剣道を始めたばかりの頃は、面打ちを受けた時の衝撃や痛みに驚くことがあります。特に強い面を受けた後に耳鳴りのような症状が出ると、「これは普通なのか」「続けても大丈夫なのか」と不安になる人も少なくありません。
剣道では正しい姿勢や防具の装着、打たれる側の受け方を身につけることが大切です。この記事では、面を打たれた時の痛みや耳鳴りが起こる理由、初心者が意識したいポイントについて解説します。
剣道で面を打たれると痛い理由とは
剣道の面打ちは、竹刀が面金や面布団に当たることで衝撃が伝わります。初心者の場合は首や頭の力が入りやすく、衝撃をうまく逃がせないため、より痛く感じることがあります。
特に経験豊富な先輩の打ちは、スピードや体重移動がしっかりしているため、初心者が受けると強い衝撃に感じる場合があります。ただし、上級者の打ちは本来、相手を痛めるためではなく、正確な打突を身につけるためのものです。
面の痛みを減らすためには、単純に我慢するのではなく、防具の状態や付け方、自分の姿勢を確認することが重要です。
面を打たれて耳鳴りがする場合に考えられること
面を打たれた後に「キーン」という耳鳴りがする場合、頭部への衝撃が原因で一時的に耳に違和感が出ている可能性があります。
軽い衝撃で短時間だけ起こる場合もありますが、耳鳴りが長く続く、何度も繰り返す、めまいや頭痛がある場合は注意が必要です。無理をして稽古を続けるのではなく、指導者に相談したり、必要に応じて医療機関で確認することも大切です。
剣道は精神力を鍛える競技ですが、「痛みに耐えること」と「体からの危険サインを無視すること」は違います。
面を受ける時に上を向くのは正しいのか
面を打たれる瞬間に上を向くと痛みが減るように感じることがあります。しかし、基本的には上を向いて面を受ける癖をつけるのはおすすめできません。
剣道では正しい姿勢を保つことが重要で、顎を上げすぎると首が不安定になり、逆に衝撃を受けやすくなる場合があります。
例えば、面を受ける時は軽く顎を引き、首や肩の力を抜くことで衝撃を分散できます。怖さから顔をそらしたり上を向いたりすると、防御姿勢が崩れてしまいます。
初心者が面の痛みを減らすために確認したいポイント
面の痛みが強い場合は、以下のような点を確認してみましょう。
- 面紐の締め方が緩すぎたりきつすぎたりしないか
- 面布団が頭に正しく当たっているか
- 面のサイズが自分に合っているか
- 首や肩に余計な力が入っていないか
防具が合っていないだけで、同じ面打ちでも痛みは大きく変わります。特に初心者は防具の調整が不十分なこともあるため、先輩や先生に確認してもらうと安心です。
また、打たれる時に怖がって体を固めると、衝撃を吸収できません。リラックスして構えることも大切な技術の一つです。
先輩の強い面が怖い時の稽古での伝え方
尊敬している先輩だからこそ言いづらいこともありますが、痛みや不安を伝えることは失礼ではありません。
例えば「まだ慣れていなくて面の受け方を練習したいので、少し加減を教えていただけますか」と伝えることで、相手も状況を理解しやすくなります。
経験者は初心者を強くするために稽古をしています。正しく伝えることで、より良い練習相手になってくれるはずです。
まとめ
剣道を始めたばかりの時期に面の痛みを感じることは珍しくありません。しかし、耳鳴りが出るほどの衝撃を繰り返し受ける場合は、我慢するだけではなく原因を確認することが大切です。
上を向いて避けるよりも、正しい姿勢、防具の調整、力を抜いた受け方を身につけることで、徐々に面への恐怖や痛みは減っていきます。
剣道は長く続けることで技術も楽しさも深まる競技です。体のサインを大切にしながら、安全に稽古を続けていきましょう。


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