海上保安大学校を目指している人の中には、泳ぎが苦手で入学後の訓練に不安を感じる人も少なくありません。特に海保大では海上保安官として必要な体力や水上での安全能力を身につけるため、水泳や遠泳に関する訓練が行われています。
しかし、入学時点で水泳が得意でなければならないというわけではありません。泳ぎが苦手な状態から努力して身につける学生もいます。この記事では、海保大の水泳訓練の目的や、入学前にどのような準備をしておくと安心なのかを解説します。
海保大で水泳訓練が行われる理由
海上保安大学校で水泳や遠泳の訓練が行われるのは、単なる体力づくりが目的ではありません。海上で勤務する海上保安官にとって、水に関する能力は安全を守るために重要な技能だからです。
海上では船からの転落や救助活動など、水に関わる状況が発生する可能性があります。そのため、自分自身の命を守る能力だけでなく、遭難者を救助するための基礎的な泳力や水上での対応力が求められます。
遠泳訓練では長距離を泳ぐ持久力だけでなく、水に対する恐怖心を減らし、冷静に行動する力を身につけることも大きな目的です。
泳げない状態で海保大に入学した人はいるのか
海保大を志望する人の中には、入学前から水泳経験が豊富な人もいれば、学校の授業以外ではほとんど泳いだことがない人もいます。
入学時点で完璧な泳力を求められるわけではないため、泳ぎが苦手だった人でも訓練を通して上達していくことは可能です。
ただし、全く泳げない状態の場合、水に慣れるまでに時間がかかる可能性があります。入学後の訓練を少しでも余裕を持って受けるためには、高校生のうちから準備しておくことがおすすめです。
入学前にスイミングスクールへ通うべきか
現在ほとんど泳げない場合は、スイミングスクールや水泳教室に通うことは非常に有効です。特に重要なのは速く泳ぐ技術よりも、水に慣れることと正しい泳ぎ方を身につけることです。
例えば、クロールで25メートル泳げるようになるだけでも、水への恐怖心は大きく変わります。また、正しい呼吸方法を覚えることで、長く泳ぐための基礎ができます。
週1回程度の練習でも継続すれば効果があります。受験勉強との両立を考えながら、無理のない範囲で水泳に慣れておくと入学後の負担を減らせます。
海保大入学前に身につけたい泳力の目安
海保大を目指す場合、最低限として水を怖がらずに泳げる状態を作っておくことが大切です。具体的には、クロールや平泳ぎで一定距離を泳げること、顔を水につけて呼吸できることが基本になります。
遠泳では短距離を速く泳ぐ能力よりも、一定のペースで長く泳ぎ続ける持久力が重要になります。そのため、50メートルを全力で泳ぐ練習だけではなく、ゆっくり長く泳ぐ練習も効果的です。
例えば、最初は25メートル泳ぐだけで疲れてしまっても、少しずつ距離を伸ばして100メートル、200メートルと泳げるようになることで、遠泳への自信につながります。
泳ぎ以外にも準備しておきたい体力づくり
海保大で必要になる体力は水泳だけではありません。海上保安官には、長時間活動できる持久力や筋力も求められます。
入学前からランニング、スクワット、腕立て伏せなどの基礎的な運動習慣を作っておくと、訓練全般に対応しやすくなります。
特に運動習慣がない人は、急に激しいトレーニングを始めるよりも、毎日少しずつ体を動かす習慣を作ることが重要です。
泳げない不安を減らすために大切なこと
海保大を目指す上で大切なのは、現在泳げないことだけを理由に諦めないことです。水泳は練習によって伸ばしやすい能力の一つです。
ただし、水泳は独学で間違ったフォームを身につけると上達しにくい場合があります。可能であれば経験者や指導者から正しい泳ぎ方を教えてもらうと効率よく成長できます。
高校2年生の段階で不安を感じている場合でも、入学までには十分な練習期間があります。焦らず継続することが、海保大での訓練に向けた大きな準備になります。
まとめ
海保大では水泳や遠泳訓練が行われますが、入学時点で全員が水泳の達人である必要はありません。泳ぎが苦手な人でも、訓練や努力によって必要な能力を身につけていくことができます。
ただし、全く泳げない状態よりも、入学前にスイミングスクールなどで水に慣れておく方が安心です。クロールや平泳ぎの基本、長く泳ぐための体力を少しずつ身につけておくことで、入学後の訓練にも前向きに取り組めるでしょう。


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