2WAYエラストマー商品説明]

エラストマーの強みは高浮力、高耐久、素材の反発力を利用したクイックなアクションです。ノーシンカーで水面に浮かべたり、ダウンショットでボトムから浮かせたりできるため、従来の2WAYでは作りにくかった水中姿勢を作れます。

一方で、オリジナル2WAYには沈ませやすく、ボトムへ自然になじませたり、比較的ナチュラルに動かしたりしやすいメリットがあります。魚が強い動きを嫌う状況では、オリジナルが有効になるケースも十分考えられます。

そのため一つだけ選ぶなら、水面・中層・浮かせるダウンショットをしたいならエラストマー、ボトム中心の食わせをしたいならオリジナルがおすすめです。

最も実践的なのは両方を持っておき、魚の反応に合わせて交換することです。同じ2WAYでも素材によって浮力とアクションが大きく変わるため、エラストマーと通常素材を「どちらが上か」ではなく「別の武器」と考えると、2WAYを使ったバス釣りの幅を広げやすくなります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました