ダイソーのマルチグリドルは七輪・炭火で使える?直火との違いと安い鉄板のおすすめを解説

キャンプ、バーベキュー

ダイソーの「キャンプマルチグリドル」は価格が安く、軽量で焦げつきにくいため、キャンプ料理用として魅力的な調理器具です。ステーキや焼肉に使いたいと考える人も多いでしょう。

ただし、七輪の炭火で使う場合は注意が必要です。「直火で使える調理器具=炭火・焚き火でも問題なく使える」とは限りません。ダイソー公式の商品情報では、本体はアルミニウム合金、表面はフッ素樹脂塗装で、炎が製品の底面より大きくならないよう火力調節すること、空焚きをしないことなどが注意事項として記載されています。[参照:ダイソーネットストア「キャンプマルチグリドル20cm」]

七輪でステーキを焼くことが主目的なら、個人的にはダイソーのアルミ製マルチグリドルを炭火へ流用するより、最初から七輪・BBQ用として作られた鉄製プレートを選ぶ方が安心で、ステーキとの相性も良いと考えます。ここではその理由と、安く始めるための選び方を整理します。

ダイソーのキャンプマルチグリドルはどんな商品?

ダイソー公式で販売されている「キャンプマルチグリドル20cm」は税込770円で、本体材質はアルミニウム合金、表面にはフッ素樹脂塗装が施されています。サイズは約25×20×2.4cmです。[参照:ダイソーネットストア]

25cmタイプもあり、こちらは税込1,100円の商品として展開されています。材質は同じくアルミニウム合金+フッ素樹脂塗装です。[参照:ダイソー公式オンラインショップ]

鉄板のように見えますが、素材は鉄ではありません。アルミ製なので非常に軽く、熱が伝わりやすいことがメリットですが、厚い鉄板や鋳鉄製プレートとは熱の持ち方や耐熱性の考え方が異なります。

「直火対応」と「炭火対応」は同じ意味ではない

アウトドア用品では「直火」という言葉が少し紛らわしく使われることがあります。一般的にはガスバーナーなど、炎が調理器具の底へ直接当たる熱源も直火に含まれます。

一方、七輪の炭火では炎だけではなく、赤熱した炭から強い輻射熱が長時間加わります。炭との距離が近い場合には局所的に非常に高温になるため、家庭用ガスコンロや小型バーナーとは加熱条件が異なります。

そのため、製品に「直火可」と書かれていても、メーカーが「炭火」「焚き火」「BBQコンロ」での使用を認めているかは別途確認する必要があります。

ダイソー公式の注意事項から見ると七輪での炭火使用はおすすめしにくい

ダイソー公式の商品説明には、「製品のサイズに合ったコンロで使用してください」「炎が製品の底面より大きくならないよう火力を調節してください」「空焚きしないでください」といった注意事項があります。さらにIHクッキングヒーター、オーブン、電子レンジは使用不可です。[参照:ダイソー公式オンラインショップ]

この説明からはガスコンロなどで火力を調節しながら使用することが想定されていると読み取れます。一方、公式の商品ページでは炭火や七輪への対応が明示されていません。

さらに市販品を紹介したアウトドア系メディアでも、同商品について直火・炭火・IHでは使用できず、カセットコンロには対応すると紹介されています。[参照:ソトラバ]

したがって、七輪の炭火で使用する前提なら、ダイソーのキャンプマルチグリドルを積極的にはおすすめしません。少なくとも「直火と書いてあるから炭火でも大丈夫」と判断するのは避けた方がよいでしょう。

アルミ+フッ素加工を強い炭火で使う際の問題

ダイソーのマルチグリドルはアルミニウム合金の本体にフッ素樹脂加工を施した製品です。アルミは鉄より軽く熱伝導が良い反面、薄い製品では強い局所加熱によって温度差が生じやすく、変形の原因になることがあります。

またフッ素樹脂加工された調理器具は、極端な空焚きや過熱を避けるのが基本です。ダイソー公式でも空焚きを禁止し、薄く油を引いて使用するよう案内しています。

七輪ではガスコンロのように火力調整つまみがありません。炭を追加した直後や炭との距離が近い状態では中央部分だけ強く加熱されることがあるため、コーティング付きアルミプレートより無塗装またはBBQ用途として設計された鉄製品の方が扱いやすいでしょう。

七輪でステーキを焼くなら鉄板が向いている

ステーキ目的なら鉄板には大きなメリットがあります。鉄はアルミより重く温度上昇は遅めですが、一度温まると熱を保持しやすいため、冷たい肉を載せても表面温度が急激に落ちにくくなります。

例えば厚い牛肉を焼く場合、薄いアルミフライパンでは肉を置いた瞬間に温度が低下しやすいのに対して、ある程度重量のある鉄板なら高温を維持しやすく、表面に焼き色を付けやすくなります。

七輪は炭火の遠赤外線による調理が魅力ですが、鉄板を載せれば網焼きとは違って肉汁や脂を鉄板上に残しながら焼けます。ステーキ、焼きそば、ホルモン、野菜炒めなど用途も広がります。

安くて七輪向けならキャプテンスタッグの丸型鉄板が分かりやすい

七輪で使うことを前提に選ぶなら、キャプテンスタッグの「炭焼一番 丸型七輪 鉄板280mm M-6589」が分かりやすい候補です。

メーカー資料では外径280mm、重量約950g、材質は鉄、板厚1.6mmとされています。商品名自体が「丸型七輪 鉄板」で、七輪用途を想定した製品です。メーカー希望小売価格は税込2,420円です。[参照:キャプテンスタッグ公式カタログ]

実売価格は販売店によって変動しますが、ダイソーのマルチグリドルよりは高いものの、本格的な厚手鉄板ほど高価ではありません。七輪で繰り返し肉を焼く目的なら、価格と用途のバランスが取りやすい選択です。

ダイソー1,100円と七輪専用鉄板2,000円前後ならどちらを選ぶ?

比較 ダイソー マルチグリドル 七輪用鉄板
素材 アルミニウム合金
表面 フッ素樹脂加工 製品による
重量 軽い 重め
七輪・炭火 公式に明確な対応記載なし 七輪用なら対応
焦げ付きにくさ 高い 油ならしが必要な場合あり
ステーキの焼き色 比較的手軽 高温保持で作りやすい
価格 770~1,100円 1,500~3,000円程度から
おすすめ用途 ガスコンロでのキャンプ料理 七輪・BBQ・ステーキ

価格だけならダイソーが圧倒的ですが、七輪専用に購入するなら差額1,000円前後を出して鉄製品を選ぶ価値はあります。

特に何度も七輪を使う予定なら、使用するたびに「この熱量で大丈夫だろうか」と心配するより、最初から炭火用途が明記された製品を選ぶ方が安心です。

もっと安くしたいならBBQ用の鉄製グリドルも候補

丸型七輪専用品にこだわらなければ、BBQ用の鉄製グリドルを探す方法もあります。キャプテンスタッグ公式オンラインストアでは「BBQグリドル S 370×240mm」が税込1,760円で掲載されています。[参照:キャプテンスタッグ公式オンラインストア]

ただし七輪より大きすぎる鉄板は安定しにくく、重量バランスも悪くなるため注意が必要です。特に丸型七輪なら、七輪の外径と近い20~28cm程度の丸型プレートの方が扱いやすいことがあります。

鉄板そのものが安くても、七輪から大きくはみ出して転倒しやすければ安全とはいえません。購入前に七輪上部の直径を測っておきましょう。

鉄板は厚いほどステーキ向き?

一般的には板厚が増すほど重量と蓄熱量が増えるため、厚切りステーキには有利になります。

例えば1.6mm程度の鉄板は軽くて温まりやすく、焼肉や野菜炒めには扱いやすい一方、6mmや9mmなどの極厚鉄板は温まるまで時間がかかりますが、肉を載せても温度が落ちにくい特徴があります。

ただし七輪では重量にも注意が必要です。極厚鉄板は数kgになる製品もあり、小さな七輪へ載せると不安定になります。家庭で気軽に使うなら、まず1.6~4.5mm程度から試すと扱いやすいでしょう。

七輪で鉄板を使うときは空気の通り道を塞がない

七輪は下側から取り込んだ空気を炭へ送り、燃焼させる構造です。鉄板を上部へ載せると、網焼きより熱がこもりやすくなります。

七輪の口を完全に覆うほど大きな鉄板を使用すると、製品によっては空気の流れや熱の抜け方が変わります。鉄板の対応サイズと七輪側の使用説明を確認してください。

また室内で七輪を使用すると一酸化炭素中毒の危険があります。七輪・炭火調理は屋外など、製品が想定している十分な換気環境で行うことが重要です。

ステーキを鉄板でおいしく焼くコツ

鉄板を使う場合は、肉を載せる前に十分予熱します。ただし煙が大量に出るほど過剰に加熱する必要はありません。

肉の表面の水分をキッチンペーパーで拭き、薄く油を引いた鉄板へ置きます。最初はあまり動かさず、表面へ焼き色が付いてから裏返します。

厚切り肉の場合は表面を強めに焼いた後、炭の少ない場所へ鉄板をずらす、炭を分散させるなどして火力を落とし、中までゆっくり熱を通すと焼きすぎを防ぎやすくなります。

鉄板の手入れはフッ素加工製品と違う

無塗装の鉄板では、使用後に汚れを落とし、水分をしっかり飛ばした後、薄く食用油を塗って保管するとサビを防ぎやすくなります。

逆にフッ素樹脂加工されたマルチグリドルでは、金属ヘラ、たわし、クレンザーなどで表面を傷つけないことが重要です。ダイソー公式でも金属製のヘラを使用しないことや、急冷しないことが注意事項として挙げられています。[参照:ダイソーネットストア]

鉄板は手入れに少し手間がかかりますが、表面コーティングの剥がれを気にせず高温調理できる製品が多いため、炭火料理との相性は良好です。

購入前に確認したいポイント

七輪用の鉄板を選ぶときは、価格だけでなく次の項目を確認すると失敗しにくくなります。

  • 炭火・七輪対応が明記されているか
  • 七輪の上部直径と鉄板サイズが合っているか
  • 重量を七輪が安全に支えられるか
  • 鉄板の板厚が用途に合っているか
  • 塗装・コーティングがある場合、初回使用方法を確認する
  • 取っ手やリフターを使用できるか

特に通販で「鉄板」とだけ書かれている商品には、ガスコンロ専用品やIH向け製品も混ざっています。「アウトドア」「BBQ」「七輪」「炭火」など用途の記載を確認しましょう。

まとめ|七輪ならダイソーマルチグリドルより炭火対応の鉄板がおすすめ

ダイソーのキャンプマルチグリドルは非常にコストパフォーマンスの高い商品ですが、七輪の炭火でステーキを焼く目的なら、炭火対応が明確な鉄製プレートを選ぶ方がおすすめです。

ダイソー公式によると、キャンプマルチグリドルはアルミニウム合金にフッ素樹脂塗装を施した製品で、使用時には「製品のサイズに合ったコンロを使用」「炎が底面より大きくならないよう火力調節」「空焚き禁止」といった注意事項があります。公式商品ページでは七輪・炭火対応が明記されていません。[参照:ダイソー公式]

七輪で繰り返し使用するなら、キャプテンスタッグの「炭焼一番 丸型七輪 鉄板280mm M-6589」のように、最初から七輪用として販売されている鉄板が分かりやすい選択です。外径280mm、鉄製・板厚1.6mmで、メーカー希望小売価格は税込2,420円です。[参照:キャプテンスタッグ公式]

「とにかく最安でマルチグリドルを試したい」「カセットガスコンロ中心で使う」という場合にはダイソー製品のメリットが大きいでしょう。一方、「普段から七輪を使う」「炭火でステーキを高温で焼きたい」という用途なら、1,000~2,000円ほど余分に出してでも炭火向けの鉄板を選んだ方が、耐久性・扱いやすさ・用途の明確さという点で安心です。

特にステーキでは鉄板の蓄熱性を生かせるため、七輪+鉄板は非常に相性の良い組み合わせです。七輪の直径を測ったうえで、20~28cm程度の炭火対応鉄板から選ぶと、安価でも使いやすい一枚を見つけやすいでしょう。

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