野球では、先発投手が早い回で降板した場合や、複数の投手が失点した場合に「誰が負け投手になるのか」と疑問に感じることがあります。
特に序盤で大量失点した試合では、最初に打たれた投手と、その後に失点した投手のどちらに敗戦投手が付くのか分かりにくいものです。この記事では、プロ野球における負け投手の決まり方について、具体例を交えながら解説します。
負け投手になる基本的な条件
野球の負け投手は、単純に「一番多く失点した投手」や「最後に投げた投手」が選ばれるわけではありません。
敗戦投手になるのは、基本的にその投手が登板している間に相手チームに勝ち越し点を許し、その後自分のチームが同点や逆転できなかった場合です。
つまり、試合の勝敗を決定する原因となった失点を記録した投手に負け投手が付くことになります。
先発投手が早く降板した場合の考え方
例えば、先発投手Aが1回裏に2点を失い、その後チームが0対2のまま負けた場合は、先発投手Aが敗戦投手になります。
その後に登板した投手Bが追加点を許したとしても、投手Aが許した失点によるビハインドを最後まで取り返せなければ、投手Aに負けが記録されます。
一方で、投手Aが降板した後にチームが一度逆転し、その後に投手Bが打たれて再びリードを許した場合は、投手Bが敗戦投手になる可能性があります。
序盤で7対1になった試合の場合の負け投手
例えば、1回裏にオリックスの投手が2点を失い、その後交代した投手が2回に5点を失って、2回終了時点で7対1になったケースを考えます。
このまま試合が終了した場合、ポイントになるのは「どの投手が投げている時に勝ち越し点を許したか」です。
もし試合開始時点で0対0から、最初の投手が2失点して降板し、その後の投手が追加で5失点した場合、最初の投手が投げている間に相手にリードを許しているため、通常は最初の投手が敗戦投手になります。
ただし、公式記録では投手交代のタイミングや、その後の得点経過によって判断されるため、最終的な記録員の判断が入ります。
勝ち投手・負け投手を決める公式記録の仕組み
プロ野球の勝敗投手は、公式記録員が公認野球規則に基づいて決定します。
負け投手は、相手チームがリードを奪った時点で投げていた投手に付くことが基本です。そのため、失点数が少ない投手でも敗戦投手になる場合があります。
例えば、1点差の試合で1失点した投手が負け投手になり、敗戦が決まった後に登板した投手が何点失っても、その投手には負けが付かないケースがあります。
投手交代が多い試合で確認するポイント
複数の投手が登板した試合では、「誰が何点失ったか」だけを見ると混乱しやすくなります。
確認するときは、以下の流れを見ると分かりやすくなります。
- どの投手が登板中に相手がリードしたか
- その後、自チームが同点や逆転したか
- 最後に勝敗が決まった時点で誰が責任投手になるか
この流れを追うことで、投手成績表を見た時にも勝敗投手の理由が理解しやすくなります。
まとめ
野球の負け投手は、単純に失点が多かった投手に付くわけではなく、試合の勝敗を決めるリードを許した投手に記録されるのが基本です。
序盤に先発投手が失点して降板し、その後の投手も追加点を許した場合でも、最初に相手へリードを与えた投手が敗戦投手になるケースは多くあります。
投手交代が多い試合では、失点数だけではなく「いつリードを許したのか」を見ることが、負け投手を理解するポイントです。


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