野球中継やSNSでは、投手や野手のミスに対して「わざと悪送球したのでは?」「自責点を増やしたくなかったのでは?」という声が出ることがあります。
特に投手自身が送球エラーをした場面では、“記録上どうなるのか”や“本当に故意なのか”が話題になりやすいです。
この記事では、野球における自責点の仕組みや、悪送球と記録の関係、そして実際に故意のプレーが起こり得るのかについて整理していきます。
自責点とは何かをまず理解する
自責点とは、簡単に言えば「守備側が普通に守っていれば防げた失点を除いた、投手の責任となる失点」です。
そのため、エラーが絡んだ場合は失点しても自責点にならないケースがあります。
| ケース | 自責点になる? |
|---|---|
| ヒットだけで失点 | なる |
| 守備エラー後の失点 | ならない場合がある |
| 投手自身のエラー | 記録状況による |
つまり“エラーが絡めば自責点が減る可能性がある”ため、ファンが疑問を持つことがあります。
実際に『わざと悪送球』は現実的なのか
結論から言うと、プロ野球レベルで故意に悪送球する可能性はかなり低いと考えられています。
理由は単純で、。
- 試合映像が残る
- 首脳陣やチームメイトの信頼を失う
- 契約や査定に悪影響
- プロ意識を疑われる
など、リスクが非常に大きいからです。
特に投手は防御率だけでなく、内容・投球の質・チーム貢献も総合評価されるため、“自責点だけ守るために故意にエラーする”メリットはほぼありません。
なぜ『わざとでは?』と言われるのか
ファンがそう感じる背景には、記録ルールの複雑さがあります。
例えば、。
- 明らかに間に合わない送球
- 不自然なワンバウンド
- 焦っていないように見える動き
- 送球選択ミス
などがあると、「普通なら投げないのでは?」と感じる人が出ます。
しかし実際には、投手は瞬時に判断しており、。
- ゲッツーを狙った
- アウトを急いだ
- 体勢が崩れた
- 握り損ねた
といったケースが大半です。
特に投手は野手ほど送球練習量が多くないため、焦った場面で悪送球が起きやすいとも言われます。
記録員はかなり厳密に判定している
プロ野球では公式記録員が試合映像やプレー内容を細かく確認し、エラーや自責点を判断しています。
そのため、単純に「エラーだから自責点ゼロ」とは限りません。
例えば、エラーがあっても、。
- 本来その後も失点していた
- ヒットが続いている
- アウト換算しても点が入る
と判断されれば、自責点が付く場合があります。
つまり、“エラーすれば完全に自責点回避できる”わけではありません。
投手は数字以上に『信用』を重視される
プロ野球では、防御率や自責点も重要ですが、それ以上にチームからの信頼が大切です。
もし故意プレーが疑われるような行動を本当にしてしまえば、監督・コーチ・捕手との関係にも大きく影響します。
そのため、多くの場合は、。
- 単純なミス
- 焦り
- 送球難
- 判断ミス
として見る方が自然です。
まとめ
野球ではエラーが絡むと自責点の扱いが変わるため、「わざと悪送球したのでは?」という疑問が出ることがあります。
しかし実際には、プロ選手が故意に悪送球するメリットは非常に少なく、チーム内の信頼を失うリスクの方がはるかに大きいです。
多くのケースは、焦りや判断ミス、技術的なミスによるものであり、“自責点逃れ”と断定できる場面はほとんどないと言えるでしょう。


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