大相撲の幕下取組で十両格行司が登場すると何が変わる?行司の格や役割を解説

大相撲

大相撲を見ていると、幕下の取組の途中から十両格行司が土俵を裁く場面があります。幕下力士はまだ関取ではありませんが、行司だけが関取と同じような高い格の立場になるため、その違いが気になる人も多いでしょう。

この記事では、幕下格行司と十両格行司の違いや、十両格行司が登場することで土俵上で何が変化するのか、装束以外の役割や権限について詳しく解説します。

大相撲の行司には明確な階級がある

大相撲の行司は単なる審判役ではなく、日本相撲協会に所属する職人として階級制度が設けられています。

主な階級は、序ノ口格、序二段格、三段目格、幕下格、十両格、幕内格、三役格、立行司という順番で上がっていきます。

力士にも番付による階級があるように、行司にも経験や技量によって担当する取組の格が決められています。

幕下格行司と十両格行司の主な違い

幕下格行司と十両格行司の大きな違いは、担当できる取組の範囲と行司としての待遇です。

幕下格行司は主に幕下以下の取組を担当します。一方、十両格行司になると十両以上の取組を担当できる資格を持ち、関取の取組を裁く立場になります。

見た目では装束の違いが目立ちます。十両格行司以上になると、より格式の高い装束や軍配を使用し、土俵上での存在感も大きくなります。

幕下の取組で十両格行司が担当すると何が変わるのか

幕下の力士同士の取組で十両格行司が担当しても、勝敗の判定方法や取組そのもののルールが変わるわけではありません。

行司が上位格になったからといって、力士の立場が関取扱いになることもありません。幕下力士はあくまで幕下力士として取り扱われます。

例えば、幕下力士同士の一番で十両格行司が軍配を上げても、賞金や待遇が十両力士と同じになるわけではなく、番付上の扱いも変化しません。

十両格行司が幕下を担当する理由

十両格行司が幕下の取組を裁くことがあるのは、行司の育成や本場所の進行上の都合があります。

本場所では取組数が多く、時間帯によって担当する行司を調整する必要があります。また、上位格の行司が経験を積んだり、技術を維持したりする意味でも幕下以下の取組を担当することがあります。

特に十両以上の取組を担当する行司は、より正確な裁きや場内への対応が求められるため、日頃からさまざまな取組を経験しています。

行司の格によって変化する細かな部分

行司の格が上がると、装束以外にも細かな違いがあります。例えば、持つ軍配の種類、房の色、場内アナウンスで紹介される際の扱いなどにも差があります。

また、上位格の行司ほど重要な取組を任される機会が増え、力士や親方からも高い信頼を求められます。

テレビ観戦では気付きにくい部分ですが、行司の立ち位置や所作を見ることで、その人がどの程度の経験を持つ行司なのかを知る楽しみ方もできます。

まとめ|十両格行司が幕下を裁いても力士の扱いは変わらない

幕下の取組で十両格行司が登場しても、力士の番付や取組のルールが変化することはありません。

変わるのは主に行司自身の格式や装束、担当できる取組の範囲などであり、より経験を積んだ行司が土俵を裁いているという意味になります。

大相撲は力士だけでなく、行司にも細かな階級や伝統が存在します。行司の格に注目すると、普段とは違った視点で本場所を楽しむことができます。

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