フィギュアスケートのペア競技では、リフトは大きな見せ場のひとつです。特に「アクセルラッソーリフト」と「リバースラッソーリフト」は名前も動きも複雑で、どちらが難しいのか気になる人も多いでしょう。
この記事では、ペアリフトの基本構造から、アクセルラッソーリフトとリバースラッソーリフトの違い、実際にどちらが難しいとされるのかをわかりやすく解説します。
ペアのリフトとはどんな技?
ペアスケートのリフトは、男性選手が女性選手を持ち上げながら滑走する技です。
ただ持ち上げるだけではなく、進入方法・回転・姿勢変化・降ろし方まで細かく採点されます。
国際スケート連盟(ISU)では、リフトは主に以下のような種類に分類されています。
| リフト種類 | 特徴 |
|---|---|
| ラッソーリフト | 女性が跳び上がって男性の肩付近から持ち上がる |
| アクセルラッソー | アクセルジャンプの踏切動作で入る |
| リバースラッソー | 通常と逆方向の踏切・回転で進入する |
アクセルラッソーリフトの特徴
アクセルラッソーリフトは、女性選手が前向きの踏切から入るリフトです。
アクセルジャンプのような踏切を利用するため、タイミングがずれると持ち上がりが不安定になります。
特に難しいポイントは以下の通りです。
- 前向き進入のためスピード調整が難しい
- 女性側の跳び上がる力が必要
- 男性側が空中で受け止める精度を求められる
そのため、リフトの中でも比較的高度な部類とされています。
リバースラッソーリフトの特徴
リバースラッソーリフトは、通常のラッソーリフトとは逆回転・逆方向で進入する技です。
見た目は非常に華やかですが、選手同士の位置関係が通常と異なるため、感覚が狂いやすいと言われています。
また、以下の点が難易度を高めています。
- 通常と逆のエッジ操作が必要
- 身体の向きが複雑になる
- 回転方向への対応力が求められる
特に高難度ペアでは、このリバース系の進入を組み込むことで加点を狙うケースもあります。
実際にはどちらが難しいのか?
一般的には、リバースラッソーリフトの方が難しいとされることが多いです。
理由は、単純なジャンプ力だけでなく、逆方向への身体操作とタイミング調整が非常に複雑だからです。
一方で、アクセルラッソーも十分に高難度であり、ペアによって得意不得意があります。
例えば、ジャンプ能力が高い女性選手がいるペアではアクセルラッソーを得意とする場合がありますが、回転技術に優れるペアはリバース系を積極的に使うことがあります。
採点上の違いはある?
現在のISU採点方式では、単純に「アクセルだから高得点」「リバースだから高得点」というわけではありません。
重要なのは以下のような要素です。
- 進入の難しさ
- 空中姿勢の美しさ
- 回転速度
- 降ろし方の安定感
- 流れが止まらないこと
そのため、難しい進入でも失敗すればGOE(出来栄え点)が下がりますし、比較的基本的なリフトでも美しく決まれば高評価になります。
観戦時に注目すると面白いポイント
ペアのリフトを見る時は、単に「高く上がったか」だけでなく、進入方法を見ると違いが分かりやすくなります。
特に以下を意識すると、ペア競技がより面白く見えてきます。
- 女性がどの方向から踏み切るか
- 男性がどのタイミングで持ち上げるか
- 回転方向が通常か逆か
- 降ろす時に流れが止まっていないか
トップ選手になるほど、難しい進入を自然に見せるため、一見すると簡単そうに見えるのもペア競技の奥深さです。
まとめ
アクセルラッソーリフトとリバースラッソーリフトは、どちらも高難度のペアリフトです。
一般的には、逆方向への身体操作が必要になるリバースラッソーリフトの方が難しいとされる傾向があります。
ただし、ペアごとの得意分野や構成によって難しさの感じ方は異なり、最終的には技術の完成度と演技全体の流れが重要になります。
フィギュアスケート観戦では、ジャンプだけでなくリフトの進入方法にも注目すると、より深く競技を楽しめるでしょう。


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