ショルダープレス中に肩甲骨周辺から「ゴリッ」という音が鳴ると、肩の関節や骨にダメージがあるのではないかと不安になる人は少なくありません。特に片側だけ音が出る場合は、フォームや筋肉の使い方に左右差がある可能性も考えられます。
肩周辺の音にはさまざまな原因があり、必ずしもケガを意味するわけではありません。この記事では、ショルダープレスで肩甲骨が鳴る主な原因、注意すべき症状、改善のためのポイントについて解説します。
ショルダープレスで肩甲骨が鳴る主な原因
肩甲骨周辺で発生する「ゴリゴリ」「ポキポキ」といった音は、関節や筋肉、腱などが動く際に発生することがあります。
代表的な原因のひとつが、肩甲骨と肋骨の間で組織が滑る際に起こる摩擦音です。肩甲骨は固定された骨ではなく、周囲の筋肉によって動くため、動作中に音が出ることがあります。
例えば、ショルダープレスで腕を上げる際に肩甲骨の動きがスムーズでない場合、一部の筋肉や腱に負担が集中し、片側だけ音が鳴ることがあります。
音が鳴るだけなら関節にダメージがあるとは限らない
肩甲骨から音がする場合でも、痛みや違和感がなければ必ずしも関節が損傷しているとは限りません。
関節音は、関節内の気泡が弾ける音や、腱や筋肉が骨の上を通過する際の音など、さまざまな理由で発生します。
例えば、膝や指を鳴らした時に痛みがないのと同じように、肩周辺の音も痛みが伴わなければ問題にならないケースがあります。
片側だけ肩甲骨が鳴る理由
右側だけ音が鳴る場合、左右の筋肉バランスや姿勢の違いが影響している可能性があります。
人間の体は完全に左右対称ではなく、利き腕や日常生活の姿勢によって肩甲骨の位置や動きに差が出ることがあります。
例えば、右手を多く使う生活をしている人では、右肩周辺の筋肉が硬くなったり、一部の筋肉がうまく働かなかったりすることで、ショルダープレス時の動きに違いが出る場合があります。
ショルダープレスで確認したいフォームのポイント
肩甲骨への負担を減らすためには、まずショルダープレスのフォームを見直すことが重要です。
重量を重くしすぎると、肩をすくめたり、背中を過度に反らしたりして、肩周辺に余計な負担がかかります。
具体的には、肩を耳に近づけるような動きではなく、肩甲骨が自然に上下へ動くことを意識しながら、コントロールできる重量で行うことが大切です。
肩甲骨の動きを改善するための対策
肩甲骨周辺の動きを良くするには、トレーニング前のウォームアップや可動域作りが効果的です。
例えば、肩回し、バンドを使ったプルアパート、胸や背中のストレッチなどを行うことで、肩甲骨周辺の筋肉が動きやすくなります。
また、僧帽筋や前鋸筋、ローテーターカフなど肩甲骨の安定に関わる筋肉をバランスよく鍛えることも重要です。
音と一緒に注意したい症状
肩甲骨の音だけでなく、痛みやしびれ、力が入りにくい感覚がある場合は注意が必要です。
特に、動作中に鋭い痛みが出る、トレーニング後も痛みが続く、肩の可動域が狭くなっている場合は、無理にトレーニングを続けず専門家に相談することが望ましいです。
音を消すことだけを目的にするのではなく、肩が正常に動いているか、痛みなくトレーニングできているかを基準に判断することが大切です。
まとめ|ショルダープレスの肩甲骨音は原因を確認して対応する
ショルダープレスで肩甲骨からゴリッという音がしても、必ず関節にダメージがあるとは限りません。
一方で、片側だけ音が出る場合は、フォームや筋肉の使い方に左右差がある可能性があるため、重量や動作を見直す価値があります。
痛みがない場合は過度に心配する必要はありませんが、正しいフォーム、適切な重量、肩甲骨周辺のコンディショニングを意識することで、より安全にショルダープレスを続けることができます。


コメント