ゴルフで旗竿に当ててカップインする技は何という?「旗包み」の意味と実際のゴルフで狙えるのかを解説

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ゴルフでショットしたボールを旗や旗竿に当て、その勢いを殺してカップへ落とすプレーを見て、「この技には名前があるのだろうか」と気になったことがある人もいるでしょう。

このようなショットを表す言葉として日本で特に有名なのが、漫画『プロゴルファー猿』に登場する「旗包み(旗つつみ)」です。ボールを旗へ直接当て、そのままピンに沿わせるように落としてカップインを狙う必殺技として描かれました。

ただし、「旗包み」は実際のゴルフで正式に定義されたショット技術名ではありません。漫画由来の名称であり、現実のゴルフでは「ピンに当たって入った」「旗竿に当たってカップインした」などと表現するのが一般的です。ここでは旗包みの意味や、現実に狙ってできるのか、旗竿にボールが当たった場合のルールまで整理します。

旗竿に当ててカップへ落とす技として有名なのは「旗包み」

「旗包み」は藤子不二雄A氏のゴルフ漫画『プロゴルファー猿』に登場する代表的な必殺技です。

作中では、主人公がグリーン上の旗を狙って強烈なショットを打ち、ボールを旗へ当てることで勢いを抑え、そのままカップへ落とすという非常に派手な技として描かれています。

ゴルフ専門メディアでも、旗包みについて「ボールを小さな旗にぶつけ、ピンに沿って落下させてカップインさせるショット」と紹介されています。[参照:ゴルフのニュース]

「旗包み」は正式なゴルフ用語ではない

ここで重要なのは、旗包みがアイアンショット、ロブショット、パンチショットといった一般的なゴルフ技術の正式名称ではないことです。

あくまで漫画作品で名付けられた必殺技であり、レッスン書などで「旗包みを習得する」という種類の技術ではありません。

実際のラウンドでボールがピンや旗へ当たって入った場合には、「ピンに当たって入った」「旗竿に当たってカップインした」「ピンショットが直接入った」といった説明の方が自然です。「旗包み」と言えば意味が通じるゴルファーもいますが、それは漫画を知っている人に通じやすい俗称と考えるとよいでしょう。

旗ではなく旗竿そのものに当てる場合も「旗包み」?

漫画の旗包みは、厳密には風になびいている旗へボールを当て、その旗に包ませるようにしてボールの勢いを落とす技として描かれます。

そのため現実のショットでボールが金属製の旗竿そのものに直接当たり、その反動でカップへ入った場合は、漫画の旗包みを完全に再現したとは言いにくいでしょう。

ただしイメージとして非常に似ているため、ゴルフ仲間との会話では「旗包みみたいなショット」「リアル旗包み」と表現されることがあります。

実際に旗包みを狙って打つことはできる?

理論上、ボールを旗や旗竿へ当てること自体は可能です。しかし、旗包みを意図的かつ再現性のある技術として使うことは現実的ではありません。

まず旗は非常に小さな標的です。100ヤード以上離れた地点から数十センチ程度の旗へ直接ボールを当てるには、左右方向だけでなく高さと飛距離まで極めて正確に合わせる必要があります。

さらに風向きによって旗の位置は常に動きます。ボールが当たったとしても、勢いがちょうどカップへ落ちる程度まで弱まる保証もありません。少し当たり方が違えば大きく跳ね返る可能性があります。

ゴルフ漫画の必殺技として難易度は極めて高い

ゴルフ専門メディアが漫画に登場する必殺技を検証した企画でも、旗包みについては実際に再現する難易度が極端に高いとして扱われています。[参照:ゴルフのニュース]

旗へ当てるだけでも難しいうえ、そこからカップインまで成立させるには偶然の要素が非常に大きくなります。

したがって現実のゴルフでは、旗そのものを標的にするより、グリーン上の安全な落とし所を狙って距離をコントロールする方がはるかに合理的です。

旗竿を狙うこと自体は普通にある

一方、「ピンを狙う」という考え方自体は通常のゴルフでもあります。

例えば100ヤード前後のアプローチでピン位置がグリーン中央にあり、手前にも奥にも大きな危険がなければ、プレーヤーが旗竿を方向の目標としてショットすることは珍しくありません。

ただし、これは旗竿へ直接ボールをぶつけることを狙っているわけではありません。ピンの近くへボールを落とし、バーディーチャンスを作ることが目的です。

プロゴルファーでも基本は「旗に当てる」のではなく落とし所を狙う

プロのショットを見るとピンへ一直線に飛んでいるように見えることがあります。しかし実際には、ピンまでの距離、風、グリーンの傾斜、ボールのスピン量などを計算してショットしています。

例えばピンがグリーン奥にある場合、直接ピンを狙うと少し飛びすぎただけでグリーンオーバーすることがあります。その場合はピンより手前へ落として転がす方がスコアをまとめやすくなります。

つまり「旗に当てれば入る」という発想より、「どこへ着弾させれば最終的にピンへ近づくか」という考え方が実戦的です。

旗竿に当たってカップインしたら有効?

現在のゴルフルールでは、旗竿をホールに残した状態でプレーすることができます。

その状態で打ったボールが旗竿へ当たったとしても、通常はそれだけで罰になるわけではありません。ボールが最終的にホールへ入れば、通常のストロークとしてカップインが成立します。

特に2019年のルール改正以降、パッティンググリーン上からプレーしたボールについても、ホールに残してある旗竿へ偶然当たっただけでペナルティとなる扱いではなくなりました。そのため旗竿を残したままパットする選手もいます。

旗竿がボールの勢いを止めて入ることは実際にある

現実のゴルフでも、速いアプローチやパットが旗竿へ当たり、勢いを失ってそのままカップへ落ちることはあります。

例えば下り傾斜のアプローチが強く入り、そのままなら数メートルオーバーしそうだったところ、旗竿へ当たって真下へ落ちるケースです。

このような場面は見た目には「旗包み」のようですが、通常は偶然起こった結果です。プレーヤーが最初から旗竿へ衝突させることを前提にしたショットではありません。

逆に旗竿へ当たって損をするケースもある

旗竿は必ずボールをカップへ落としてくれるわけではありません。

非常に強いボールが旗竿へ当たると、カップへ落ちずに大きく跳ね返ることもあります。本来ならカップの縁へ当たって入った可能性があるボールが、旗竿に当たって外へ出るケースも考えられます。

つまり旗竿は状況によってボールを止めることもあれば、反対に弾くこともあります。そのため「旗竿へ当てること」を攻略法として利用するのは再現性に乏しい方法です。

似た言葉の「チップイン」とは違う

グリーン外からアプローチしたボールがそのままカップへ入ることは「チップイン」と呼ばれます。

例えばグリーン周辺からウェッジで転がしたボールが直接カップへ入ればチップインです。途中で旗竿へ当たって入ったとしても、ショットの種類としてはチップインと表現できます。

しかしチップインは「旗竿へ当てる技術」という意味ではありません。旗竿に当たらず直接カップへ入ってもチップインです。

「ホールインワン」とも別の意味

パー3などでティーショットが旗竿へ当たり、そのままカップへ入った場合はホールインワンになります。

この場合も「旗竿に当てて入れた技術」に特別な正式名称が付くわけではありません。1打目でホールへ入ったという結果によってホールインワンと呼ばれます。

テレビ中継などでピンへ当たってカップインする映像が出ても、解説では「ピンに当たって入ったホールインワン」と説明されることが一般的です。

「ピンショット」という表現はあるが旗に当てる専門技術ではない

ゴルフでは旗竿を「ピン」と呼ぶことがあり、ピンを狙ったショットを日常会話で「ピンを狙うショット」「ピンショット」のように表現することがあります。

しかし「ピンショット」という名称が旗竿へ直接当てる専用技術として公式に定義されているわけではありません。

そのため「ボールを旗へ当てて落とす技の名前」を探しているのであれば、最もイメージに近い有名な名称は「旗包み」となります。

旗包みはなぜ有名になったのか

旗包みが広く知られている理由は、通常のゴルフでは考えにくいほど派手で分かりやすい必殺技だからです。

通常ならグリーンへボールを落として転がりやスピンを利用しますが、旗包みは旗そのものを利用してボールを止めるという発想になっています。

そのため『プロゴルファー猿』を知らない世代でも、漫画やアニメのゴルフ必殺技として名前だけを聞いたことがある場合があります。

実戦では旗ではなく「ピンの根元」を目標にする

実際にショットの精度を高めたい場合は、空中にある旗そのものより、グリーン上のピンの根元やその周辺を目標として考える方が分かりやすいでしょう。

例えば残り80ヤードなら、「ピンまで80ヤード」ではなく、キャリー75ヤードで手前へ落として5ヤード転がすといった具体的な弾道をイメージします。

このように着地点とランを計算できるようになる方が、旗へボールを直接当てようとするよりスコアアップにつながります。

まとめ|名前として有名なのは「旗包み」だが正式なゴルフ技術ではない

ゴルフで打ったボールを旗へ当て、その勢いを利用してカップへ落とすショットとして最も有名な名前は、『プロゴルファー猿』に登場する「旗包み(旗つつみ)」です。

旗包みは、ボールを旗へぶつけて勢いを殺し、ピンに沿わせるようにカップインさせる漫画上の必殺技として知られています。[参照:ゴルフのニュース]

ただし、これは正式なゴルフ用語や一般的なレッスン技術の名称ではありません。現実に旗竿へ当たってボールが入った場合は、「ピンに当たってカップインした」「旗竿に当たって入った」などと表現するのが普通です。

またグリーン外から打ってそのまま入れば結果として「チップイン」、ティーショットが直接入れば「ホールインワン」と呼べますが、これらも旗竿へ当てること自体を意味する言葉ではありません。

現実のゴルフで旗包みを意図的に再現するのは極めて困難です。旗や細い旗竿へ正確にボールを当て、さらにちょうどカップへ落ちる速度まで調整する必要があるためです。したがって実戦では必殺技として狙うものではなく、偶然ピンに当たって入ったときに「リアル旗包みだ」と楽しむくらいの表現として覚えておくとよいでしょう。

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