平泳ぎの足の裏を合わせる蹴り方は古い?昔と現在の平泳ぎの泳法の違いを解説

水泳

平泳ぎを習った経験がある人の中には、昔教わった足の動かし方と、現在の泳ぎ方との違いに疑問を感じる人もいます。特に「足の裏を合わせてから股関節を開き、水を蹴る」という動作は、昔から平泳ぎの基本として多くの水泳教室で指導されてきました。この記事では、昔の平泳ぎの足の使い方と現在の競泳で使われる技術の違いについて、わかりやすく解説します。

昔ながらの平泳ぎで教えられた足の動きとは

昔の平泳ぎ指導では、足を引き付ける際に両足の裏を近づけたり、かかとをお尻に引き寄せたりする動作が重視されていました。

質問にある「足の裏をくっつけて、股関節を開き、クレーンゲームのアームのように広げてから蹴る」というイメージは、平泳ぎのキックを覚えるための分かりやすい説明方法の一つです。

初心者にとっては、足の裏で水を押す感覚や、足首を使って水を後ろへ送る感覚を身につけるために有効な教え方でした。

現在の平泳ぎでも足の裏で水を蹴る基本は変わっていない

現在の競泳選手も、基本的には足の裏で水をとらえて後方へ押し出すという考え方は変わっていません。平泳ぎの推進力の大きな部分はキックによって生み出されています。

ただし、昔のように「足の裏を完全に合わせる」「大きく股関節を開く」という動きをそのまま行う選手は少なくなっています。

現代の泳ぎでは、水の抵抗を減らしながら、短い時間で効率よく水を押すことが重視されています。

なぜ現在の選手は昔と違う足の動きをするのか

競泳では、速く泳ぐために推進力を増やすだけでなく、水の抵抗を減らすことが非常に重要です。

足を大きく開きすぎると、キックの瞬間に強い力を出せる一方で、前方から受ける水の抵抗も増えてしまいます。そのため現在のトップ選手は、必要以上に足を広げず、コンパクトな動きで強いキックを行っています。

例えば、昔の指導では「大きく開いて強く蹴る」というイメージが重視されましたが、現在では「素早く足を引き付け、正確に水を押す」という考え方が主流になっています。

現在の平泳ぎキックの特徴

現在の平泳ぎでは、足を引き付ける時に膝が大きく外へ開きすぎないようにし、かかとをお尻へ近づける動作がよく使われます。

その後、足首を外側へ向けながら水をつかみ、円を描くように蹴り出します。蹴り終わった後は、足を素早くそろえて水の抵抗を減らします。

一流選手の泳ぎを見ると、足の動きが小さく見えることがありますが、それは力を抜いているのではなく、水を効率よく利用しているためです。

昔の泳ぎ方が間違いだったわけではない

昔教わった平泳ぎの足の動きは、決して間違った技術ではありません。当時の指導では、泳げるようになるための基本動作として非常に重要な役割を果たしていました。

特に初心者の場合、足の裏を意識して水を押す感覚を身につけることは、現在でも有効な練習方法です。

水泳の技術は時代とともに進化しており、より速く、より楽に泳ぐための研究によってフォームが変化してきたと考えると分かりやすいでしょう。

まとめ|平泳ぎの基本は同じでも泳ぎ方は進化している

昔教えられた「足の裏を合わせてから開いて蹴る」という平泳ぎの動きは、足で水を押す感覚を身につけるための基本的な指導方法でした。

一方で現在の競泳では、水の抵抗を減らすために、よりコンパクトで効率的なキックが求められています。

つまり、昔の泳ぎ方が間違いになったのではなく、同じ平泳ぎでも時代とともに速く泳ぐための技術へ進化してきたということです。

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