サッカーの国際大会では、政治的な問題や組織間の対立によってボイコットの可能性が話題になることがあります。もしUEFA加盟国がFIFAワールドカップをボイコットするような事態になった場合、日本代表やアジア勢にどのような影響が出るのか気になる人も多いでしょう。
この記事では、UEFAが大会参加を見送った場合に考えられる影響、日本代表の扱い、欧州クラブ所属選手への影響などを整理して解説します。
UEFAがW杯をボイコットした場合でも大会自体は開催できるのか
FIFAワールドカップはFIFAが主催する大会であり、UEFAはヨーロッパ地域を管轄する大陸連盟です。そのため、UEFA加盟国が参加を辞退したとしても、制度上はFIFAが大会を開催すること自体は可能です。
ワールドカップにはAFC(アジアサッカー連盟)、CAF(アフリカサッカー連盟)、CONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)、CONMEBOL(南米サッカー連盟)、OFC(オセアニアサッカー連盟)など複数の地域連盟が参加しています。
そのため、UEFAだけが不参加となった場合でも、他地域の代表チームによって大会が行われる可能性があります。
日本代表はAFC枠として通常通り出場できる可能性が高い
仮にUEFAがボイコットしても、日本代表はAFC所属の代表チームです。そのため、AFCが大会参加を続ける場合、基本的には従来通りワールドカップ出場を目指すことになります。
例えば、アジア予選が通常通り開催され、日本代表が出場権を獲得した場合、UEFAの対応とは別に日本は本大会に参加する形になります。
ただし、FIFA全体の判断や大会形式の変更などが発生すれば、予選や出場枠に影響が出る可能性はあります。
ヨーロッパ組の日本代表選手への影響
日本代表にはヨーロッパのクラブでプレーする選手が多くいます。そのため、UEFA加盟国のクラブ事情によっては、日本代表にも間接的な影響が出る可能性があります。
ただし、UEFAがボイコットすることと、欧州クラブが日本人選手の代表活動を認めないことは別の問題です。
通常、代表選手の招集はFIFAの国際ルールに基づいて行われます。FIFA公認大会であれば、所属クラブは選手を代表活動へ送り出す義務があります。
ヨーロッパ組が参加できない場合、日本代表はどう戦うのか
もし極端な状況として、欧州クラブ所属選手がワールドカップに参加できなくなった場合、日本代表は国内組を中心とした編成を迫られる可能性があります。
その場合、Jリーグ所属選手や他地域でプレーする選手の重要性が高まります。過去にも国際大会では、予期せぬ事情によってメンバー構成が変化した例があります。
ただし、現在の日本代表は海外組への依存だけではなく、Jリーグにも高い能力を持つ選手が存在するため、必ず大幅に弱体化するとは言い切れません。
ヨーロッパ組がJリーグへ戻る可能性について
UEFAのボイコットが発生したからといって、すぐに欧州所属選手が一斉にJリーグへ復帰するという状況になる可能性は低いです。
選手にはクラブとの契約があり、移籍には双方の合意が必要です。また、欧州リーグ自体が通常開催されている場合、選手が日本へ戻る理由は限定的になります。
一方で、国際情勢や大会運営の変化が長期化すれば、選手の所属先やキャリア選択に影響する可能性はあります。
W杯で重要なのはボイコットよりもFIFAの判断
国際大会では、一つの地域連盟の動きだけでなく、FIFAがどのような決定をするかが大きなポイントになります。
もしUEFAが不参加となる場合でも、FIFAが大会方式を変更するのか、代替措置を取るのかによって各国代表への影響は変わります。
そのため、日本代表について考える場合も、単純に「欧州勢がいないからこうなる」と決めつけるのではなく、FIFAやAFCの公式判断を見る必要があります。
まとめ|UEFAボイコットでも日本代表は基本的にAFCとして判断される
UEFAがワールドカップをボイコットした場合でも、日本代表はAFC所属チームとして扱われるため、AFCが参加を続ける限り基本的には通常通り出場を目指すことになります。
欧州組の選手については影響を受ける可能性がありますが、代表招集のルールやFIFAの判断によって状況は変わります。
現時点では仮定の話になりますが、国際大会では各地域連盟の動きだけでなく、FIFA全体の決定が最も重要なポイントになります。


コメント