大人用競泳パンツのSSと子供用140は同じサイズ?ウエスト・設計・フィット感の違いを解説

水泳

競泳パンツを選んでいると、大人向けの「SS」や「XS」と、ジュニア向けの「140」が近いサイズに見えることがあります。しかし、大人用SSと子供用140は基本的に同じサイズではありません。メーカーによって表記方法には違いがありますが、成人男性向けSSは主にウエスト寸法を基準に設計され、ジュニア140は身長140cm前後の子供の体格を想定して作られています。

例えばミズノの公式サイズ表では、男子用水着のXS(SS)はウエスト67~73cmが目安なのに対し、ジュニア男子140はウエスト54~62cmが目安です。arenaでもメンズSSはウエスト68~72cm、ボーイズ140はウエスト54~62cmとなっています。つまり同じ「小さいサイズ」に見えても、実寸の目安にはかなり差があります。[参照:ミズノ公式サイズ表][参照:arena公式サイズチャート]

さらに競泳水着は伸縮性が高いため、ウエストだけを見ると両方着用できそうに感じるケースがあります。しかし、股上、ヒップ周辺、脚ぐり、生地の配置なども成人用とジュニア用では異なる可能性があるため、単純に「140=SS」と置き換えて購入するのはおすすめできません。

大人用SSとジュニア140のサイズ目安はどれくらい違う?

まず分かりやすいのが、メーカーが公表している適合身体寸法の違いです。ミズノの男子水着では、大人用XS(旧来の表記ではSS)がウエスト67~73cm、ジュニア140が54~62cmとなっています。

つまりウエストだけで比較すると、大人用SSの下限67cmに対してジュニア140の上限は62cmです。目安寸法の範囲が重なっておらず、大人SSの方が明確に大きい設計であることが分かります。

ミズノ男子水着 サイズ 適合ウエストの目安
大人用 XS(SS) 67~73cm
ジュニア用 140 54~62cm
ジュニア用 150 58~66cm
ジュニア用 160 62~70cm

このサイズ表を見ると、ジュニア140よりもジュニア160の方が大人SSに近い数値です。それでも完全に同一ではないため、シリーズごとのサイズ表を確認する必要があります。[参照:ミズノ公式]

arenaでもメンズSSとボーイズ140は別サイズ

arenaの公式サイズチャートでも同じ傾向です。メンズSSのウエストは68~72cmですが、ボーイズ140は54~62cmとなっています。

ボーイズ150でも58~66cmなので、成人向けSSの下限には届きません。つまり大手メーカーのサイズ体系を見る限り、140を成人SSと同等として扱うのは難しいと言えます。[参照:arena公式]

arena男子水着 サイズ ウエスト目安
メンズ SS 68~72cm
ボーイズ 140 54~62cm
ボーイズ 150 58~66cm

販売店の商品ページなどで「140(SS)」のような表記を見かける場合もありますが、それがメーカー公式の成人SSと同じ意味なのか、店舗独自の対応表なのかを必ず確認した方がよいでしょう。

なぜ同じような小さいサイズでも寸法が違うのか

最大の理由は、想定している体格が違うためです。ジュニア140は一般に身長135~145cm程度の成長期の子供を基準にしたサイズです。

一方、大人用SSは身体全体が成人に近い人を対象としており、身長だけではなく成人男性の腰回りや骨格を前提として設計されています。そのためウエスト寸法だけでなく、ヒップや股上周辺の形にも違いが生じます。

水着は通常のズボン以上に身体へ密着するため、数cmの差でも着用感が大きく変化します。

競泳パンツはウエストだけ合えばいいわけではない

男性用競泳水着の場合、まずウエスト寸法を見るのは重要です。しかし、それだけで完全なフィットを判断することはできません。

同じウエスト60cm台でも、腰骨の幅、ヒップの大きさ、太ももの太さ、股上の長さなどには個人差があります。

特に競技用の水着は一般的なトランクス型水着と違い、身体へ強くフィットする設計です。したがって「ウエストが入るから着用可能」と「競泳水着として適正サイズ」は別と考えた方がよいでしょう。

大人がジュニア140を履くとどうなる?

かなり細身の成人であれば、伸縮性によってジュニア140を物理的に履ける場合はあるかもしれません。しかし、メーカーサイズ表上の推奨範囲を超えているなら適正な着用とは言いにくくなります。

例えばウエスト68cmの成人男性が、ウエスト54~62cmを想定したジュニア140を着用すると、生地を想定以上に伸ばすことになります。

その結果、締め付けが強すぎる、脚ぐりが食い込む、腰まで十分に上がらない、縫い目に負担がかかるといった問題が起こる可能性があります。

無理に小さい水着を選ぶと生地にも負担がかかる

競泳水着は小さい方が抵抗が少なく速く泳げそうに感じるかもしれませんが、必要以上に小さいサイズを選ぶことにはデメリットがあります。

arena公式も、水中では水圧によって身体が縮むため身体に合ったフィットサイズを選ぶことを推奨しており、過度に小さい水着は生地の早期劣化や破損、マーク剥がれなどの原因になると案内しています。[参照:arena公式・水着のサイズ選び]

締め付けが強ければ良いわけではなく、メーカーの適正範囲内から選ぶのが基本です。

逆に子供が大人用SSを履くとどうなる?

ジュニア140がちょうどよい体格の子供が大人用SSを選ぶと、ウエストが大きすぎる可能性があります。

例えばarenaの場合、140のウエスト目安は54~62cmですが、メンズSSは68~72cmです。60cm前後の子供がメンズSSを履くと、水中で腰回りに隙間ができる可能性があります。

競泳水着は陸上で多少余裕がある程度でも、水中では水が入り込んでさらに緩く感じることがあります。そのため「これから成長するから大きめを買う」という選び方は、競泳水着では通常の衣服ほど適していません。

ジュニア150・160なら大人SSに近くなる?

140よりは近づきますが、完全に同じとは限りません。

ミズノではジュニア160がウエスト62~70cm、大人XS(SS)が67~73cmなので、一部の範囲は重なっています。体格によっては両方が候補になるケースも考えられます。

ただしジュニア用と成人用ではパターン設計が異なることがあるため、同じ68cmのウエストでも着用感が同じとは限りません。可能なら試着するのが確実です。

「140(SS)」と書いてある商品はどう判断すればいい?

ネット通販や中古品の商品説明では、「140(SS相当)」「140/SS」などの表記が付けられていることがあります。

この場合、最も重要なのはメーカーが実際に付けているサイズタグです。販売者が便宜的に「SS相当」と書いているだけなのか、メーカー自身が140とSSを同一表記しているのかで意味が変わります。

メーカー公式のサイズ表が確認できるなら、それを優先しましょう。商品説明にある「○サイズ相当」は参考程度に考える方が安全です。

サイズ表の数字は水着そのものの実寸ではない

もう一つ注意したいのが、メーカーの「ウエスト68~72cm」などの数字は、通常、水着を平置きして測った商品の寸法ではないということです。

これはその商品を着る人の身体寸法の目安です。水着自体は身体より小さく作られ、伸縮してフィットします。

そのため「平置きで34cmだからウエスト68cm」というように単純計算すると、競泳水着では正しく比較できない場合があります。

競泳水着には練習用とレース用でもフィット感の差がある

同じメーカー、同じSSでも、すべての競泳水着が同じ着用感とは限りません。

耐塩素性を重視した練習用水着と、レース向けの競泳水着では使用している素材や伸縮性、締め付け感などが異なります。

特に高性能なレース用水着では身体を強く圧迫するモデルもあるため、普段の練習用SSがちょうどいいからといって、別シリーズのSSがまったく同じ感覚とは限りません。

競技大会で使うならサイズ以外に公認マークも確認

大会への出場を目的として競泳水着を購入する場合には、サイズだけでなく大会規定も確認する必要があります。

競技会の種類によっては使用できる水着について規定があり、FINAから名称変更されたWorld Aquaticsの承認や、日本水泳連盟の規定に適合した水着が求められる場合があります。

単に身体へフィットするだけでは大会用として使えないケースもあるため、商品説明の公認表示を確認してください。

大人用SSとジュニア140を比較すると

比較項目 大人用SS ジュニア140
対象 小柄・細身の成人男性 身長140cm前後の子供
ウエスト目安 約67~73cm前後 約54~62cm前後
骨格の想定 成人男性 成長期の男子
股上・ヒップ周辺 成人体型を想定 ジュニア体型を想定
同じサイズか 基本的には別サイズ

メーカーによって数値は多少違いますが、この違いを理解しておけば商品選びで迷いにくくなります。

ウエストが62~67cmくらいならどう選ぶ?

成人用SSとジュニアサイズのちょうど境界付近にいる場合は、メーカーごとのサイズ表を確認する必要があります。

例えばウエスト65cmなら、ミズノの成人XS(SS)の推奨67~73cmからは少し小さく、ジュニア160の62~70cmには入ります。このような場合にはジュニア160が数値上は適合する可能性があります。

ただし成人であれば腰回りや股上の設計まで考える必要があるため、可能なら成人用でさらに小さいサイズがあるシリーズを探す、または店舗で試着して比較するとよいでしょう。

メーカーが違えばSSの基準も少し変わる

サイズ記号は世界共通の絶対的な寸法ではありません。SS、XS、Sなどの名称が同じでもメーカーによって適合範囲が異なる場合があります。

今回確認した例でも、ミズノの成人男子XS(SS)はウエスト67~73cm、arenaのメンズSSは68~72cmとなっています。かなり近いものの完全に同一ではありません。

別メーカーへ買い替えるときには、今履いている商品の「SS」という文字だけではなく、自分の身体寸法と新しい商品の公式サイズ表を照合することが重要です。

サイズ選びで失敗しにくい手順

まずメジャーでウエストを測ります。arenaでは男性用水着のウエストについて、胴の一番細い部分を測定するよう案内しています。[参照:arena公式]

次に購入予定の商品ページで、そのシリーズの公式サイズ表を確認します。そのうえで成人用とジュニア用のどちらの推奨範囲に入っているか比較します。

最後に、可能なら試着します。競泳水着では身体寸法が合っていても、素材やカッティングによって好みのフィット感が変わるためです。

まとめ|大人SSと子供140は名前が似ていても別物

大人男子用の競泳パンツSSと、子供用140は基本的に異なるサイズです。「どちらも小さいサイズだから同じくらい」と考えない方がよいでしょう。

ミズノの公式サイズ表では、大人用XS(SS)がウエスト67~73cmなのに対し、ジュニア140は54~62cmです。arenaでもメンズSSが68~72cm、ボーイズ140が54~62cmとなっており、同様の差があります。[参照:ミズノ公式][参照:arena公式]

さらに成人用とジュニア用では、想定する身体の骨格や腰回り、股上などの設計も異なる可能性があります。そのため、大人が細身だからジュニア140を選ぶ、あるいは子供が大きめだから成人SSを選ぶという場合には、ウエスト寸法だけでなく実際のフィット感も確認することが大切です。

もし通販サイトなどで「140(SS)」と表記されている場合は、そのSSがメーカー公式サイズなのか、販売店が独自に「SS相当」と表現しているだけなのかを確認してください。最終的には商品タグのサイズ表記とメーカー公式の適合身体寸法を基準にするのが最も確実です。

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