大相撲の行司が持つハート型の板の名前は?軍配の役割と由来を解説

大相撲

大相撲中継を見ていると、行司が手に持っているハート型に見える道具が目に入ることがあります。この道具は単なる飾りではなく、相撲の勝敗を判断する重要な役割を持っています。

この記事では、行司が持つハート型の板の正式名称や使い方、形の理由、軍配との違いについて詳しく解説します。

行司が持つハート型の板の名前は「軍配(ぐんばい)」

行司が持っているハート型に見える板の正式名称は「軍配(ぐんばい)」です。正式には「軍配団扇(ぐんばいうちわ)」とも呼ばれています。

軍配は、現在の相撲では行司が取組の開始や勝敗の判断を示すために使用する道具です。行司は土俵上で軍配を持ちながら力士を裁き、勝負が決まった際には勝者側へ軍配を上げます。

テレビ中継などで「行司が軍配を上げる」という表現が使われるのは、この動作から来ています。

なぜ軍配はハート型に見える形をしているのか

軍配は一般的なうちわとは異なり、中央が広く先端が細くなった独特の形をしています。その形が見る角度によってハート型のように見えることがあります。

もともと軍配は戦国時代の武将が戦場で指揮をする際に使った「軍配団扇」が由来です。戦場で兵を指揮する道具だったものが、時代を経て相撲の行司が勝負を裁く道具として残りました。

現在の軍配には、相撲の伝統や格式を表す意味も込められており、行司の身分や流派によって装飾や作りが異なる場合があります。

軍配はどのように使われるのか

取組では、行司が軍配を返す動作から勝負が始まります。これは「はっきよい」の掛け声とともに力士が立ち合う合図として行われます。

勝負が決まると、行司はどちらの力士が勝ったかを判断し、勝者側へ軍配を上げます。この動作が大相撲でよく見る「軍配を上げる」という場面です。

ただし、行司の判定に対して審判役の親方である勝負審判が異議を唱えた場合、協議が行われることがあります。これが「物言い」です。

軍配と審判の関係について

大相撲では行司が最初に勝敗を判断しますが、最終的な決定権を持っているのは土俵下にいる勝負審判です。

例えば、行司がA力士に軍配を上げた後、勝負審判が「実際にはB力士が先に土俵を割っていないか」などを確認することがあります。

協議の結果、行司の軍配通りになる場合もあれば、軍配差し違いとして勝敗が変更される場合もあります。

行司によって軍配の形や装飾が違う理由

軍配は行司にとって重要な道具であり、階級や立場によって装飾が異なります。特に立行司と呼ばれる最高位の行司が使用する軍配は、格式の高いものになっています。

軍配には房や飾りが付けられていることもあり、色やデザインにも伝統的な意味があります。単なる判定道具ではなく、行司の職責を象徴する存在です。

相撲観戦の際には、力士の動きだけでなく、行司がどのような軍配さばきをしているかを見るのも楽しみの一つです。

まとめ:行司が持つハート型の板は軍配団扇

大相撲で行司が持っているハート型に見える板は「軍配」と呼ばれ、正式名称は「軍配団扇」です。

軍配は勝敗を示すための道具であり、戦国時代の指揮道具を起源とする長い歴史を持っています。

次に大相撲を見る際は、力士の取組だけでなく、行司が持つ軍配にも注目すると、より深く相撲文化を楽しむことができます。

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