水泳のビート板キックでは、「顔を上げて泳ぐと腰を痛めるから顔つけで行う」と指導されることがあります。しかし、顔を水につけたまま続けると息苦しくなり、どのくらいの距離までできるものなのか疑問に感じる人も多いです。
実際には、顔つけキックで50mを何本も続けて行える人もいますが、それには正しい呼吸方法や姿勢、キックの強さが関係しています。この記事では、ビート板キックでの適切な距離や、長く続けるためのポイントについて解説します。
顔つけビート板キックは何メートルできれば十分なのか
顔つけでのビート板キックは、泳力や目的によってできる距離が大きく変わります。初心者の場合、25mできれば十分に練習効果があります。
一方で、水泳経験者や競泳選手の場合は、50mや100mを連続して行うことも珍しくありません。特に基礎体力がある人は、顔を水につけた状態でも効率よく呼吸を管理できます。
そのため、「25mしかできないから苦手」ということではありません。まずは正しい姿勢で無理なく続けられる距離を伸ばしていくことが重要です。
顔つけキックが苦しくなる原因
顔つけキックで苦しくなる大きな原因は、息を止めてしまっていることです。水中では呼吸ができないため、無意識に息を我慢してしまう人が多くいます。
しかし、泳ぎでは息を止めるのではなく、水中で少しずつ息を吐き、顔を上げた時に素早く吸うことが基本です。
例えば、25mの途中で苦しくなる場合、最初から全力でキックして酸素を大量に消費している可能性があります。力を抜いて一定のリズムでキックすることが距離を伸ばすポイントです。
顔上げキックより顔つけキックが推奨される理由
コーチが顔つけキックを勧める理由の一つは、体の姿勢を維持しやすいからです。
顔を上げると頭が持ち上がり、それに伴って腰が反った姿勢になりやすくなります。この状態が続くと、腰や背中に負担がかかることがあります。
顔を水につけることで頭から足まで一直線に近い姿勢を作りやすくなり、実際の泳ぎに近いフォームでキック練習ができます。
顔つけキックで50mを3本続ける人はいるのか
水泳経験者であれば、顔つけビート板キックで50mを3本連続で行うことは十分可能です。
ただし、これは単純に足の筋力だけで達成しているわけではありません。水中姿勢、呼吸のタイミング、力の抜き方などを身につけているため、長い距離でも続けられます。
例えば、競泳の練習では50mキックを何本も繰り返すメニューが行われることがあります。その場合も、最初から強く蹴り続けるのではなく、一定のペースを維持することが重要です。
ビート板キックで距離を伸ばすためのコツ
顔つけキックの距離を伸ばすには、まずキックの力加減を見直すことが大切です。初心者ほど「速く進もう」として足に力が入り、疲れやすくなります。
足首を柔らかく使い、水を後ろへ押す感覚でキックすると、少ない力でも進みやすくなります。
また、苦しくなる前に呼吸の準備をすることも重要です。水中では鼻や口から少しずつ息を吐き、顔を上げた瞬間に吸うリズムを作ることで、長く続けやすくなります。
25mから50mへ伸ばす練習方法
現在25mで苦しくなる場合は、いきなり50mを目標にするより、短い休憩を入れながら距離を増やす方法がおすすめです。
例えば、「25mキック+休憩」を数本繰り返し、余裕が出てきたら30m、40mと少しずつ距離を伸ばしていきます。
大切なのは、苦しくなるまで我慢することではなく、正しいフォームを維持したまま泳げる距離を伸ばすことです。
まとめ
顔つけでのビート板キックは、初心者なら25mでも十分な練習になります。一方で、水泳経験者や競泳選手では50mを複数本続けて行うことも可能です。
距離を伸ばすためには、息を止めないこと、力を入れすぎないこと、正しい姿勢を保つことが重要です。
顔つけキックは実際の泳ぎにつながる大切な練習なので、無理に長距離を目指すより、きれいなフォームで少しずつ距離を伸ばしていくことが上達への近道です。


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