バドミントンでは、シャトルを正しく打ち返すことが基本ルールですが、初心者のうちは「ラケットに当たったのか、それとも一瞬乗せてしまったのか」という判断が難しいプレーがあります。特にシャトルがラケット面に乗ったように見えるプレーは、試合中でも判断が分かれることがあります。
この記事では、インプレー中にシャトルがラケットの上で保持されたように見え、そのまま振り投げられたと主審が判断した場合のルール上の扱いや、具体的な反則例について分かりやすく解説します。
バドミントンでシャトルを保持して打つことは反則
バドミントンのルールでは、シャトルはラケットで一瞬の接触によって打たなければなりません。ラケット面にシャトルが乗った状態で運ぶように動かしたり、押し出すように振ったりする行為は認められていません。
質問にある「1回のストロークで、ラケットの上に捕らえられ保持され、振り投げられた」と主審が判断した場合は、シャトルを正しく打ったとはみなされず、反則になります。
この反則は一般的に「キャリー」と呼ばれることがあります。シャトルをラケットで運ぶような動作になった場合に適用されます。
キャリーと判断される具体的なプレー例
通常のスマッシュやクリア、ドロップショットでは、シャトルとラケットの接触時間は非常に短く、一瞬で離れます。そのため、ラケット面が少ししなったように見えても、すぐに打ち返していれば問題ありません。
一方で、ラケット面にシャトルが乗った状態でラケットを動かし、その後押し出すように飛ばした場合はキャリーと判断されます。
例えば、ネット際でシャトルをラケット面で受け止め、そのままラケットを持ち上げて相手コートへ放るような動作は反則になります。
シャトルがラケットに当たる時間が長く見える場合はどうなる?
実際の試合では、高速でシャトルが飛んでくるため、スロー映像ではシャトルがラケットにくっついているように見えることがあります。しかし、見た目だけで反則になるわけではありません。
重要なのは、シャトルがラケット面に一瞬当たっただけなのか、それともラケットで保持して運んだのかという点です。審判は接触時間やラケットの動き、打球動作全体を見て判断します。
例えば、ヘアピンショットでシャトルを柔らかく受けるような打ち方でも、瞬間的に弾いているなら正しいプレーです。逆にラケット面で方向を作って押し出すような動きになると反則になります。
主審が反則と判断した場合の試合結果
インプレー中にキャリーがあったと主審が判断した場合、そのラリーは反則をした側の失点になります。相手側にポイントが与えられ、サーブ権や得点状況もルールに従って処理されます。
バドミントンでは主審の判定が試合中の最終判断になります。そのため、選手が「普通に打った」と思っていても、審判が保持したと判断すれば反則として扱われます。
ただし、明らかに意図的にシャトルを運んだ場合と、通常の技術的な打球で偶然長く見えた場合では状況が異なります。
初心者がキャリーを防ぐためのポイント
初心者がキャリーを避けるには、シャトルをラケットで受け止めようとしないことが大切です。特にネット前では、シャトルを運ぶ意識ではなく、軽く弾くイメージで打つと正しいフォームになります。
また、ラケットを止めた状態から押し出すのではなく、シャトルが当たる瞬間にラケットを動かして自然に振り抜くことも重要です。
例えば、ネット前のヘアピンでは「シャトルを乗せて落とす」のではなく、「ラケット面で角度を作って短く返す」という意識を持つと、反則を避けながら安定したショットになります。
まとめ|シャトルを保持して振り投げた場合は反則になる
バドミントンでは、シャトルをラケット面で捕らえて保持し、そのまま振り投げるような動作は禁止されています。主審がそのように判断した場合はキャリーの反則となります。
ただし、シャトルとラケットの接触が一瞬であれば、柔らかい打球やネット際の細かなショットでも問題ありません。
初心者のうちは「シャトルを乗せる」のではなく「ラケットで弾く」という感覚を意識すると、正しいルールに沿ったプレーができるようになります。


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