ブルーザー・ブロディは、全日本プロレスや新日本プロレスで多くの日本人レスラーと激闘を繰り広げた伝説的な外国人レスラーです。その中で「谷津嘉章には警戒していたが、長州力には恐れなかった」という話が語られることがあります。この記事では、その背景にあるアマチュアレスリング経験、プロレスにおける戦い方、そして選手同士の相性について詳しく解説します。
ブルーザー・ブロディが警戒した谷津嘉章のレスリング能力
谷津嘉章は学生時代からアマチュアレスリングで実績を残した選手で、オリンピックにも出場した本格的なレスリング技術の持ち主でした。プロレス転向後も、その身体能力や組み技の強さは大きな武器となりました。
ブロディのような大型外国人レスラーは、単純なパワー勝負では非常に強い存在でした。しかし、レスリングの専門技術を持つ相手との組み合いになると、別の警戒が必要になります。
特に当時のプロレス界では、試合中の不測の事態やシュート(競技的な攻防)が話題になることもありました。そのため、谷津のような本格的なレスリング経験者は、ブロディから見ても簡単には扱えない相手だったと考えられます。
長州力と谷津嘉章ではブロディから見た脅威の種類が違った
一方、長州力も非常に高い身体能力を持つレスラーでした。長州はアマチュアレスリング出身で、オリンピック代表候補にもなった経験があります。その意味では、谷津と同じくレスリングの基礎を持つ選手でした。
しかし、長州の場合はプロレスラーとしてのスタイルが大きく異なりました。長州はリング上での激しい攻撃、精神的な強さ、相手に向かっていくファイトスタイルが特徴で、組み技だけで相手を制圧するタイプではありませんでした。
ブロディから見ると、谷津は「技術面で警戒すべき相手」、長州は「激しい勝負を仕掛けてくる相手」という違いがあった可能性があります。
ブロディが長州を恐れなかったと言われる理由
ブロディは身長、体重、身体能力すべてが規格外のレスラーでした。特に攻撃力と精神的な強さには定評があり、多くの日本人レスラーが圧倒されました。
長州との対戦では、ブロディは長州の気迫や攻撃を受け止めながら、自分のパワーファイトを展開することができました。長州の強さを認めていたとしても、自分が主導権を握れる自信があったと考えられます。
例えば、長州の代表的な技であるリキラリアットのような一撃は脅威でしたが、ブロディはそれを受けても倒れない強靭な肉体を持っていました。そのため、技術的な不安よりも力比べとして受け止めていた面があります。
プロレスでは相手の強さより相性が重要になる
プロレスにおいて「誰が強いか」という単純な比較だけでは、試合の展開を説明できません。選手同士のスタイルや得意分野によって、相手への警戒度は変わります。
谷津のようなレスリングエリートは、相手を組み伏せる技術を持っていました。そのため、大型でパワー型のブロディにとっては、自分の土俵とは違う部分で勝負を挑まれる可能性がありました。
一方で長州は、ブロディと同じく闘争心やパワーを前面に出すタイプでした。そのため、ブロディにとっては自分の強みを発揮しやすい相手だったとも言えます。
ブロディは谷津や長州をどう評価していたのか
ブロディは対戦相手を単純に見下すようなレスラーではなく、実力のある選手には相応の評価をしていたと言われています。特に身体能力やレスリング技術を持つ選手には注意を払っていました。
谷津の場合は、プロレスラーとしてのキャリアだけではなく、アマチュアレスリングで培った技術そのものが警戒対象でした。これはブロディが本能的に「危険な部分」を感じ取っていたためとも考えられます。
長州については、技術面だけではなく、試合で見せる精神力や観客を巻き込む力が大きな魅力でした。ブロディにとっては警戒する相手ではあっても、自分の力をぶつけ合える相手だったのでしょう。
まとめ:ブロディが谷津を警戒し長州と戦えた理由
ブルーザー・ブロディが谷津嘉章を警戒したと言われる背景には、谷津が持つ本格的なアマチュアレスリング技術がありました。特に組み技や相手を制御する能力は、大型パワーファイターであるブロディにとって注意すべき要素でした。
一方で長州力は、レスリング経験こそありましたが、プロレスでは攻撃力や闘争心を前面に出すスタイルでした。そのため、ブロディにとっては自分のパワーをぶつけられる相手として認識されていた可能性があります。
つまり、ブロディが恐れたかどうかではなく、相手によって感じる危険の種類が違ったと考えるのが自然です。谷津は技術的な脅威、長州は精神力と攻撃力による脅威を持ったレスラーだったと言えるでしょう。


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