バレーボールのスパイクでは、助走の最後から2歩目を長くすることが大切だと言われます。しかし、ただ歩幅を大きくするだけでは高く跳べるようにはなりません。最後の2歩目には、助走のスピードをジャンプの力へ変換する重要な役割があります。この記事では、高校生でも取り組める練習方法や意識するポイントを分かりやすく解説します。
スパイク助走で最後から2歩目を長くする理由
バレーのスパイク助走では、一般的に最後の2歩を「大きく踏み込む動作」として使います。右利きの場合は左足、右足の順番で踏み込むことが多く、最後から2歩目の右足を大きく出すことで体を前へ運ぶ力を作ります。
この2歩目が短いと、助走の勢いを十分に利用できません。結果としてジャンプが低くなったり、体が流れてスパイクのミート位置が安定しなくなったりします。
例えば、走り幅跳びでも最後の踏み切り前に大きな一歩を入れることで力をためます。バレーの助走も同じで、最後の2歩目はジャンプのための準備動作なのです。
最後の2歩目を長くする時に意識するポイント
重要なのは、無理に足を伸ばして大股になることではありません。自然な助走スピードの中で、最後の2歩目だけ少し大きくする感覚が大切です。
意識するポイントは「遠くへ足を出す」よりも「体を低くして前へ運ぶ」ことです。腰が高い状態で大きな一歩を出そうとすると、ブレーキがかかりジャンプ力につながりません。
最後の2歩目では少し重心を落とし、その後の踏み込みで床を強く押すことで、助走の力を上方向への力に変えられます。
高校生におすすめの助走練習方法
まずおすすめなのが、ボールを使わない助走練習です。ネットやボールを意識すると動きが乱れやすいため、最初は足運びだけを練習します。
例えば、3歩助走の場合は「小さい1歩目→速い2歩目→大きい3歩目」というリズムを体に覚えさせます。最後の2歩目だけを強調するのではなく、全体の流れを意識することが重要です。
練習では床にテープや目印を置き、最後から2歩目の位置を毎回確認する方法も効果的です。自分がどれくらいの距離で踏み込んでいるかを視覚的に確認できます。
最後の2歩目を強くするためのドリル
1つ目は「ジャンプなし助走ドリル」です。スパイクを打たず、助走から踏み込みまでを繰り返します。最後の2歩でしっかりブレーキをかけ、床を押す感覚を身につけます。
2つ目は「連続ジャンプドリル」です。低いジャンプを何度も繰り返し、最後の2歩で体を効率よく運ぶ感覚を養います。高く跳ぶことより、同じフォームで繰り返せることを優先します。
3つ目は「動画撮影による確認」です。自分では長く踏み込んでいるつもりでも、実際には歩幅が変わっていないことがあります。横から撮影すると、最後の2歩の改善点が見つけやすくなります。
助走でよくある失敗と改善方法
よくある失敗は、最後の2歩目を意識しすぎて助走全体のリズムが崩れることです。大きな一歩を出そうとして減速すると、逆にジャンプ力が落ちてしまいます。
また、最後の2歩目だけを長くしても、踏み切りのタイミングが合わなければ力は伝わりません。1歩目からスムーズに加速し、最後に最大の力を出す流れを作ることが大切です。
例えば、試合中にトスが少しずれた時でも、助走リズムが安定していれば調整できます。基本の助走を身につけることが、安定したスパイクにつながります。
まとめ|最後の2歩目は大きさよりも力を伝える動きが重要
バレーのスパイク助走で最後から2歩目を長くする理由は、助走の勢いをジャンプ力へ変えるためです。ただ足を大きく出すだけではなく、重心を落として床を強く押すことが重要になります。
高校生の時期はフォームを身につける大切な時期です。ボールを使った練習だけでなく、助走や踏み込みだけを繰り返すことで、より高く安定したジャンプができるようになります。
最後の2歩目を意識しながら、動画確認や基礎ドリルを取り入れて練習することで、スパイクの威力や打点の向上につなげることができます。


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