ジュード・ベリンガムは、攻撃参加、守備力、フィジカル、得点力、ゲームメイク能力を高いレベルで兼ね備えた現代型のミッドフィルダーとして注目されています。
単なる守備的MFでも、攻撃専門の選手でもなく、試合のあらゆる場面に関わるプレースタイルは非常に珍しいものです。では、ベリンガムのようなタイプの選手は過去や現在の日本、そして海外に存在したのでしょうか。
この記事では、ベリンガムの特徴を整理しながら、似た要素を持つ選手たちを紹介します。
ベリンガムのプレースタイルの特徴とは
ベリンガムの最大の特徴は、ピッチ全体を動き回りながら攻守両面でチームに貢献できる点です。中盤の選手でありながら、ゴール前まで進出して得点を狙う能力を持っています。
また、身長の高さを生かした空中戦、相手からボールを奪う守備力、プレッシャーを受けてもボールを失わない技術も大きな武器です。
近年では、こうした選手は「ボックス・トゥ・ボックス型」と呼ばれます。自陣のペナルティエリア付近から相手ゴール前まで幅広く関わるタイプのMFです。
海外でベリンガムに近い特徴を持つ選手
海外では、完全に同じタイプではありませんが、ベリンガムと似た能力を持つ選手が存在します。
例えば、元フランス代表のポール・ポグバは、高い技術、フィジカル、パス能力、得点力を備えた大型MFでした。特に中盤から攻撃へ進む力はベリンガムと共通する部分があります。
ただし、ポグバはボールを扱う技術や創造性に特徴があり、ベリンガムのような運動量や守備面での安定感とは少し異なります。
また、スペイン代表のフェデリコ・バルベルデも近いタイプと言えます。豊富な運動量と強烈なシュート、守備への貢献を持ち、現代的な万能型MFとして評価されています。
さらに、マンチェスター・シティなどで活躍したヤヤ・トゥーレも、体格、技術、推進力を兼ね備えた大型MFでした。ボールを持って相手陣内へ進む力は、ベリンガムと共通する魅力があります。
日本にベリンガムに近い選手はいたのか
日本では、ベリンガムと完全に同じタイプの選手は非常に珍しいですが、複数の特徴を持つ選手は存在します。
代表的な例としては、遠藤航が挙げられます。遠藤は守備能力、ボール奪取力、運動量に優れ、中盤でチームを支える役割を担っています。
一方で、ベリンガムほど攻撃参加や得点能力に比重を置いた選手ではありません。そのため、守備面では近い部分がありますが、役割は異なります。
また、中田英寿も一部の特徴が近い選手です。フィジカルの強さ、海外で戦う精神力、攻守に関わるプレー、ゴールへ向かう姿勢などは共通しています。
中田は特に海外トップレベルでプレーした日本人MFの先駆者であり、現代の万能型MFに通じる部分を持っていました。
本田圭佑や香川真司との違い
日本代表の歴代MFとして、本田圭佑や香川真司も比較対象になることがあります。
本田圭佑はフィジカルの強さ、キープ力、シュート力に優れていましたが、ベリンガムほど広範囲を走り続けるボックス・トゥ・ボックス型ではありませんでした。
香川真司は狭いスペースでの技術や攻撃センスに優れていましたが、ベリンガムのような身体能力を生かした守備や競り合いとは異なるタイプです。
つまり、日本にも優れたMFは数多くいましたが、ベリンガムのように身体能力、技術、守備、得点力をすべて高水準で備えた選手は非常に少ないと言えます。
現代サッカーでベリンガム型が注目される理由
近年のサッカーでは、一人の選手が複数の役割をこなす能力が重要になっています。試合展開が速くなり、中盤の選手には攻守両面での貢献が求められるようになりました。
ベリンガムのような選手は、守備時にはボールを奪い、攻撃時には前線へ飛び出し、必要に応じてゲームを組み立てることができます。
例えば、相手の攻撃を止めた直後に自らドリブルで前進し、そのままゴール前に入り得点するようなプレーは、万能型MFならではの魅力です。
まとめ
ベリンガムのようなタイプの選手は、海外にはポグバ、バルベルデ、ヤヤ・トゥーレなど、共通する特徴を持つ選手が存在しました。
日本では遠藤航、中田英寿などが一部の能力で近い部分を持っていますが、ベリンガムのように攻守・技術・身体能力をすべて高いレベルで融合した選手は非常に珍しい存在です。
現代サッカーでは、こうした万能型MFの価値がさらに高まっており、ベリンガムはその象徴的な選手の一人と言えるでしょう。


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