メジャーで活躍した日本人選手の歴代3位は誰?大谷翔平・イチローに続く候補を実績から比較

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メジャーリーグで活躍した日本人選手を歴代で評価すると、大谷翔平とイチローは最上位候補として名前が挙がりやすい存在です。その次の「3位」を決めようとすると、ダルビッシュ有、松井秀喜、野茂英雄を中心にかなり意見が分かれます。

これは「活躍」を何で評価するかによって答えが変わるためです。MLBで長期間残した個人成績を重視するのか、タイトルや表彰、ワールドシリーズでの活躍を重視するのか、それとも日本人メジャーリーガーの歴史を変えた功績まで含めるのかによって順位は変わります。

総合的に考えるなら、現時点では歴代3位の第一候補をダルビッシュ有とする見方がかなり有力です。ただし松井秀喜や野茂英雄を3位と評価する根拠も十分あります。ここでは、それぞれの実績を比較しながら「日本人メジャーリーガー歴代3位」を考えます。

結論:通算実績を重視するなら3位はダルビッシュ有が有力

MLBで残した通算成績を中心に評価するなら、3位にはダルビッシュ有を挙げたいところです。

MLB公式データでは、ダルビッシュはMLB通算297試合すべてに先発し、115勝93敗、防御率3.65、1778回、2075奪三振を記録しています。日本人投手として非常に長期間、メジャーの先発ローテーション上位で投げ続けてきたことが最大の強みです。[参照:MLB公式 ダルビッシュ有]

単年のインパクトだけでなく、2012年のMLBデビューから長期間にわたり先発投手として実績を積み上げました。2013年には277奪三振でアメリカン・リーグ最多奪三振を記録し、2020年には8勝でナショナル・リーグ最多勝となっています。

ダルビッシュ有が3位候補として強い理由

ダルビッシュの評価で重要なのは、MLBで「良いシーズンが何度かあった」というレベルではなく、10年以上にわたって先発投手として戦力になったことです。

先発投手は毎年100~200イニング前後を投げながら打者と何度も対戦する必要があり、故障リスクも高いポジションです。その環境で2000奪三振を超えた実績は非常に大きいものがあります。

また、速球だけに頼る投手ではなく、スライダー、カッター、カーブ、スプリットなど多数の球種を操り、年齢とともに投球スタイルを変化させてきました。長期的な適応能力も「MLBで活躍した」という評価では重要なポイントです。

MLB通算2000奪三振超えは非常に大きな実績

投手を評価する際、勝利数は所属チームの得点力にも大きく左右されます。そのため奪三振、投球回、防御率なども合わせて見る必要があります。

ダルビッシュはMLBだけで2075奪三振を記録しています。MLB公式プロフィールでも通算1778回で2075奪三振、WHIP1.14という数字が確認できます。[参照:MLB公式]

メジャーで長期間ローテーションを守りながら2000以上の三振を積み上げた点は、日本人投手の歴史を考えるうえでも非常に重い実績です。

ただし「3位は松井秀喜」という意見もかなり説得力がある

野手を高く評価する場合は松井秀喜が3位候補になります。

松井はMLB通算1253安打、175本塁打、760打点、打率.282、出塁率.360、OPS.822を記録しています。ヤンキースという注目度とプレッシャーが極めて大きい球団で長期間中軸打者を務めた点も評価できます。[参照:MLB公式 松井秀喜]

特に日本人選手の歴史で極めて大きいのが2009年ワールドシリーズです。松井はフィリーズとのワールドシリーズで圧倒的な打撃を見せ、シリーズMVPを受賞しました。

松井秀喜にはワールドシリーズMVPという唯一無二の実績がある

2009年ワールドシリーズ第6戦では、松井が本塁打を含む6打点を記録し、ヤンキースの世界一に大きく貢献しました。

MLBも松井が2009年ワールドシリーズで打率.615、3本塁打、8打点を記録してMVPを受賞したことを、日本人選手の代表的なポストシーズン実績として紹介しています。[参照:MLB公式]

「最も大きな舞台で残した結果」を重視するなら、松井を歴代3位にする評価は十分成立します。レギュラーシーズンの通算成績だけでは測れない価値があります。

松井秀喜はMLBオールスターにも2度選出

松井は2003年にヤンキースへ移籍すると、MLB1年目から163試合に出場し、打率.287、16本塁打、106打点を記録しました。

2003年と2004年にはアメリカン・リーグのオールスターにも選出されています。MLB公式の受賞歴にも、2度のオールスターと2009年ワールドシリーズMVPが掲載されています。[参照:MLB公式]

全盛期には20~30本塁打と100打点前後を期待できる打者として、強豪ヤンキースの中心にいた点は非常に高く評価できます。

「歴史的功績」なら野茂英雄を3位にする考え方もある

日本人メジャーリーガーの歴史への影響を含めるなら、野茂英雄を3位どころか大谷・イチローに並ぶほど重要な存在と評価する人もいるでしょう。

野茂は1995年にドジャースへ移籍し、独特のトルネード投法で「NOMOマニア」と呼ばれる社会現象を起こしました。MLB1年目からオールスターゲームの先発投手を務め、ナショナル・リーグ新人王を受賞しています。[参照:MLB公式 野茂英雄]

現在では日本人スターがMLBへ移籍することは珍しくありませんが、その道を大きく切り開いたのが野茂です。

野茂英雄はノーヒットノーランを2度達成

野茂のMLBでの実績は「先駆者」というだけではありません。投手としても大きな結果を残しています。

1996年にはロッキーズを相手にノーヒットノーランを達成。さらに2001年にはレッドソックスでもノーヒットノーランを記録しています。MLB公式も、日本人投手として初めてノーヒットノーランを達成し、さらにもう一度記録したことを野茂の代表的な功績として紹介しています。[参照:MLB公式]

1995年の新人王、複数回の奪三振タイトル、2度のノーヒットノーランという実績を考えると、ピーク時のインパクトではダルビッシュにも負けないものがあります。

ダルビッシュと野茂はどちらを上にするべき?

この2人の比較は「長期的な安定性」と「歴史的インパクト」のどちらを重視するかで変わります。

比較項目 ダルビッシュ有 野茂英雄
長期的な安定性 非常に高い 高い
通算奪三振 MLBで2000超 MLBで1900超
新人王 なし 1995年NL新人王
奪三振タイトル あり あり
ノーヒットノーラン なし 2回
日本人MLB進出への影響 大きい 極めて大きい

純粋なMLB通算パフォーマンスならダルビッシュを上、歴史的価値まで含めれば野茂を上に置く考え方もできます。

黒田博樹も過小評価できない

歴代3位争いでは黒田博樹の名前も忘れてはいけません。

黒田は30代になってからMLBへ移籍し、ドジャースとヤンキースで7年間先発ローテーションを守りました。派手なタイトルこそ少ないものの、毎年のように安定した投球を続けた投手です。

特にヤンキース時代には30代後半でありながら年間30試合前後に先発し続けました。「ピークの高さ」ではなく「計算できる先発投手としての安定感」を評価するなら、日本人MLB投手の中でも非常に上位です。

上原浩治はリリーフ投手として歴史的な2013年を残した

救援投手なら上原浩治も候補になります。

2013年のレッドソックスではクローザーとして圧倒的な投球を続け、ポストシーズンでも重要な役割を果たしました。アメリカン・リーグ優勝決定シリーズではMVPを受賞し、そのままワールドシリーズ制覇に貢献しています。

MLB公式も2013年の上原について、ポストシーズンで7セーブ、防御率0.66を記録した歴史的な活躍として紹介しています。[参照:MLB公式]

田中将大も候補には入る

田中将大はヤンキースで7年間プレーし、すべてのシーズンで勝ち越しました。MLB移籍直後から先発ローテーションの中心となり、ポストシーズンでも好投した試合が数多くあります。

一方、ダルビッシュや野茂ほどの通算奪三振・タイトル実績、松井のワールドシリーズMVPのような突出した表彰はありません。そのため歴代3位というより、5~8位あたりを争う存在として評価されやすいでしょう。

ただしMLB7年間を通じて安定して二桁前後の勝利を積み重ねた実績は、日本人先発投手の中でも高く評価できます。

日本人メジャーリーガー歴代上位を一例として並べると

評価基準によって変わりますが、MLBでの実績、ピーク、継続性、タイトル・表彰などを総合すると、例えば次のような順位が考えられます。

順位 選手 主な評価ポイント
1位候補 大谷翔平 MVP、二刀流、本塁打・打撃タイトル級の実績
2位候補 イチロー 3000安打、新人王、MVP、首位打者、歴代最多262安打
3位候補 ダルビッシュ有 MLB2000奪三振超、長期間トップ級先発
4位候補 松井秀喜 175本塁打、760打点、2009年WS MVP
5位候補 野茂英雄 新人王、2度のノーヒッター、日本人MLB進出の先駆者
次点 黒田博樹・上原浩治・田中将大など 長期安定性やポストシーズン実績

ただし野茂の「日本人選手がMLBで成功できることを実証した」という歴史的価値を重く見る場合は、野茂を3位まで上げることもできます。またワールドシリーズでの結果を重視するなら松井が3位になるでしょう。

野手だけなら松井秀喜が大谷・イチローに続く候補

投手と野手では評価方法が大きく異なるため、野手だけに限定すると順位はかなり分かりやすくなります。

日本人野手のMLB通算成績では、大谷とイチローに続く存在として松井秀喜が非常に強い候補です。松井は1253安打、175本塁打、760打点、OPS.822を残しています。[参照:MLB公式]

しかも2009年ワールドシリーズMVPという大舞台の実績があります。そのため「日本人MLB野手歴代3位」なら松井を選ぶのが自然でしょう。

投手だけならダルビッシュと野茂がトップ争い

日本人投手だけを比較すると、ダルビッシュと野茂のどちらを1位にするかが大きな論点になります。

長期的な投球内容、2000奪三振超、MLBでの先発実績ならダルビッシュ。新人王、2度のノーヒットノーラン、MLBへの道を切り開いたインパクトなら野茂です。

その次に黒田博樹、田中将大、上原浩治、岩隈久志などが続くという評価が考えやすいでしょう。

「大谷1位、イチロー2位」も絶対的な順位ではない

そもそも大谷とイチローの1位・2位についても、評価基準によっては入れ替わります。

大谷はMLBで前例のほとんどない二刀流を実現し、MVP級のシーズンを繰り返しています。一方、イチローはMLBで19シーズンプレーし、3089安打を記録。2001年には新人王とMVPを同時受賞し、2004年にはシーズン262安打という現在も残るMLB記録を作りました。

したがって「選手として到達したピークなら大谷」「MLBで残したキャリア全体ならイチロー」と評価することもできます。歴代順位にはどうしても主観が入ります。

3位を決めるなら何を重視するべきか

選手のポジションが違う以上、勝利数や本塁打数だけで比較することはできません。少なくとも次の要素を総合的に考える必要があります。

  • MLBでの通算成績
  • 全盛期の突出度
  • オールスターや主要タイトル
  • サイ・ヤング賞・MVPなどの投票実績
  • ポストシーズンでの活躍
  • MLBで活躍した期間
  • リーグや日本人選手に与えた歴史的影響

このうち「通算成績と継続性」を最も重視すればダルビッシュ、「大舞台」を重視すれば松井、「歴史的影響」を重視すれば野茂という構図になります。

ダルビッシュ・松井・野茂を比較

評価 ダルビッシュ有 松井秀喜 野茂英雄
通算成績 非常に高い 非常に高い 非常に高い
長期安定性
最大の個人タイトル 最多奪三振など WS MVP 新人王・最多奪三振
ポストシーズン
歴史的影響 ◎◎
3位候補として 最有力 有力 有力

3人とも別の方向に強みがあるため、「3位は絶対にこの選手」と断定するより、評価基準を明示した方が納得しやすくなります。

まとめ|総合実績なら3位はダルビッシュ有、松井秀喜と野茂英雄も十分候補

日本人選手のMLB歴代順位を大谷翔平、イチローに続いて考えるなら、総合的な3位候補としてはダルビッシュ有を推したいところです。

ダルビッシュはMLB通算297先発、115勝、1778投球回、2075奪三振、防御率3.65を記録しています。2013年には277奪三振でリーグ最多となるなど、ピークの高さと長期間の安定性を両立していることが最大の理由です。[参照:MLB公式]

ただし「ワールドシリーズを含む大舞台での活躍」を重視するなら松井秀喜も3位候補です。MLB通算175本塁打、760打点に加え、2009年にはワールドシリーズMVPを獲得しています。[参照:MLB公式]

さらに「日本人メジャーリーガーの歴史を変えた功績」まで含めるなら野茂英雄を外すことはできません。1995年に新人王を獲得し、MLBで2度のノーヒットノーランを達成しただけでなく、その成功が後の日本人選手のMLB挑戦へ大きな影響を与えました。MLB自身も野茂について、日本人選手がメジャーへ進む道を開いた存在として紹介しています。[参照:MLB公式]

したがって、歴代3位については「通算MLB実績=ダルビッシュ有」「大舞台の実績=松井秀喜」「歴史的功績=野茂英雄」と整理すると分かりやすいでしょう。単純な総合順位を一つ選ぶならダルビッシュを3位としますが、この3人は評価軸次第で順番が入れ替わるほど実績の大きい日本人メジャーリーガーです。

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