シマノ バルケッタBB 300PGにPE1.5号200mを巻く方法|下巻き・糸巻学習・カウンター誤差を解説

釣り

シマノのカウンター付き両軸リール「バルケッタBB 300PG」は、東京湾のタチウオやアジなど幅広い船釣りに使いやすいモデルです。一方、300PGの標準的なPE糸巻量はPE2号300m、PE3号200mとなっているため、PE1.5号を200mだけ巻きたい場合には「カウンターは正確に表示されるのか」「どれくらい下巻きすればよいのか」と迷いやすいところです。

結論から整理すると、PE1.5号だからカウンターが使えないわけではありません。重要なのは、ラインを適切な状態まで巻いたうえで、取扱説明書に沿って糸巻学習を行うことです。また、下巻き量については計算値を絶対値と考えず、最終的なスプールへの巻き上がりを確認する必要があります。ここではバルケッタBB 300PGの公式仕様と糸巻学習の仕組みをもとに、PE1.5号200mを使う場合の考え方を詳しく解説します。

バルケッタBB 300PGの標準糸巻量を確認

まず基準になるのがメーカー公表の糸巻量です。シマノ公式のバルケッタBB製品情報では、300PGのPE糸巻量はPE2号300m、PE3号200mとされています。したがってPE1.5号200mだけでは、スプールにはかなり余裕が残ります。

これはPE1.5号が使用できないという意味ではありません。単純に300番スプールの容量に対して200mのPE1.5号では量が少ないため、適切な下巻きを入れてスプール径を確保する方法が現実的です。シマノ公式製品ページでは300番の下巻きラインについても案内されています。[参照:シマノ バルケッタBB製品情報]

カウンター付きリールの場合、単に「ラインがスプールに収まればよい」というだけではありません。スプールの回転と実際に送り出されるラインの長さを対応させる必要があるため、巻き終わった後の糸巻学習が重要になります。

PE1.5号でも糸巻学習をすればカウンターは使える?

デジタルカウンターは、単純に「PE2号なら1回転で何cm」と固定して距離を表示しているわけではありません。シマノは糸巻学習について、スプールの回転数と糸巻量の関係を記憶し、その関係を利用して水深を表示する仕組みと説明しています。

そのため、適切な方法で実際に巻いたラインに合わせて学習させるのであれば、カタログ記載の標準糸巻量と異なるPE1.5号を使用したことだけを理由に、大きな誤差が必ず発生するとはいえません。むしろラインの太さだけでなく、巻き付け時のテンション、実際のライン径、スプールへの巻き上がりなどが精度に影響します。

シマノのカウンター付きリールについても、実際のライン種類やラインテンション、糸巻き後の外径によって精度が変化する場合があることが案内されています。したがって「PE1.5号だから大丈夫」「PE1.5号だからダメ」と号数だけで判断するより、正確な長さを基準に学習・確認することが大切です。

PE1.5号200mでは下巻きを入れたほうがよい理由

PE1.5号を200mだけ300PGのスプールへ直接巻くと、スプール外径よりかなり内側で巻き終わる可能性があります。この状態ではハンドル1回転当たりの実際の巻き取り量が小さくなり、リール本来の使用感も変化します。そのため、必要量の下巻きを入れてからPE1.5号200mを巻く方法が合理的です。

シマノには公式の「糸巻量計算ツール」があり、カタログ上の糸巻量、使用する上糸、下巻きに使うラインの種類と太さを入力すると必要な下巻き量を計算できます。ただしメーカー自身も、算出される糸巻量はあくまで目安として利用するよう案内しています。[参照:シマノ 糸巻量計算ツール]

したがって、ツールで「下巻き93m」と算出された場合も、93mを絶対的な正解と考えるのではなくスタート地点となる目安として扱うのが安全です。同じPE1.5号でもメーカーや製品によって実際の直径がわずかに異なり、さらに巻くときのテンションによってスプール上で占める体積も変化するためです。

下巻き93m+PE1.5号200mならそのまま巻けばいい?

計算ツールに正しい条件を入力して93mという結果が出たのであれば、基本的な考え方は下巻きを約93m入れ、その上からPE1.5号200mを巻き、最後に糸巻学習を行うという流れになります。ただし、最終的には実際の巻き上がりを優先してください。

特に注意したいのがスプールへの巻き過ぎです。計算上の下巻きをすべて入れた結果、PE1.5号200mを巻いたところスプールいっぱいになり過ぎるようなら、そのまま使用するのは避けます。逆に大幅に余る場合には下巻きを調整できます。

最も確実に仕上げたい場合には、別の空スプールやラインを移し替えられる環境を利用した逆巻きも有効です。最終的に使いたいPE1.5号200mを先に適正位置まで配置できるため、計算だけに頼る方法より仕上がりを合わせやすくなります。

糸巻学習後もカウンターを実測確認する

糸巻学習が完了したからといって、一度も確認せず実釣へ持ち込むより、ラインマーカーなどを利用して表示距離を確認しておくと安心です。バルケッタBBの取扱説明書には、実際に出たラインの長さとカウンター表示に誤差が生じた場合の補正学習も用意されています。

説明書では補正時に正確に10mのラインを引き出す方法が案内されており、マーカー付きラインの場合にはマーカーを、マーカーがない場合にはメジャーなどを利用して実測するよう示されています。つまりメーカー側も、必要に応じて実際のライン長を基準にカウンターを補正する仕組みを用意しています。[参照:バルケッタBB取扱説明書]

たとえば色分けされたPEラインなら、10m、20m、50mなどを実際に引き出し、カウンター表示と比較してみると分かりやすいでしょう。誤差が気になる場合には取扱説明書に従って補正します。

300番にPE1.5号を巻く場合の注意点

300番スプールに細めのPE1.5号を使用するときには、まずラインを偏らせず、適切なテンションで均等に巻くことが重要です。極端に緩く巻くと、負荷が掛かったときにPEが下層へ食い込み、仕掛けの落下やライン放出が不安定になる場合があります。

また、スプール端へラインが極端に偏った状態で使用するとトラブルの原因になります。糸巻き時にはレベルワインドを通し、巻き上がりを確認しながら作業します。細いPEを使うからといって必ずスプールとボディの隙間へ噛み込むわけではありませんが、バックラッシュなどでラインが大きく緩んだ場合には注意が必要です。

特にタチウオでは歯による高切れも考えられます。ラインを途中で失った場合にはスプール外径が変化します。バルケッタBBの説明書には高切れした際の補正についても記載されているため、長いラインを失った後はカウンター表示をそのまま信用せず、必要に応じて再設定・補正するのが確実です。

東京湾のLTアジ・タチウオで使うなら船宿指定も確認

東京湾の乗合船では、釣り物や船宿によって推奨PE号数やオモリ号数が決められている場合があります。これは単に魚を釣り上げられる強度の問題だけではなく、乗船者同士でラインの太さをある程度そろえ、潮による糸の流され方を近づけてオマツリを減らす意味もあります。

したがってPE1.5号200mがリールへ問題なくセットできたとしても、乗船予定のアジ・タチウオリレー船がPE2号などを指定している場合には船宿の指定を優先します。予約時または乗船前に「PE1.5号で問題ないか」を確認しておけば安心です。

また、タチウオではポイントや釣法によって必要な水深やライン量も変わります。200mあれば十分かどうかについても、当日の釣り場や船宿の指示を確認しておくと、不意の高切れまで含めたライン不足を防ぎやすくなります。

まとめ:PE1.5号200mは下巻きと糸巻学習を正しく行うことが重要

バルケッタBB 300PGの公式PE糸巻量はPE2号300m、PE3号200mですが、PE1.5号200mという組み合わせでも、適切な下巻きと糸巻学習を行うという考え方で使用できます。カウンターの仕組み上、カタログ外の号数だから直ちに大きな表示誤差が生じるというものではありません。

シマノの糸巻量計算ツールで算出された下巻き93mについては有力な目安になりますが、メーカーも計算結果を目安としています。実際のライン径や巻きテンションによって仕上がりが変わるため、PE1.5号200mを巻き終えた時点のスプール状態を見て調整することが大切です。

そして最後に糸巻学習を正しく実施し、ラインマーカーや実測距離とカウンター表示を照合します。必要なら説明書記載の補正学習を行えば、カウンターへの不安を減らせます。「計算ツールで下巻き量を決める→適正なテンションでPEを巻く→糸巻学習→実測確認→必要なら補正」という順序で準備するのが、カウンター付きリールを確実にセットアップする方法です。

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