竹バットは硬式野球の練習用という印象が強いですが、軟式球を使ったティー打撃やトスバッティング、フリーバッティングでも使用できます。芯を外したときの感触が分かりやすく、金属・複合バットだけを使っていると気付きにくいミート位置のズレを確認しやすいのが大きなメリットです。
軟式用として選ぶ場合でも、商品名に「軟式用」と書かれた竹バットだけを探す必要はありません。市販されている竹バットの多くは硬式用・トレーニング用として販売されていますが、軟式球を打つ練習にも利用できます。ただし試合で使用する場合は所属リーグや大会の用具規定を必ず確認することが重要です。
一般の中学生後半から高校生・大学生・社会人が練習用として選ぶなら、まず83~84cm、880~900g前後を基準にすると探しやすいでしょう。特におすすめしやすいのは、ミズノのバンブーシリーズ、SSKのリーグチャンプBAMBOO、ゼットの竹バットです。
- 軟式野球で竹バットを使うメリット
- 軟式用の竹バットは84cm・900g前後が基準
- おすすめ1|ミズノ 硬式用バンブーバリエーション 84cm・平均900g
- おすすめ2|SSK リーグチャンプBAMBOO
- おすすめ3|ゼット 硬式木製竹バット
- 軽めが欲しいなら880g前後も選択肢
- 逆に920g以上の竹バットはどんな人向け?
- 中学生なら無理に900gを選ばなくてもいい
- 高校生・大学生・社会人なら84cm・900gが使いやすい
- 軟式球を竹バットで打っても大丈夫?
- 軟式野球の試合で竹バットは使える?
- 竹バットと普通の木製バットは何が違う?
- 芯を外すと手が痛いのはデメリット?
- おすすめの竹バット練習方法
- 重い竹バットで素振りしすぎるのは注意
- 竹バットを選ぶときのチェックポイント
- 3本から選ぶならどれがおすすめ?
- まとめ|軟式の練習用なら84cm・880~900g前後の竹バットがおすすめ
軟式野球で竹バットを使うメリット
竹バットを練習に取り入れる最大のメリットは、ボールをバットの芯で捉える感覚を身につけやすいことです。高反発の複合バットでは多少芯を外しても打球が飛ぶことがありますが、竹バットではミート位置によって打感が比較的はっきり変わります。
例えばティー打撃で毎回同じポイントへボールを置き、竹バットでセンター方向へライナーを打つ練習をすると、ヘッドの入り方やインパクト位置を確認しやすくなります。
また竹は複数の竹片を接合して作られる製品が多く、一般的な一本木の木製バットより耐久性を確保しやすいのも特徴です。大量にボールを打つ練習用として使いやすい理由の一つです。[参照:ミズノ公式・竹バットの特徴]
軟式用の竹バットは84cm・900g前後が基準
一般用の竹バットでは、84cm・平均900g前後のモデルが多く販売されています。このスペックは木製バットの感覚でしっかり振る練習をしたい人に向いています。
ただし、普段680~750g程度の軽い軟式バットを使用している人が、いきなり900gの竹バットをフルスイングするとフォームが崩れることがあります。重さに負けて身体が開いたり、バットが下から出たりするなら重すぎます。
目安として、普段のバットより100g以上重くなる場合は、最初から速球を打つのではなくティーやトスから始めると扱いやすくなります。
おすすめ1|ミズノ 硬式用バンブーバリエーション 84cm・平均900g
扱いやすさと品質を重視するなら、ミズノの「硬式用バンブーバリエーション」が有力候補です。2025年モデルでは84cm・平均900g、最大径平均64mm、素材は合竹、日本製となっています。[参照:ミズノ公式]
特徴は、ミズノのVコング02に近い形状を採用していることです。さらに先端を約20gくり抜くフルダイナ加工によってバランスを手元寄りにし、900gでも振り抜きやすく設計されています。
軟式で金属バットを使っている選手が、重い竹バットでスイング軌道やミート力を鍛えたい場合に使いやすいモデルです。
| 項目 | ミズノ バンブーバリエーション |
|---|---|
| 長さ | 84cm |
| 重量 | 平均900g |
| 素材 | 合竹 |
| 最大径 | 平均64mm |
| 特徴 | Vコング02形状・フルダイナ加工 |
| おすすめ用途 | ティー、トス、実打練習 |
おすすめ2|SSK リーグチャンプBAMBOO
価格とシンプルな使いやすさを重視するなら、SSKの「リーグチャンプBAMBOO」もおすすめです。
SSK公式では83cm・84cm・85cmを展開し、いずれも平均900g。竹の合板加工を使用した日本製で、メーカー自身も練習向けのモデルとして案内しています。[参照:SSK公式]
84cmだけでなく83cm、85cmを選べるため、自分の普段使っているバットの長さに合わせやすいのがメリットです。軟式で84cmを使用している人なら84cm、短めの操作性を重視するなら83cmという選び方ができます。
| 項目 | SSK リーグチャンプBAMBOO |
|---|---|
| 長さ | 83cm・84cm・85cm |
| 重量 | 各平均900g |
| 素材 | 竹・合板加工 |
| くり抜き | なし |
| 生産国 | 日本 |
| おすすめ用途 | 反復打撃、フォーム確認 |
おすすめ3|ゼット 硬式木製竹バット
なるべく価格を抑えて竹バットを試してみたいなら、ゼットの竹バットも候補になります。84cm前後の一般用モデルが流通しており、実打トレーニング用として選ばれる定番の一つです。
竹バットは消耗品的に大量の打撃練習へ使うことも多いため、「まず1本買ってティーやトスで使いたい」という場合には、数千円台で入手できるモデルから始めてもよいでしょう。
購入時には商品名だけで判断せず、長さ、重量、実打可能かどうかを販売ページで確認してください。同じメーカーでも素振り用・トレーニング用など用途が異なる商品があります。
軽めが欲しいなら880g前後も選択肢
900gが重いと感じる場合は、880g前後まで視野を広げると扱いやすくなります。
例えばミズノには2026年春夏モデルとして84cm・平均880gのバンブーもあります。フルダイナ加工で振り抜きやすく、900gモデルより20g軽いため、一般的な軟式バットから竹バットへ移行する際にも比較的扱いやすい重量です。[参照:ミズノ公式]
20gの差は数字だけ見ると小さく感じますが、バットでは重量配分も含めて振り心地が変わります。特にヘッド側が軽いモデルは、同じ総重量でも振り抜きやすく感じることがあります。
逆に920g以上の竹バットはどんな人向け?
ミズノでは84cm・平均920gや1000gのバンブーGF補強モデルも販売されています。[参照:ミズノ公式]
920g以上になると、通常の軟式バットと比べてかなり重く感じる人が多くなります。筋力トレーニング的な素振りや、重いバットでも身体を開かず振るための練習には使えますが、誰にでもおすすめという重量ではありません。
特に1000gモデルは日常の実打用というより、目的を決めたトレーニングとして使った方がよいでしょう。重ければ重いほどバッティングが上達するわけではありません。
中学生なら無理に900gを選ばなくてもいい
中学生の場合は体格差が非常に大きいため、一般成人向けの84cm・900gを一律におすすめすることはできません。
例えば普段82cm・700g程度の軟式バットを使用している選手に84cm・900gを持たせると、200gも重くなります。この差では通常の打撃フォームを維持できない可能性があります。
中学生なら自分の普段のバットに近い長さから選び、重い竹バットを使う場合でも短時間のティー打撃から始める方が安全です。チームの監督やコーチから指定重量がある場合は、その指示を優先してください。
高校生・大学生・社会人なら84cm・900gが使いやすい
高校生以上で普段から83~84cmのバットを使用している場合は、84cm・900g前後が最初の1本として選びやすいでしょう。
特に硬式木製バットへ近い重量で練習できるため、軟式でも「バットの重さを利用して振る」「身体の近くからヘッドを出す」といった感覚を身につける練習に利用できます。
一方、草野球で軽量複合バットを使用している選手なら、900gの竹バットを試合前の素振りだけに使うより、別日にティーやトスで練習する方がフォームを崩しにくくなります。
軟式球を竹バットで打っても大丈夫?
実打可能として販売されている竹バットであれば、軟式球を使用した打撃練習にも利用できます。硬式球に耐えることを想定したモデルなら、軟式球だからただちに問題になるわけではありません。
ただし「硬式用」という表示がある商品を軟式の公式戦で使えるかどうかは別問題です。練習で使用可能であることと、その大会の用具規定に適合することは分けて考える必要があります。
また、竹バットでも亀裂・割れ・接合部の異常が発生することがあります。異常のあるバットを使用すると危険なので、使用前に毎回チェックしてください。
軟式野球の試合で竹バットは使える?
全日本軟式野球連盟の規程では、一般的なカテゴリーについて一本木の木製バットだけでなく、竹片・木片などの接合バットも認められています。ミズノの解説でもこの規定が紹介されています。[参照:ミズノ公式・軟式用木製バットの規則]
一方、高校野球でも竹の接合バットが使用できる規定があります。[参照:ミズノ公式]
ただし大会独自のローカルルールが設定されている場合があります。公式戦で使うなら、所属連盟・大会要項・審判へ確認してください。
竹バットと普通の木製バットは何が違う?
| 比較 | 竹バット | 一般的な木製バット |
|---|---|---|
| 構造 | 竹片を接合したものが中心 | メイプル・アオダモなど一本木が中心 |
| 耐久性 | 反復練習に使いやすい | 芯を外すと折損リスクがある |
| 打感 | 硬めに感じやすい | 樹種によって異なる |
| 価格 | 比較的購入しやすい | 高品質品は高価になりやすい |
| 主な用途 | 練習・実打トレーニング | 練習から試合まで |
竹バットは特に練習量を確保したい選手と相性がよく、木製バットの芯で打つ感覚を低コストで練習したい場合にも適しています。
芯を外すと手が痛いのはデメリット?
竹バットで寒い日にボールを芯から外すと、手へ強いしびれを感じることがあります。これは竹バットを使ったことがある人が感じやすい特徴です。
ただし、このフィードバックを利用して「どこで打ったか」を把握できることも練習上のメリットです。毎回先端側で詰まっているのか、根元側なのかを自分で認識できます。
とはいえ痛みを我慢し続ける必要はありません。冬場はバッティンググローブを使用し、痛みが強い場合は練習量を調整しましょう。
おすすめの竹バット練習方法
竹バットを購入したら、最初は置きティーがおすすめです。ボールの位置を固定できるため、スイングとインパクト位置に集中できます。
例えばセンター方向へ10球連続でライナーを打ち、次に右方向、左方向と打ち分けます。飛距離ではなく「芯へ当たった打感が何球続くか」を基準にすると竹バットの特徴を活かせます。
慣れてきたらトスバッティング、緩いフリーバッティングへ移行します。いきなり速球を打つより、まずバットの重さと芯の位置を理解する方が効果的です。
重い竹バットで素振りしすぎるのは注意
900gや1000gの竹バットを使って大量に素振りすると、通常のバットとは違ったスイングになることがあります。
特に疲れてくるとヘッドが下がったり、身体が早く開いたりするため、「100回振れば良い」という練習にはしない方がよいでしょう。
例えば10~20回を丁寧に振り、その後いつもの軟式バットへ持ち替えて同じフォームを確認する方法があります。目的は筋力だけではなく、正しい軌道を保ちながら振ることです。
竹バットを選ぶときのチェックポイント
| チェック項目 | おすすめの考え方 |
|---|---|
| 長さ | 普段使用しているバットと同じか±1cm程度 |
| 重量 | 一般なら880~900g前後から検討 |
| バランス | 操作性重視なら手元寄り |
| 用途 | 必ず実打可能モデルを選ぶ |
| 素材 | 合竹・竹合板などを確認 |
| 試合利用 | 大会規定を確認 |
特に重要なのは重量です。竹バットというだけで900g以上を選ぶ必要はありません。自分が正しいフォームで扱える重量を優先してください。
3本から選ぶならどれがおすすめ?
最初の1本として総合的におすすめしやすいのは、ミズノの84cm・900gバンブーバリエーションです。フルダイナ加工で先端側を軽くし、重さがありながら振り抜きやすい設計になっています。
コストを抑えながらシンプルな竹バットが欲しいならSSKのリーグチャンプBAMBOOが候補です。83・84・85cmから長さを選べる点も便利です。
まず安価な1本で竹バット練習を試してみたい場合には、ゼットなどのベーシックな84cm竹バットから始めてもよいでしょう。
まとめ|軟式の練習用なら84cm・880~900g前後の竹バットがおすすめ
軟式野球でも、実打対応の竹バットはティー打撃、トスバッティング、フリーバッティングなどに使用できます。特に芯でボールを捉える感覚を身につけたい選手には相性の良い練習道具です。
高校生以上の一般的な体格であれば、83~84cm、880~900g前後を最初の基準にすると選びやすいでしょう。
おすすめは、振り抜きやすさを重視するならミズノ 硬式用バンブーバリエーション 84cm・平均900g。Vコング02形状とフルダイナ加工を採用した日本製モデルです。[参照:ミズノ公式]
価格とシンプルさならSSK リーグチャンプBAMBOOも使いやすく、83・84・85cmの各サイズを選べます。すべて平均900gで、メーカーも反復練習やフォーム確認に適したモデルとして案内しています。[参照:SSK公式]
一方、普段使っている軟式バットが700g前後なら、900gの竹バットはかなり重く感じる可能性があります。その場合は880g前後を選ぶ、あるいは竹バットをティー・トス専用として使い、通常のバットとの併用をおすすめします。
竹バットは「重いものを振れば飛距離が伸びる」という道具ではありません。芯で捉える技術、スイング軌道、インパクトを確認するために使うと効果を実感しやすくなります。また公式戦で使用する場合には、軟式野球でも大会ごとの用具規定を必ず確認してから使用しましょう。


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