格闘技では安全面や公平性を考慮して体重別階級が設けられています。そのため、試合前に体重を合わせた場合、元々70kgだった選手と60kgだった選手が同じ65kgになった時にどのような違いが出るのか気になる人も多いでしょう。この記事では、計量時の体重が同じでも残る身体的な違いや、どちらが有利になりやすいのかを分かりやすく解説します。
同じ65kgでも元の体重が違うと条件は完全には同じにならない
70kgの選手と60kgの選手がともに65kgで試合をする場合、計量時の数字だけを見ると公平に見えます。しかし、実際の格闘技では体重そのものだけではなく、筋肉量、骨格、体格、リーチ、減量経験など多くの要素が影響します。
例えば70kgだった選手が65kgまで落とした場合、もともとの身体が大きく筋肉量が多い可能性があります。一方で60kgだった選手が65kgまで増やした場合は、筋肉ではなく脂肪や水分による増量になっている可能性もあります。
そのため、同じ65kgという数字でも、身体の中身や戦い方によって有利不利が変わります。
減量して65kgにした選手が有利になる場合
一般的には、元々体重が重い選手が減量して階級を合わせる場合、有利になることがあります。これは大きな筋肉量や骨格を維持したまま体重だけを落とせる選手がいるためです。
例えば70kgの選手が筋肉量をほとんど維持して65kgになった場合、60kgから65kgに増量した選手よりもパワーやフィジカル面で優位に立つ可能性があります。
実際の格闘技でも、多くの選手が試合当日に計量時より重い体重で戦うため、減量して階級を合わせることが戦略の一つになっています。
増量して65kgにした選手が有利になる場合もある
ただし、元々軽い選手が必ず不利になるわけではありません。60kgの選手が65kgまで身体を大きくすることで、筋力やスタミナが向上する場合もあります。
特に長期間かけて筋肉を増やした選手の場合、単純な体重差では判断できません。体重が増えたことで打撃力や組みの強さが向上し、以前より強くなるケースもあります。
また、スピードや技術、運動能力が優れている選手であれば、体格差を戦術で補うことも可能です。
体重以外に勝敗を左右する重要な要素
格闘技の勝敗は体重だけで決まりません。リーチの長さ、打撃技術、組技能力、スタミナ、反応速度、経験値などが大きく関係します。
例えば同じ65kgでも、身長180cmで手足が長い選手と、身長165cmで筋肉量が多い選手では戦い方が大きく変わります。前者は距離を取る戦いが得意になりやすく、後者は接近戦で力を発揮しやすい傾向があります。
そのため、元70kgと元60kgという情報だけでは、どちらが絶対に有利とは言えません。選手の特徴や戦術によって結果は変わります。
公平な階級制度があっても体格差が残る理由
体重別階級は選手同士の大きな差を減らすための仕組みですが、完全に同じ条件を作るものではありません。同じ階級内でも身長や骨格、筋肉量には違いがあります。
例えば同じ65kg級でも、普段は70kg以上ある選手が減量して出場する場合と、普段から65kg前後で戦う選手では身体的な特徴が異なります。
そのため、格闘技では体重だけではなく、自分に合った階級選びや減量方法も重要な戦略になります。
まとめ
70kgの選手と60kgの選手がともに65kgで試合をする場合、単純に体重だけを見れば同じ条件ですが、身体の作りや減量の有無によって有利不利が生まれる可能性があります。
減量して65kgになった元70kgの選手はパワーや体格面で有利になることがあり、増量した元60kgの選手はスピードや技術面で優位に立つことがあります。
最終的には体重差だけではなく、筋肉量、技術、戦術、経験など総合的な能力によって勝敗が決まるのが格闘技の面白い部分です。


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