相撲の決まり手の中でも迫力がある技の一つが「吊り出し」です。相手の体を持ち上げて土俵の外へ運ぶ豪快な技で、テレビ中継でも大きな歓声が起こる場面があります。この記事では、吊り出しがどのような技なのか、実際に技を受けた力士が感じることや、どれくらい高く持ち上げられるのかについて詳しく解説します。
相撲の吊り出しとはどんな技なのか
吊り出しとは、相手のまわしをしっかりとつかみ、腰や腕の力を使って相手の体を土俵の外まで持ち上げて運ぶ決まり手です。
通常の押し出しや寄り切りは相手を押して土俵外へ出しますが、吊り出しの場合は相手の足が土俵から浮くほど持ち上げる点が大きな特徴です。
特に体格や腕力に優れた力士が得意とする技で、相手の踏ん張る力を無効化できるため、決まった時には非常に豪快な勝負になります。
吊り出しされた時の感覚はどんなものなのか
吊り出しを受けた力士の感覚は、簡単に言えば「自分の力で踏ん張れない状態になる」というものです。足が地面から離れるため、押し返したり残ったりすることが難しくなります。
相撲では通常、土俵際で足を開いて耐えたり、体勢を低くして粘ったりします。しかし、完全に持ち上げられると、そのような防御姿勢が取れなくなります。
例えるなら、重い荷物を持ち上げられて足が床につかない状態に近く、自分で移動するというより相手の力によって運ばれている感覚になります。
吊り出しされると本当に高く感じるのか
吊り出しで持ち上げられる高さは、力士の体格や技のかけ方によって変わりますが、足が完全に浮くため本人にとってはかなり高く感じられます。
相撲力士は体重が100kgを超えることが多く、その体が浮くほど持ち上げるには非常に大きな力が必要です。そのため、観客から見る以上に、受けた側には浮遊感があります。
ただし、一般的な人が想像するような何メートルも宙に浮くわけではありません。多くの場合は足が土俵から離れ、数十センチ程度浮いた状態で運ばれる形になります。
吊り出しが難しい理由
吊り出しは力が強ければ簡単にできる技と思われがちですが、実際には相手のまわしを取る技術やタイミングが重要です。
相手が低い姿勢で構えている場合、まわしを十分につかむことが難しく、無理に持ち上げようとすると逆に体勢を崩されることもあります。
成功させるには、相手の重心を浮かせる技術と、自分の足腰で支える力の両方が必要になります。
吊り出しが得意だった力士
歴代の力士の中には、体格や怪力を生かして吊り出しを得意とした力士がいました。特に大型力士同士の対戦では、力比べのような形で吊り出しが決まることがあります。
近年でも、体格に恵まれた力士が相手を土俵際まで追い込み、最後に持ち上げて勝負を決める場面があります。
吊り出しは頻繁に見られる決まり手ではありませんが、決まった時の迫力は相撲の魅力の一つです。
まとめ|吊り出しは足が浮くため独特の感覚がある豪快な技
相撲の吊り出しは、相手を持ち上げて土俵外へ運ぶ非常に力強い決まり手です。受けた力士は足が地面につかなくなるため、踏ん張ることができず、相手に運ばれるような感覚になります。
高さ自体は大きく跳ね上がるようなものではありませんが、体重のある力士が浮かされるため、本人にとっては十分に驚きのある体験になります。
普段の押し合いとは違い、相手の力と技術によって完全に動きを封じられる吊り出しは、相撲ならではの迫力ある技と言えます。


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