大相撲の床山は理容師免許が必要?給料や所属部屋、力士の髪の手入れまで解説

大相撲

大相撲を支える裏方の仕事の一つに床山があります。力士の特徴でもある大銀杏(おおいちょう)などの髪型を整える重要な役割ですが、床山になるためにはどのような資格が必要なのか、給料はどこから支払われるのか、また力士は毎日髪を洗うことができるのかなど、意外と知られていない部分があります。この記事では、大相撲の床山の仕事内容や制度、力士の髪の管理について詳しく紹介します。

大相撲の床山とはどんな仕事なのか

床山とは、力士の髪を結う専門職で、大相撲に欠かせない存在です。特に十両以上の関取が結う大銀杏は高度な技術が必要で、力士一人ひとりの髪質や頭の形に合わせて美しく整えます。

力士の髷(まげ)は単なる見た目のためだけではなく、大相撲の伝統や格式を象徴するものです。床山は長年の経験と技術によって、その伝統を守っています。

床山は日本相撲協会に所属する職員のような立場であり、一般の理美容店で働く理容師とは異なる専門的な職種です。

床山になるには理容師免許が必要なのか

床山になるために、理容師免許が必ず必要というわけではありません。日本相撲協会の規定によって採用され、相撲部屋に所属して修業を積みながら技術を身につけていきます。

ただし、髪を扱う仕事であるため、理容に関する知識や技術を持っている人もいます。一般の理容師経験者が床山になるケースもありますが、相撲の髷結いには通常の理容技術とは異なる専門的な技術が求められます。

例えば、大銀杏は力士の激しい動きでも崩れにくく、美しく見えるように結う必要があります。そのため、床山は独自の修業期間を経て一人前になります。

床山は各相撲部屋に必ず一人いるのか

床山は各部屋に必ず一人配置されているわけではありません。所属する床山の人数は相撲部屋の規模や力士数によって異なります。

複数の部屋の力士を担当することもあり、必要に応じて部屋を訪れて髪を結います。特に関取が多い部屋では、床山の仕事量も多くなります。

また、床山には階級があり、経験年数や技術によって特等床山、1等床山などに分けられています。長年経験を積んだ床山ほど、高い技術を持つ職人として評価されます。

床山の給料はどこから支払われるのか

床山の給料は、日本相撲協会から支給されます。床山は力士のように番付に載る競技者ではありませんが、相撲協会に所属する職員として扱われます。

給与は経験や階級によって異なり、長く務めて技術を磨いた床山ほど待遇も上がります。力士の髪を結うという専門性の高い仕事であり、相撲文化を支える重要な職種です。

また、床山は巡業や本場所にも同行し、多くの力士の髪を整えるため、相撲界の中でも欠かせない存在となっています。

力士は毎日髪を洗うことができるのか

力士は基本的に髪を洗うことができます。ただし、力士の髪型は毎日結い直す必要があるわけではなく、髷を保つために油や整髪料を使用しています。

特に本場所中などは、床山が結った髷を長時間維持する必要があります。そのため、髪を洗うタイミングや方法には力士それぞれの工夫があります。

例えば、稽古で大量に汗をかいた力士は洗髪しますが、髷を崩した後は再び床山に結い直してもらいます。力士と床山は、髪の管理を通じて密接な関係を築いています。

まとめ:床山は大相撲の伝統を守る専門職

床山は単に髪を整えるだけではなく、大相撲の伝統的な髪型を未来へつなぐ職人です。理容師免許が必須ではありませんが、長い修業によって高度な技術を身につけています。

また、床山は各部屋に必ず一人いるわけではなく、日本相撲協会に所属して複数の力士を支えています。給料も協会から支給され、力士が土俵で力を発揮するための重要な役割を担っています。

普段は注目される機会が少ない床山ですが、力士の姿を完成させる大切な存在であり、大相撲の魅力を支える裏方の職人と言えます。

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